Seed-Crayon_3-573_1

Last-modified: 2008-06-18 (水) 20:17:51

機動新世紀クレ種X・前編
  
ジョージ・グレンD.O.M.E(以下DOME)「シン・アスカ」
シン 「はい」
DOME 「君は野原一家と出会い、初めて他人のために自分の力を求めたね。
    『他人のために強くなりたい』とすら思ったろう?」
シン 「皆と生きる未来を、悲しい時代にしたくなかったから…」
DOME 「今も、自分の力を認めているかい?」
シン 「仕方のないことだと思う。でも…出来ることなら、普通の人間として暮らしたい」
DOME 「ならば、『コーディネイター』『seedを持つもの』という言葉を捨てればいい。それで願いは叶うはずだ」
 
………
……

 
DOME 「これで、『コーディネイター』『seedを持つもの』と呼ぶべき者は、この世界にはいない。
    そして、僕も元いた場所に帰る」
キラ 「ま、待ってくれ! これほどまでの力を見せながら!」
ラクス「行かないでください!『コーディネイター』『seedを持つもの』が無ければ、わたくし達はどうなりますの!?」
ひろし「やめねぇか!」
キラ 「むっ?」
ラクス「うっ!」
ひろし「そんなモノは無かったんだよ!始めから…そうだろう、シン」
シン 「…はい!」
DOME 「しんのすけ、シン、ひろし、みさえ、ひまり、それにみんな…! 古い時代は、これで終わりだ」
 
………
……

 
キラ 「さぁ、やろう!ラクス!」
ラクス「私たちのの世界に栄光あれ!」
 


 
キラ 『待って、ラクス』
ラクス「えっ?」
キラ 「あれを見て」
 
(近くに議長率いるザフト軍と、カガリ率いるオーブ艦隊が)
  
ラクス「フフフッ。作戦変更ですわ…」
 
(ストライクフリーダム、両艦隊に全砲門をを向ける)
 
カガリ「ど、どういう事だ!? 戦闘は一時中断のはずではなかったか!?」
しんのすけ(以降しん)「あっ! あれはぁ!」
ひろし「なんということだ!」

ギル 「謀ったな、オーブ軍!主砲回頭!目標、敵旗艦!」
オーブ軍オペレーター 「敵旗艦、こちらに砲口を向けています!」
カガリ「何ぃっ!?」
 
(ストフリ、ザフト旗艦に砲撃)
 
ギル 「ナチュラル共め!」
ザフト軍オペレーター 「高エネルギー体、接近!!」
ギル 「何っ!?うわぁぁぁぁっ!!」
 
………
……

 
カガリ「でかしたぞ。あの二人か」
ラクス「フフフ…」
 
(ストフリ、今度はカガリの乗るクサナギに砲身を向ける)
 
カガリ「バ、バカな?味方だぞ!!」
オーブ軍兵士「ひぃっ!! ひぃぃっ!!」
カガリ「うわぁ……っ!」
 
………
……

 
キラ 「やったね、ラクス」
ラクス「勝利者はギルバートでもカガリでもありません。わたくし達です…むっ?くっ!」
 
(ストフリに向かってくるダブルカンタムエックス)
 
しん 「おまえらぁぁぁっっ!! いっぱい死んだんだゾ!みんなも!カガリ姉ちゃんも!」
シン 「なぜ沈めた!? 味方の船まで!!」
ラクス「彼らはここに来てなお、『seedを持つもの』『コーディネイター』に拘っっていました。だから殺しましたの!」
キラ 「そういう愚民は、僕らにとって天敵だからね。もちろん、君達も同じだよ」
しん 「お前達も『D.O.M.E』に触れたんだろ。おかしいゾ」
ラクス「そんな妄言!」
シン 「くっ!みんな!」
 
(カンタムの元に駆けつけるみさえとひろしのガトル、アスランの∞ジャスティス、ルナマリアのインパルス)
 
キラ 「ラクス!」
ラクス「最後の最後まで邪魔をしてくれますわね!むっ?」
 
(ストフリに接近するアークエンジェル&エターナル)
 
キラ 「やっと後続部隊が突破して来たか」
ラクス「奴らの相手には丁度いいですわね」
キラ 『命を捨てて阻め!』
 
(カンタム、ストフリを追いかけるもMS群に阻まれる)
 
シン 「待てっ!ぐわぁっ!」
しん 『しんにぃちゃん!!』
 
ひろし 「シン!」
シン  「奴らは、血のバレンタイン以上の悪夢を再現しようとしている!」
アスラン「何だって!?」
ひろし 「だったらボサッとしてんじゃねぇ!」
みさえ 「『過ちは繰り返さない』! でしょ!」
ルナ  「ここは私達に任せて!」
アスラン「早く!あいつを止めてくれ!」
しん  「分かったっゾ!」
ひろし 「頼んだぞ!シン、しんのすけ!」
 
………
……

 
キラ 「さぁ、やろう、ラクス! 僕達の時代の幕開けだ」
ラクス「マイクロウェーブ、照射!」

(ストフリに月からマイクロウェーブが照射される。と、その時…)
 
キラ 「むっ!?なんなんだ、あのぶさいくなMSはっ!」
ラクス「あれは! ダブルカンタムエックス!」
 
シン&しん「過ちは、繰り返させない(ゾ)!!」
 
(ストフリに照射されたいてたマイクロウェーブが、今度はカンタムに照射される)
 
ラクス「バ、バカな!! レクイエム送電システムはこちらの手中にあるはず!!」
キラ 「うっ! ラ、ラクス!!」
ラクス「ダブルカンタムエックスを撃ちます!」
キラ 「でも、チャージが!」
ラクス「構いません、撃ちなさい!」
 
(両者、発射体勢に)
 
シン 「しんのすけ…これでお別れだ。脱出しろ」
しん 「そんなの、ずるいぞ!シン兄ちゃんだけ置いてオラ、逃げれない!」
シン 「困らせないでくれ、しんのすけ…お前たちは、ここの世界の人間じゃない。
    ケリは俺たちがつけなきゃいけないんだ…
    いろいろありがとな、ひろしさん、みさえさん、ひまわり、シロによろしくな…たのしかったよ、本当に」
しん 「兄ちゃん…死ぬ気なの?」
シン 「俺が死ぬわけないだろう?…そうだ、帰ったら嫌がってたアクション仮面ごっこやってやるから」
しん 「ぜったいだそ!うそついたら許さないゾ」
シン 「ああ、約束だ…じゃあな」
しん 「うわっ!!シン兄ちゃんー!約束、約束だゾ」
 
(後部座席から射出されるしんのすけ)
 
シン 「ごめんな、しんのすけ。初めておまえにうそついちゃって…」
 
(ストフリとダブルカンタムエックスの大出力ビームが交差する)
 
ラクス、キラ「うわぁっ!!」
シン 「マユ、今いくよ…待たせて悪かったな…」
 
 
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