azan_OO_03

Last-modified: 2014-03-09 (日) 17:11:20
 
 

アバン
◎刹那vsグラハム。モニター越しにエクシアを見つめるグラハム。
グラハム「また君に出会えようとは・・・乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられないなァ!!!」
刹那「高出力で押すか・・・・舐めるなッ!!」

 

◎GNソードでフラッグを払う。さらに、切り掛かろうとするエクシア。
グラハム「圧倒されただと!?・・・しかし!その大きな得物では当たらんよ!」

 

◎GNソードを避けるフラッグ。
刹那「避けた!?」

 

◎フラッグ、リニアライフルを連射。回避するエクシア
刹那「この程度の射撃・・・退けッ!」

 

◎エクシア、ビームサーベルでフラッグのライフル破壊。
グラハム「ビームサーベルだと!?・・・クッ・・・」
刹那「・・・・撤退したか・・・・」

 
 

Aパート
◎アザディスタン王国。時刻は夜。都市部ではあちこちに煙が。
寺院にいるマスード・ラフマディ。ノックが聞こえる。
ドアを開けると、質素なドレスに身を包み、スカーフで髪を覆ったマリナ。

 

◎マリナとマスード、テーブルに座って会話。
マスード「そうか・・・また外交へ・・・」
マリナ「これ以上、改革派と保守派の争いが続くと、CBの介入を許してしまいます・・・。」
マスード「この国を救うには太陽光発電システムが必要・・・。」
マリナ「保守派の人達を刺激してしまいますが、私がこの国を出ている間、宜しくお願いします・・・。」

 
 

◎ユニオンMSWAD 格納庫
ビリー「いやはや、本当に予測不能な人だよ君は」
グラハム「ライフルを失った。始末書ものだな」
ビリー「その心配はないよ。今回の戦闘で得られたガンダムのデータは、フラッグ1機を失ったとしてもおつりが来る。それに・・・」

 

ビリー、ミッションレコーダーを再生。
「何者だ!?」「君の存在に・・・」と先の戦闘での会話が流れる。

 

ビリー「パイロットの声や、接触時に付着した塗料から足取りをつかめるかもしれないしね」
ハム「それにしても若かったな…あのパイロットは。動きに感情が乗っていた。」
ビリー「あんなオーバーテクノロジーの固まりに乗ってるのが、若いパイロット?まさか。」

 

◎ユニオン経済特区 東京 JNN本社
イオリアについて調査中の絹江。
絹江「イオリア・シュヘンベルグ…21世紀の後期に出現した希代の発明王。太陽光発電の基礎理論の提唱者……」
(公に姿を見せず、血縁も彼の代で途絶えている……
でも、この人物がソレスタルビーイングを創設したならうなづける。才能的にも、資金的にも。
・・・・それにしても、どうして200年以上たった今、彼らのは動き出したの?)

 
 

◎太平洋。トレミー。帰投した刹那。
ロックオン(通信)「エクシア、視認した」
アレルヤ(通信)「着艦準備開始。下部コンテナ、オープン」

 

刹那「エクシア、着艦する。」
◎エクシア着艦。コンテナハッチ閉められる。

 

アレルヤ(通信)「着艦完了。エクシアのGNドライブ、トレミーとの連結作業開始」
ロックオン(通信)「エネルギー、エクシアからトレミーへの転送準備完了、転送を開始する。」

 
 

◎格納庫。カレルを操作して整備をしているクリスとフェルト
クリス「刹那ったら、先に帰投したって聞いたのに、一番遅く帰ってくるなんて。フェルト。エクシアの整備はあたしがやっとくわ。損傷もほとんど無いみたいだし。」
フェルト「ううん。一緒にやった方がクリスも早く休めるから・・・」
クリス「ありがとう。」
ハロ(オレンジ)「セツナ!セツナ!」
刹那「・・・」
クリス「ミッションおつかれさま~♪」
フェルト「(クリスの後ろに隠れて)お、おつかれさま・・・」
刹那「・・・・・・・・ああ」
クリス「ちょっとは愛想良くしなさいよ?」
刹那「・・・・・・・・」
クリス「んも~刹那といいティエリアといい」
フェルト「・・・」
クリス「(フェルトの方を向いて)・・・フェルトもあんまり怖がっちゃ駄目よ?誰に対してもああなんだから。」
フェルト「うん・・・」

 
 

