ワールド

Last-modified: 2006-05-11 (木) 13:18:11

歴史

 ベルアイルの舞台となる世界について現在までの大きなできごと

デモニカの襲撃
ベルアイル誕生
約1,000年前神聖帝国とアリアバートの戦い。プラーナ平原にアリアバート建国
モノマキア平原への開拓団派遣
カルガレオン建国。アリアバートとの独立戦争
約500年前デモニカ襲来。アリアバートとカルガレオンの停戦。アムリタ9世の死。ハリドバール平原へのアリアバート遷都
ボーダー建国
(現在)

デモニカの出現~樹上世界“ベルアイル”の成立

デモニカの出現

 かつての世界はもっとも体躯と知恵に優れ、偉大な力“ルーン”を使いこなす種族である巨人族と、真言魔術を開発した不老不死の種族・エルフ族を中心に、人間・ドワーフ族・獣人たちが平和に暮らす世界でした。

 しかし、この平和もある日突然破られることになりました。その平和を打ち破ったものこそがデモニカです。デモニカはある日突然この世界に姿を現わし、この世界とその文明そのものを憎んでいるかのように破壊を開始しました。人々は突然姿を現わしたデモニカたちの襲撃に混乱しながらに立ち向かいましたが、巨人族にも匹敵する体躯と知恵、そして未知の魔術を使いこなすデモニカたちに文明は引き裂かれ、多くの命が失われ、滅亡は目前まで迫りつつありました。

巨人とエルフの決断-安息の地の創世

 デモニカたちとの戦いの中で、世界は暗雲に覆われ、大地は瘴気に満ち、命が次々と失われていきました。世界の滅亡の危機を感じた巨人族とエルフ族はひとつの大きな決断をしました。

それはまだ戦火の及んでいない大陸に地から弱い種族を集め、これらの大陸そのものを戦火の届かない天空へと避難させることにしました。巨人族はエルフ族の力を借りて“世界樹”のルーンを使って巨大な樹を生み出し、その上に大陸を載せて天空へと持ち上げたのです。

 こうして作り出された世界こそが樹上世界ベルアイルです。

神聖帝国の崩壊・アリアバート建国

 古代のベルアイルにはひとつの国家が存在しました。その国家は神聖帝国と呼ばれ、都をラージャン平原(現在のラージャン砂漠)に置き、神の名のもと、神聖皇帝と神官団によって統治される国家でした。

しかし、エルフたちから権力を奪い取り、神の名を語りながら信仰心に欠ける神官団による統治は、苛烈を極める圧制で、人々の間にやがて不満が生まれました。

 それはついにひとつの大きな戦いへと発展しました。神聖帝国に叛旗を翻したアムリタ1世がプラーナ平原に都を作り出し、神官団の圧政に苦しむ民とともに長い戦いに挑み勝利しました。

これが現在最古の国家アリアバートの誕生です。現在より約1,000年前の出来事です。

戦争と災禍の再来・ カルガレオン建国

モノマキア平原と戦争

デモニカの襲撃・アムリタ9世の死

 戦乱の中、それは唐突に訪れました。ベルアイルの創造から初めて、人々の前にデモニカが姿を現したのです。人々は争いをやめ、デモニカと戦いました。*1

 この戦いの中でアムリタ9世は娘と民を戦乱の地となっているプラーナ平原から避難させ、ただ一人デモニカと対峙し、自らの命を犠牲に大いなる魔術によってついにデモニカを退けることに成功しました。

アリアバートの遷都・カルガレオン建国

 デモニカとの戦いの後、アリアバートは新たに女王となったアムリタ10世によって戦火に焼かれたプラーナ平原の都からハリドバール高地へと都を移しました。また、カルガレオンもこのときについに独立を果たしました。現在より約500年前の出来事です。

災厄のドラゴンと冒険王・ボーダー建国

オールドマンズ大湿地・虹の旅団

 アリアバートの遷都およびカルガレオンの建国から遥か後の時代。ボーダー建国以前のオールドマンズ大湿地は現在のオールドマンズ大湿地とは似ても似つかない魔境でした。

それは現在、リザーズエッグと呼ばれている遺跡には“魔物の王”ドラゴンが棲み、周辺を支配していたためでした。ドラゴンの存在は付近の人々に大きな脅威となりました。

 この状況を打破すべく立ち上がったのが当時、世界最強と謳われた槍使いのボーダー・鉄壁のアーヴィン・ルーンの声を聞くことのできるエリス・大司祭ボリス・漆黒の魔女ミレイ・弓使いの獣人ダムウ・そして斧使いにして優れた工匠でもあったドワーフのロックボムの7人からなる虹の旅団と呼ばれる後のボーダー王が率いる冒険者の一団でした。

