SEED-クレしん_17-小ネタSS詰め合わせ_03

Last-modified: 2010-05-02 (日) 01:55:19
 
 

改造は男のロマン。だゾ(作者:17代目スレ129氏)

 

ギル 「デスティニーの改造プラン……?」
シン 「はい」
ギル 「ふむ……両腕に内蔵されたビームシールドを取り外してその箇所に追加武器、か。
    しかしこれでは防御力がガタ落ちだが?」
シン 「わかっています」
ギル 「しかもこの追加の兵器案は新技術ばかりで不安要素が多い。それは?」
シン 「……覚悟の上です」
ギル 「何故だね?シン、君はなぜこのプランにこだわる?」
シン 「それは……男のロマンだからですッッ!

 

ギル 「……ッ!うむ、君の右脇腹の浪漫回路確かに見届けた!よろしい、デスティニーの改造を許可するッ!」
シン 「あ、ありがとうございます議長!」

 

 ヨウランとヴィーノの協力を得てシンは暇さえあれば地下格納庫に出向き、デスティニー改造作業に取り掛かった。
 失敗と成功を積み重ねて試行錯誤しつつ数ヶ月後……ついに新たなデスティニーが完成したのだった。
 今日はその稼働実験だ。しんのすけやルナ、ステラが遠巻きにシンが乗り込んだデスティニーを見物していた。

 

しん  「う~ん……見た目はいままでのデスティニーと変わらないゾ」
ルナ  「どこが違うのかしら?」
ステラ 「あ、標的の無人戦闘機がでてきた」
ヴィーノ「いいかシン、エネルギーの配分に注意しろよ。いきなりMAXまで上げたらドカーンだぜ?」
シン  「分かってるさ。さあ……いくぜ新兵器!」

 

 言うなりシンはライフルと盾を捨てた。そして両腕を折りたたんで前に出す。
 そうボクシングのガード、ピーカブ―スタイルのように!

 

ルナ (ええ?なんで武器を捨てて丸腰になるのよ)
ステラ(シールドを張る……?)
しん (いや違うゾ!オラにはわかる、このポーズは!)
シン 「アァァァクショオォォォォン!ビィィィィィィムゥゥゥゥッッッ!!!」

 

 なんと!デスティニーが合わせた両腕からビームが発射されたではないか!
 ビームをまともに受け撃ち落される標的たち。

 

シン  「や、やった!アクションビームの完成だァ!」
ヨウラン「でかしたシンッ!」
シン  「ありがとうみんな……お、俺たちは遂に男の浪漫を成し遂げたんだあ!うおおおおおおおッ」

 

ルナ  「な、なによこれ?くだらな~い……」
ステラ 「すごーい!シンすごい!シンよくがんばったよステラ……ぐすっ感動しちゃったあ」
ルナ  「え」
しん  「シン兄ちゃんえらい!オラもアクションビーム撃ってみたいゾ~♪」
ルナ  「え?ええ?だ、だってたかがビームでしょ?
     それに射程距離も短そうだしあんな非実用的なの実用化しても……」
しん  「わかってないなあルナおねいさんは。理屈じゃないんだゾ理屈じゃあ」
ステラ 「ルナって夢がないよね」
しん  「ね~?」
ルナ  「な、なによう!私が悪いっていうの!?」

 

 男の浪漫と女の超現実的思考は、基本的に相容れないのであった。

(作者:17代目スレ133氏)

 

ルナ 「えーと、買うものは洗剤に歯磨き粉に……それと」
みさえ「ルナちゃんこれこれ」
ルナ 「あっレノ○!そうそうこれも詰め替え用たくさん買っておかないと。
    ひろしさんのくつ下とか、普通に洗濯しただけじゃあ臭いがなかなかとれないですもんねー」
みさえ「ま、まあそれもあるけど……でもそれと」
ルナ 「え?それと」
みさえ「最近洗濯機の中に入ってるシン君の衣類がちょっと、なにかとシンナー臭くて……」
ルナ 「あ……す、すいませんすいません!うちのシンのせいでとんだ迷惑を……!」
みさえ「え?あ、いいのよ~家族なんだしこれくらいは別に」
ルナ 「すいませんほんとに……うう~もうシンの馬鹿~!気をつけてよねえッ
    こういうとき私が肩身の狭い思いするんだからあ~~」

 
 

 ~その頃野原家ではシンがいつものごとくガンプラ作りにいそしんでいた。

 

シン 「うわっと!うえ~服の上に塗料こぼしちまったー」
しん 「シンにいちゃんったらドジですなー」
ステラ「シンくちゃーい」
シン 「う~ま、いいか。とりあえずぱぱっと脱いで洗濯機の中へ服をぽーい!違う服に着替えてー
    さあガンプラ作りの続きすんぞ~~!」

 

 とまあこんな感じで。ルナマリアの陰の苦労なんかこれっぽっちもわかってないシンであった。

(作者:17代目スレ136、139氏)

 

イザ―ク「ふ……食欲の秋とはよくも言ったもの。秋になるとこうまで食い物に困らなくなるとはな」
二コル 「他人の庭の柿とかミカンとか勝手にとらないでくださいよイザーク……ドロボーですよそれ」
イザ―ク「俺は他人の木に成ってるものを手でとったりはしてないぞ。落ちてきたものをだな………石破天○拳!」
二コル 「あ」
イザ―ク「拾い食いしてるだけだ」
二コル 「じ、自分で落としてるじゃないですか! なんかこう手のひらから気っぽいもの飛ばしてッ」