◎ブリッジ。刹那が入ってくる。操舵席に座ってるティエリア。オペレーター席に座っているロックオンとアレルヤ。
ロックオン「よう、遅かったじゃないか、この聞かん坊め」
ティエリア「死んだかと思った」
アレルヤ「何かあった?」
刹那「・・・・ヴェーダに報告書を提出した。」

 

◎砲撃の所に腰掛ける刹那。
ティエリア「あとで閲覧させてもらうよ」
刹那「・・・・ああ・・・」
ロックオン「…まあ、全員無事で何よりってことで。」
アレルヤ「サードミッションもすぐに来る。・・・・折角地上に降りたんだから、少しは休暇が欲しいけどね」
ティエリア(・・・不愉快だ。重力というものは。)

 

◎トレミーのキッチン 料理中のモレノとハロ。泥酔したスメラギ。
モレノ「ファーストミッション、セカンドミッションだけで死者が200人を超えた?」
スメラギ「・・・ヴェーダからの情報よ。・・・まったく・・・ヴェーダもどうやって情報収集してんだか。・・・各国首脳から後進国の一般人のデータ、さらにはついさっき生まれた人間やついさっき死んだ人間の情報まで・・・」
モレノ「・・・その情報を律儀に閲覧しているお前もお前だ。」
スメラギ「・・・せっかくのヴェーダの力、使わないわけにはいかないでしょ・・・」
モレノ「死んだ人間の数を数える度に塞ぎ込んで酒に溺れてりゃ世話ないな。他の奴らを見習え。操舵、戦況オペレーション、砲撃、整備、ついでに料理洗濯掃除。皆自分の担当以外の仕事だってしてるんだぞ?」
ハロ(水色)「テツダエ!テツダエ!」
スメラギ「わかってるわよぉ・・・・」

 

◎第1サブブリッジ、第2サブブリッジの火気管制システムをメンテナンスするラッセとリヒティ
リヒティ「オレら実行部隊は少数で行動しろってヴェーダから言われてるけど・・・」
ラッセ「守秘義務のためだろ。代わりにハロをたくさん渡された。」
リヒティ「この戦艦、砲撃のためのサブブリッジが2つもあるんだから、もうちょっと人員増やして欲しいっす・・・」
ラッセ「緊急時にイアンのおやっさんやモレノさんが砲撃をやってくれるさ。普段はハロに任せなきゃならんが。」
リヒティ「・・・ハロじゃ限界あるっすよ・・・ハロのメンテだって楽じゃないんだから・・・」

 
 

◎支援組織に配るコンデンサのチャージ作業中のイアン。リンダと通信上で会話。
ハロ(緑)「コンデンサチャージ。コンデンサチャージ。」
リンダ「こっちのチームは粒子チャージ100%のコンデンサ、確かに受け取ったわ。第3、第4支援部隊にも送るよう、アニューに言っといてね。」
イアン「GN粒子を作れるのはガンダムの太陽炉だけだから、各アジトにも送るのもひと作業だな」
リンダ「実行部隊が動かせる太陽炉は4つしかないのがね~。第2世代の機体は粒子貯蔵タンクで動かすしかないし。」
イアン「Oガンダムとその太陽炉は上層部が持っていっちまったし・・・それより、ミレイナは元気か?」
リンダ「今年、飛び級でハイスクールに入ったわ。宇宙工学専攻よ。あなたと一緒ね。」
イアン「おいおい・・・あいつには、普通の人生を歩んで欲しいんだが。」

 
 

◎人革連 統合司令部
セルゲイ「ガンダムの鹵獲・・・ですか。 」
キム司令「ユニオンやAEUよりも先に手に入れろ。」
セルゲイ「はっ!」
キム司令「専任の部隊を新設する。人選は君に任せるが、ティエレンのチューンとガンダムの研究の為に、主席が推薦した技術顧問を配属させる。入りたまえ。」

 

◎人革連の軍服を着たリヴァイヴが入ってくる。
リヴァイヴ「本日付けで、人革連技術顧問として着任しました、リヴァイヴ・リバイバルです。」

 

◎ユニオン MSWAD本部 報告中のグラハムとビリー
MSWAD幹部「アフリカをユニオン入りさせるための戦闘が、とんでもないことになってしまったな。」
グラハム「あのような機体が存在しているとは、想像もしていませんでした」
ビリー「研究する価値があると思いますが」
MSWAD幹部「上もそう思っているようだ。ガンダムを目撃・戦闘をした君たち2人に転属命令が下りた」
グラハム「対ガンダム調査隊…ですか?」
MSWAD幹部「新設の部隊だ。正式名は、追って司令部が付けてくれるだろう」
ビリー「レイフ・エイフマン教授…技術主任を担当するんですか?!」
MSWAD幹部「上はそれだけ事態を重くみているということだ。早急に対応しろ」
グラハム「グラハム・エーカー中尉、ビリー・カタギリ技術顧問、対ガンダム調査隊への転属、受領いたしました!」