ドラゴンとの戦い・ボーダー建国

 それでもドラゴンとの戦いは熾烈を極めました。ドラゴンから勝利は得たものの、それと引き換えに彼らは、ミレイ・ロックボム・ダムウを失ってしまったのでした。

 打ち倒したドラゴンから国家のもととなる“ルーン”を得た彼らは、オールオマンズ大湿地に国家を作り出しました。これがもっとも若い国・ボーダーの誕生でした。

現在

エピソード

 各国の情勢・さまざまな物語

アリアバート

アリアバートの文化

 アリアバートでは占星術が盛んで国民であれば少なからず占星術についての知識を有しており各々が自らの星座を持っています。またアリアバートでは多くの社会的物事に占星術が大きな影響を及ぼしています。

 「かがり火座が輝きますように」という相手の幸運を祈る挨拶の言葉がそれを端的に物語っていると言えます。

“暗黒軍師”ウキョウ

ウキョウとハリドバール平原の先住民

職能認定評議会と魔法研究所

 アリアバートには戦士たちの技術を見極める戦士認定評議会と職人たちの技術を見極める職能認定評議会、魔法と超自然現象を研究するアリアバート王立魔法開発研究所(通称:魔法研究所)という二つの組織が存在します。

  • 戦士認定評議会
     イスケンやジェニスが師範を務め、ここで認められることで一流の戦士となれることからベルアイル中の戦士が集まってくる組織。だが、貴族が裏金を積んでこの認定を得ているというこ噂も流れている。アリアバートの伝統からか女性が師範や師範代を勤めることが多い?
  • 職能認定評議会

     アリアバートの職人の技術を評価・認定する組織。

    組織は各分野ごとに分けられ、それぞれに職能長が存在する。
    • 石工職能部門

       スマージが職能長をつとめる部門。
    • 木工職能部門

       ジャザムが職能長をつとめる部門。また、彼はエルドの父でもある。
  • アリアバート魔法開発研究所
    通称“魔法研究所”
    • 新魔法開発部門
      • 第一研究室
         シュルマが属する部署。
      • 第二研究室
         新たに開発された魔法の実用実験を行う部署。

        魔法研究所のなかでもっとも過酷な部門で人の入れ替わりも激しい。
      • 第三研究室
         ジャバが属する部署。
    • 異界研究部門(デモニカ研究部門と同一?)

       タイタスが属する部門。デモニカをはじめベルアイルのある世界とは異なる世界の研究を行っている
    • ポーション研

記憶喪失の男・イファー

 記憶を失った男。「ディック」という名前だけを覚えている。アリアバートの占星術師によるとこの地に守護星を持たないらしい。

上級貴族と下級貴族“貴族連合”の対立とホバーダンテ家

 現在のアリアバートの政治を左右する貴族は、上級貴族と下級貴族という二種類から成ります。上級貴族は古くからアリアバート王家に使えた家系からなる人々であるのに対して下級貴族は叙勲によって貴族の地位を得た元平民であるという点が異なります。

 現在、下級貴族を蔑む上級貴族と、貪欲な権力欲を持つ下級貴族は激しい対立の中にあり、下級貴族は“貴族連合”を名乗り結束することでこの対立にさらに拍車をかけています。

収穫の神ハサドゥと妻

 コンゴウ平原北部キャンプ・リオの話

“収穫”の神「ハサドゥ」様の妻となった娘の話をご存知ですか
【アリアバート】周辺の土地が
再び不毛に染まるのを防ぐために
この大地の奥底にいらっしゃると言われています
ですが時と共に、どうしても娘は疲弊していきます
その力を元に戻していただくために
【アリアバート】では定期的に儀式を行うのです
儀式ではまず3種の供物を捧げます
ひとつは大地の不浄を清める助けをするとともに
ひとつは地力そのものを高めるために
そしてもうひとつは、娘の心を癒すために
そして最後に、たくさんの人々の祈りの心
この祈りによって供物の力が大地に広がり
地の奥にいる娘に届くのです

調薬の女神ラアナの悲劇

 以下はサイファーが語るベルアイルの女神・ラアナの伝説

こんばんは
あなたは、夜空を眺めることがありますか?
空輝く星の中に「すり鉢座」があります
薬剤師の方が使う道具の形をしています
薬を発明した女神「ラアナ」の持ち物です
はるか昔、「ラアナ」は他の神々を殺すための
毒薬を作ったという嫌疑を掛けられました
捕らえられたときにすり鉢を落としてしまったのです
でも女神がすり鉢に入れていたのは
凶悪な魔物を殺すために頼まれた毒でした
女神を疑ったものへの呪いと、こぼれた毒で
辺り一帯は不毛の土地となりました
人々が必要とする薬もなくなりました
真実を知った人々は女神への謝罪と今後の戒めの
誓いとして、割れたすり鉢を天空へと掲げたのです
我々魔術師や薬剤師も
真理を見誤ることがあってはいけません
「すり鉢座」は我々への戒めでもあるのです
このように、星には我々を導く力があります
貴方にもその力が届くことを願います

