SEED-IF_94 ◆4x1/ER9Heo氏_第00話

Last-modified: 2008-01-22 (火) 14:03:47

GUNDAM SEED -褐色の破壊者- Brownish Buster

 

久しぶりに研究室から寮に帰る事が出来た。
教授が新しいアーキテクチャを思いついたという話で、オレやキラ辺りは研究室に缶詰にされてた。
んで久しぶりに帰ってみたら郵便受けとメールボックスがすごい事になっていたってわけ。
「…………ん?」
その中の一通。
差出人は親父、つまりプラント評議委員タッド・エルスマン。
正直な話、ここに来た当初も親父の肩書きのせいでずいぶんと苦労したもんだ。
最近ようやく、キラとかサイ辺りとは普通に話せるようになってきたけど。
親父からのメールの内容は簡潔ではあった。
すぐにこのヘリオポリスを出てプラントに戻る事。
理由も何もなくただこれだけ。
「なに考えてんだ?」
不審にも程がある。さらにご丁寧にもメールにはシャトルの予約席が添付してある。
確かに、地球とプラントの関係は最近さらに険悪になって来ているが、
ここは中立コロニーのヘリオポリスだ。
プラントの偏狭のコロニーよりはよっぽど安全なんじゃなかろうか。
シャトルの期日は明日の午前。

 

しかし、明日の昼は重大なイベントが待っている。
キラやサイ、フレイやミリアリアと言った面々と久々に一緒に食事が出来るのだ。
「………ま、考えるまでもないよな」
論文の提出期限が迫っていると適当に言い訳をして返信しておいた。

 

ついでにチケットはネットオークションに出したら速攻売れた。
明日の軍資金も出来たし、久々のソファでないベッドでの安眠時間をこれ以上削るのは、
勿体無いのでさっさと寝る事にする。

 

さて、夢の中では少しでもアイツとの距離が近いといいね。

 
 
 

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