 
 

◎東京のハイスクール。教室からゾロゾロと生徒達が出てくる。
サジ「あ~あ、今度は北アイルランド紛争のレポートかぁ。工学部なのにどうして歴史の単位が必要なんだろう…」
ルイス「これからの技術革新は、軌道エレベーター保持とスペースコロニーの開発が中心となる各国との技術者との交流のためにも、歴史観を養う必要がある…って先生行ってたでしょ?」
ミレイナ「そのおかげでハレヴィさんは留学できてるですぅ!」
サジ「まあ、技術者になったら、いろんな国の人と仕事しなきゃいけないからね。」
ルイス「私と一緒にね♪」
サジ「???」
ミレイナ「・・・クロスロードさん、面白いぐらい『キョトン』としてるですぅ・・・」
ルイス「むー。ぷい。」
サジ「ど、どうしたの?急に」
ミレイナ「クロスロードさん、何してるです!こういうとき、追いかけるです!」
サジ「待ってよルイス~」

 
 

◎ユニオン領のホテルのラウンジ
留美「エージェントから伝えられていると思いますが、間もなくサードミッションです。」
アレハン「モニターを三つ用意すること勧められている。刮目させてもらうよ」

 

◎少し離れた席に座ってるリボンズとアニュー
リボンズ「リヴァイヴとヒリングはそれぞれ人革連とユニオンに行ってもらったよ。」
アニュー「リジェネはAEUに送るの?あの子"あの一件"以来貴方にたいして反抗的だから、素直に聞いてくれるかしらね?」
リボンズ「・・・・・それより、サードミッションの事だが・・・」
アニュー「南アフリカ、中米ともに鉱物資源を巡っての争い。・・・くだらない。」
リボンズ「・・・君の指輪に使われている原石も、争いの元となっている鉱物なんだよ?」
アニュー「向こうがどうしてもって言うから貰ってあげただけよ。」

 

Bパート
◎軌道エレベーター付近の人革連基地。回収されたキュリオスのテールユニット
セルゲイ「あれが、前回のセイロン島での戦闘後、回収されたパーツか。」
リヴァイヴ「モビルスーツの爆撃用オプションパーツです。材質はEカーボン。最新素材ではありますが、構造上、目新しい技術は確認されていません」
セルゲイ「搭載されていたミサイルは?」

 

◎テールユニットをくまなく調べてる研究員達。
リヴァイヴ「残留物を調査したところ、ミサイルは300kg程度の誘導タイプ。ちなみに、このタイプを開発している国やメーカーはありません」
セルゲイ「やはり、独自開発か」

 
 

◎ユニオンMSWAD基地。調査中のビリーとグラハム。
ビリー「機体の受けた衝撃度からみて、ガンダムの出力はフラッグの6倍はあると思うよ。どんなモーター積んでるんだか」
グラハム「出力もそうだが、あの機動性だ」
ビリー「戦闘データで確認したよ。やはりあの機動性を実現させているのは…」

 
 

◎人革連基地。
セルゲイ「光?」
リヴァイヴ「はい。ガンダムの機体から光る粒子のようなものが放出されていたと」
セルゲイ「・・・納得できる証言だな。」

 
 

◎ユニオンMSWAD
グラハム「あの特殊粒子は、おそらく機体制御に使われている」

 

◎エイフマン教授、ヒリングを連れて格納庫に入ってくる。
エイフマン「おそらくは、火器にも転用されているじゃろうて」
ビリー「レイフ・エイフマン教授!そちらの女性は確か・・・」
グラハム「調査隊員のリストに載っていた、ヒリング・ケアか?」
ヒリング「よろしくね♪」
エイフマン「恐ろしい男じゃ、わしらより何十年も先の技術を持っておる」

 
 

◎人革連基地
セルゲイ「イオリア・シュヘンベルグ・・・」
リヴァイヴ「・・・ソレスタルビーイングの犯行声明に登場していた歴史上の人物です」
セルゲイ「名前は知っている。太陽光発電システムの提唱者だったな」
リヴァイヴ「諜報部はその線からガンダムを追いかけているそうです」
セルゲイ「叩いて出る埃はあるまい。このパーツもそうだ。見せていい技術は使い捨てている」

