逆襲日記 紙片 2枚目
「ミネルバのMSをまとめて2で割った感じだな。これボツなのか?」
「ああ。何も考えずないで適当にやったから色々無理だ。それに……」
「ヴィーノ、ちょっと見せて。……ってこれ、明らかにインパルスが割られてるじゃない」
「ったく、俺は運送屋じゃないってのに。しかもフリーダムなんてどんな嫌がらせだ」
「なんだこのMSは――モニターが……」
ほいほい盗まれる訳にもいかないからな。それに、必要も無い」
「まさか本当にやるとはっていう感じだよね」
「アンタが言うな。」
「あら、同じMSでもシンが乗ってる機体はすぐ分かるわよ?」
「なんだと?!」
「整備班に怒られたからな! 消耗品じゃないってっ」
「当たらなきゃどうってことないんだから!」
「バカ! それは当たらない奴が言うんだよっ ルナ! いいから戻れ」
「旧型とはいえMS一機を好き勝手できるとかどれだけ優遇されてるんだ?」
「知るかよ。お陰でテストし放題なんだからいいだろ。……問題色々あるけど」
「確かに。でも、一発撃って即バッテリー切れってどうよ……」
「馬鹿な! 核動力機だぞ!? それが何で急に
「やられたな。まさか、
「まだだ……まだ、もう少し……時間は、あるっ」
「――ドゥームとフォーチュン」