 

カガリ 「話は聞かせてもらった!柿にミカンの窃盗容疑でタイ―ホするッ」
イザ―ク「いかん!逃げるぞ二コルッ」
二コル 「ええ?な、なんで僕まで!?」
イザ―ク「じゃあ差し出すか。実はこいつがやれと俺に命令したのだ」
二コル 「はあ―――!?」
カガリ 「そうなのか!」
二コル 「違いますッ!」
イザ―ク「よし今のうちに……」
二コル 「あっ!ずるいイザ―クまってくださいよォ!」
カガリ 「こらまてー!」

 

シン  「……あいからわず楽しそうにやってるなあ。あの人たちは」
しん  「オラ柿やミカンよりチョコビの方がいいなー」

 
 

 同じ頃、某所では……

 

????「ん、今小宇宙(コスモ)を感じた……」
ロベルト「リボンさん、今回はコレだけオナガイシマス」
????「はい、じゃあちょっと下がって下さい……ペガサス流○拳!!」
ロベルト「オオー!!あれだけのゴミがペットボトルに収まるほどの灰に!!
     マサシク!東洋の神秘!!ニンジャデース!!」
隣のおばさん「いつも有り難うね。はいこれ今回のお代金、おつりは良いわ取っといて」
????「そんな!千円札なんて!基本の技二発分じゃないですか!」
おばさん「良いから良いから。
     大体あんたの場合家庭で出るゴミなんてその基本の技で全部処理できちゃうから儲からないでしょ」
????「はぁ……じゃあ、ポイント二回分押させていただきます」

 
 

????「……500円は貯金しよう。
     そしていつか! この貯金で隠し財産のある場所に行って! もう一度ソレスタル・ビーイングを!!」

正義の味方・ルナマリア?だゾ(作者:17代目スレ147氏)

 

シン 「俺さあ……昔からバイク持ってたんだよな。免許もあるし」
しん 「そういやあったね」
ルナ 「の、わりには毎朝幼稚園のバス追いかける&通勤はシン愛用のママチャリ(デスティ二ー号)だけどね~」

 

シン 「誰のせいだ誰のォ!ルナがいつもいつも俺のバイクで先にミネルバ行っちまうから俺が使えねーんだろォ!?」
ルナ 「いーじゃないあんた若いんだから自転車でも」
シン 「よくねぇよ!俺だってたまにはバイク通勤で楽したいんだ!俺のバイク返せッ」
ルナ 「ん~~……悪いけど。それはちょっと無理」
しん 「ほう?そりゃまたどうして」

 

 しんのすけが聞くとルナマリアは(シンの)バイクにひらりと飛び乗り、ヘルメットを被ってサングラスをかけた。

 

ルナ 「こう見えても私、ときどきこのバイクで正義の味方してるのよ♪」
シン 「はい?」
しん 「サングラスでバイクで……」
シン 「名前がルナというと……月○仮面?」
ルナ 「なにそれ?まあとにかくこのバイクで時々ひったくりの現行犯を捕まえたりとかしてるのよ。だから……」
しん 「どーこーのだ~れかはーしーらなーいけ~れ~ど~♪だ~れも~が知ってる謎のひ~と~…てやつ?」
シン 「○光仮面のおばさんは~。せ~いぎ~の味方よ、よ~いひーとよ~~♪」
ルナ 「おばさん言うな!(シンにヘルメット投げた)」

 

 ぱかーん!

 

シン 「いてェ!?」
しん 「口は災いのもとですな」
ルナ 「ふんだ!シンにはもうバイク返してあげない!」
シン 「ひ、ひでえ……お、俺のバイクぅぅぅ……」

クレ種名作劇場?だゾ(作者:17代目スレ149氏)

 

ステラ「シンどうしよう……お金足りないよ」
シン 「俺の手持ちと合わせても全然届かないか……しょうがない諦めるしか……」
ステラ「寒いよ~お腹すいたよ~」
シン 「年末だというのにせちがらいなあ…はあ~」

 

二ール「おいそこの種死前半主人公に前半ヒロイン。困ってるみたいだな」
シン 「あ……ロックオンさん」
二ール「これで……足りるか?」
ステラ「わ、お金」
シン 「ロックオンさんこれは……!」
二ール「困ったときはお互い様、だろ?ほら言うじゃないか。1人はみんなのために、みんなの物は俺のもの」
シン 「ジャイア○入ってますよそれ」
二ール「まあとにかくだ。これで金は足りるはずだろ? 年末だからってシケてないでいっちょ景気よくいこうかッ」
シン 「は、はい!よしステラッ店に入るぞッ」
ステラ「うぇーい♪」

 
 

「たのもー!この三人分のお金でそこのPGダブルオーライザーを1個くださいな!」

 
 
 

ひろし「ううっこの『1個のPGダブルオーライザー』はいつ読んでも泣けるぜえ……!」
しん 「そお~~~?」
ルナ 「『1杯のかけ○ば』の感動秘話には遠く及ばないような」
むさえ「まあここ春日部だから」

 
 

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