 
 

◎セルゲイの端末が鳴る。
セルゲイ「私だ・・・・・・・・・そうか、わかった。(端末OFF)AEUが動き出した。天柱の防衛システム・ティエレンジィージューに向かっている。総員、第一種戦闘配置!」

 

◎ユニオンMSWAD
エイフマン「できることなら捕獲したいものじゃ」
グラハム「同感です。そのためにも、この機体をチューンしていただきたい」
エイフマン「パイロットへの負担は?」
グラハム「無視していただいて結構。ただし、期限は1週間でお願いしたい」
ヒリング「着任早々、無茶言うわね~」

 

◎グラハムの端末が鳴る
グラハム「私だ。何、ガンダムが出た!?2か所!?」

 
 

◎AEU中央議会
AEU首脳A「場所は南アフリカ?」
AEU首脳B「おそらく、鉱物資源の採掘権を発端とした内戦への武力干渉かと」

 
 

◎南アフリカ地域 鉱物資源採掘現場
リアルド部隊vsアンフ部隊が戦っている。
キュリオス乱入。ミサイルランチャーで両成敗。両陣営撤退。
アレルヤ「撤退を確認。ミッションコンプリート。・・・・・・・これじゃ弱いものいじめだよハレルヤ」

 
 

◎ユニオン大統領官邸
大統領「もう1か所は中米の民族紛争への干渉・・・・」

 
 

◎中米の民族紛争。リアルドよりさらに旧式の機体での戦闘。旧式の戦闘機もあり。
ヴァーチェ乱入、GNバズーカで両成敗。
ティエリア「ミッションコンプリート・・・」

 

◎アラートが鳴る。
フラッグ、急速接近。
グラハム「あれが人革連のテロに介入したガンダムか!!」
ティエリア「・・・報告書にあったフラッグか!!」

 

◎フラッグ、リニアキャノンを連射。
ティエリア「GNフィールド展開」
グラハム「攻撃が効かないだと!?・・・ならば接近戦で!」

 

◎フラッグ、ヴァーチェに接近。
ハム「手土産に破片の一つでも!」
ティエリア「ちぃっ!!」

 

◎GNキャノン2発発射。卓越したテクニックで避けるグラハム。
ティエリア「2度も避けた!?」
グラハム「当たらなければどうという事はない!!」

 

◎トレミー、接近。
クリス「ヴァーチェ、視認しました。米軍のフラッグと交戦中です。」
スメラギ「ラッセ。GNミサイルでけん制後、スモークを発射。」
ラッセ「了解っ!」

 

◎フラッグ、プラズマソードで切り掛かるも、トレミーによる援護。スモーク発射。海中へ撤退
グラハム「・・・逃がしたか・・・CBの輸送艦やガンダムが持つバリアのデータが取れただけでも良しとするか・・・」

 
 

◎トレミー
フェルト「ヴァーチェ、ミッション終了。撤退を開始。」
スメラギ(・・・この間の報告書といい、今回といい・・・あのフラッグの動き・・・・変わってないのね、エーカー・・・)

 
 

◎天柱の防衛システム・ティエレンジィージューを襲撃するAEU。
ヘリオンvsジィージュー
ジィージューの連携とヘリオンの数で互いに接戦。
コーラサワーvsセルゲイ。ライフルの打ち合い。ミン中尉の援護。

 

コーラサワー「以前俺達に『条約規定以上の軍事力を保持してる』とか難癖つけてたやつが、こんなふざけたMS持ちやがって!」
ミン「天柱は他の軌道エレベーター以上にテロリストの標的にされていた!」
セルゲイ「自国の繁栄の為に無作為に旧式を第三国に流すAEUに言われる筋合いは無い!」
コーラサワー「人の事が言えるのかよォ!」
ミン「お前達も、ジィージューのデータが目的だろう!?」

 

◎ティエレンの攻撃!イナクトに命中するが、防御力も高い。
ミン「これが最新のイナクト・・・装甲はユニオンのフラッグより優れている・・・」
コーラサワー「スロー過ぎてあくびが出るぜ人革さんよォ!」

 

◎セルゲイとコーラの白兵戦。
セルゲイ「だが、攻撃ではこちらの方が有利!!」
コーラサワー「なんだとぉ!?」
セルゲイ「武器さえ破壊すれば!」

 

◎ビームが乱入する。
デュナメスの攻撃によりコーラサワーまた撃墜される
コーラサワー「なんじゃそりゃー!!」

 

◎エクシア&デュナメス、ティエレンやヘリオンを次々と撃破!
エクシアvsAEU
AEU兵「3番機やられました!」

 

◎デュナメスvs人革連
人革連兵「化け物かよ!?ガンダム!」

 

◎AEU軍、撤退信号。
ロックオン「AEUの白旗確認。どうする?人革さん?」

 

◎人革連、まだ迎撃体勢。
刹那「エクシア、紛争介入継続。目標を駆逐する」
ティエレンの攻撃をかわしつつ、GNソードで破壊する。

 

◎セルゲイ、エクシアに接近。刹那の射撃はかすりもしない。
刹那「この動き・・!?」
ロックオン「デュナメス、エクシアを援護する!」

 

デュナメス、空中から援護射撃。しかし、回避される。
◎ロックオン「お、俺が外した!?」

 

◎ミン、真上から乱入。ティエレンに踏みつけられるデュナメス。
ミン「やらせんぞ、ガンダム!」
ロックオン「マ、マジかよ!」
デュナメス落下。

 

◎ティエレンセルゲイ機突進
セルゲイ「戦争根絶とやらの覚悟を見せてもらうぞ」

 

◎エクシア、回避と同時にセルゲイ機の武器破壊。
セルゲイ「肉ならくれてやる!」

 

◎セルゲイ機、エクシアの顔面鷲掴み。
抵抗するエクシア。しかしGNソードでは小回りが利かず、思うように動けない。
セルゲイ「その首、もらったァ!!」
刹那「やるかよォッ!!!」

 

◎エクシア、ビームサーベルでセルゲイ機の腕切断。
さらにエクシア突進。セルゲイ機真っ二つ。

 

ミン「中佐!」
ロックオン「よそ見してんなよ!」
◎デュナメス、ビームサーベルでミン中尉機撃破。

 
 

◎モニターで戦闘の様子を見ている監視者
留美「少し腕の立つパイロットが現れた途端、苦戦なんて。」
アレハン「力任せだ。ガンダムの性能にたより過ぎている。」

 

◎少し離れた所でリボンズとアニュー
アニュー「イオリア・シュヘンベルグが、CBの組織統制のために用意した『監視者』・・・いい気なものね。」
リボンズ「"ミッションVL5"までの辛抱だよ。」
アニュー「よく言うわ。『監視者』のシステムを一番嫌っていたのはあなたなのよ?」

 

◎アレハンドロ、留美、監視終了
アレハンドロ「サードミッションは終了した。」
留美「次は、支援組織の監視に行くわよ。」
アニュー(優しく微笑んで)「かしこまりました。お嬢様。」
リボンズ(・・・やれやれ、相変わらず変わり身が早いね。)

 
 

◎経済特区 東京
沙慈宅にて電話。
沙慈「もしもし、あ、池田さん?どうしたの?うん。姉さん。池田さんから。」
絹江「はい。・・・・・・・・・分かりました。すぐにそちらに向かいます。」

 

◎絹江いそいそと仕事の準備
沙慈「また呼び出し?」
絹江「CBやイオリア・シュヘンベルグについて調査する部署ができてね。」

 
 

◎夜。トレミーブリッジ
クリス「ガンダム4機、着艦しました。」
スメラギ「ごくろうさま。早く来て。祝杯をあげましょ。」
ティエリア「慎んで辞退します。」
スメラギ「いけずぅ。」
◎苦笑するロックオンとアレルヤ。

 
 

◎アザディスタン王宮。
出発前のマリナ、CBが各地に介入したというニュースを見ている。
マリナ「3か所に同時介入・・・そんなことをしても世界は変わらない…憎しみを生むだけよ。彼らは世界を混乱させるだけだわ」
シーリン「マリナ。そろそろ時間よ。吉報を待っているわ。」
マリナ「できうる限りの努力はします。アザディスタンを救うには、太陽光エネルギーが必要なのだから・・・」

 

◎マリナ、歩き出す。
シーリン「出発前だというのに随分辛気臭い顔ね。・・・思い出しなさい。なぜこの役目を引き受けたのか。」
マリナ「・・・決まっています。私にしかできないからよ。」
シーリン「そうそう。毅然とね。」

 
 
 

次回予告
ソレスタルビーイングを利用する国。その国すら利用する国
陰謀渦巻く戦場に、ガンダムマイスターが赴く
次回『対外折衝』
政治とは彩り変わる万華鏡……

 
 

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