夏の星座グリフォン座

 レホマの夏の星座グリフォン座の話

こんばんはです
あなたはお星さますきですか?
「レホマ」はねぇ、だいすきだお
婆やがね、寝るときにいつもお話してくれうの
夏でゆーめーなのはね、グリフォン座だお
むかし、2匹の「グリフォン」がどっちが高く飛べうか競争したの
1匹は途中で、あきらめて地上にもどったんだけど
もう1匹はお空を越えてそのまま星座に
なっちゃったって言うお話なんだお

その他星に関する話

アリフェッカ座
バルザックの守護星でもある星座。意味は『冠』
蒼狼星
平穏な世には見えないはずの星。現在、天上にはこの星が輝いている。

ボーダー

建国前夜

 ボーダー王はボーダー国建国の直前、人々の前から姿を消していました。

やがて姿を現してボーダー国を建国した彼ですが、その間何をしていたのか。それを知る者は誰もいません。

姿を消したドワーフ族

 ドワーフ族の名匠にして斧の使い手ロックボムがドラゴンとの戦いの中で命を落としたことによって、人間とドワーフ族との間には交流は途絶えてしまっています。現在、ベルアイルではドワーフたちの姿を見ることはできません。彼らは生産に長けた種族で、その生産物は非常に珍重されていましたが、彼らの手による一品は今は獣人族を通してわずかに伝わるばかりのものとなっています。

精霊とファイェン平原

 ファイェン平原は精霊の力の強い場所として知られています。

またこのファイェン平原にあるミーレンの石柱は精霊の迷宮とも呼ばれています。精霊と人間は現在、交流がなくドワーフ以上に険悪な状態にあります。

獣人と人間

 ドワーフや精霊との交流は途絶えはしたものの、人間と獣人との関係は比較的良好です。基本的な生活習慣の違いなどから一緒に暮らすことはありませんが、彼らはリザーズエッグのドラゴンに苦しめられていたため、現在も人間との間に友好的な関係があるのです。

リザードマン

カルガレオン

亜人との戦い

オーガ
以下、材木屋のモージェスからの話より抜粋。
こんにちは
もし、街の外にいくのだとしたら
【モノマキア平原】には行かないように
オーガは、自分たちの宝を盗んだ人間を憎んでいるからね

南方騎士団

 現カルガレオン国騎士団。
 前身はモノマキア平原開拓団の護衛の騎士団であり、当時は南方騎士団と呼ばれいた。

 現在においてもその呼称は、彼らが自ら名乗っている。

 以下、カルガレオン騎士団団長代理レグルスの話より

ところで
この国の軍隊は正式には南方騎士団という
だが世界の南側に我々の国があるから、という
そう単純な理由ではない
この国の前身は旧アリアバート王国より派遣された
【モノマキア平原】開拓団と
その護衛騎士団だからだ
当時より騎士団は南方騎士団とよばれていたのだ
建国に行き着くまでには
様々な戦い、探索が行われたが
その時に学んだ教訓
そして流された血を忘れぬよう
私たちは今でも南方騎士団を名乗っているのだ

 カルガレオンには現在、四つの騎士団が存在する。

 その内訳は以下の通り

  • 第一騎士団
    “冠”
    • 騎士団長
       カエサリウス国王
      • ただし現在は代理としてレグルスが務めている。
    • 概要
      • カルガレオン王城守備隊。
      • 幼少より鍛えられている貴族の子弟が主なメンバー。
  • 第二騎士団
    “鳳凰”
    • 騎士団長
       ハンニバル将軍
      • 気性が荒く、自ら先陣を切って戦う。
    • 概要
      • モノマキア平原守備隊。
      • オーガからの防衛が任務。
  • 第三騎士団
    “金獅子”
    • 騎士団長
       アドロニクス将軍
      • 忠義にあふれ、老人や女性に親切。
      • テーベ高地の伝説の一任者でもある。
    • 概要
      • テーベ高地守備隊。
      • オークからの防衛が任務。
  • 第四騎士団
    “風雷”
    • 騎士団長
       ホロニウス将軍
      • 最年長騎士団長。
      • 戦場での用兵においては騎士団長の中でも随一。
      • カエサリウス王からの信任も厚い。
    • 概要
      • カルガレオン守備隊。
      • 街の治安維持が任務であり、怪物と戦うようなことはない。

その他

プラーナ平原の巨大クリスタル

 プラーナ平原にある巨大なクリスタルは大昔にルーンで作られたものらしいものの、その目的について資料が残されておらず不明。

ガーディアン

コアクリスタルとその起源
 破霊の司祭の言葉によれば、ガーディアンの大元は星の中を流れる精霊の涙、言わば星の血液である。これはベルアイルの形を維持するのにも利用されており、その所為か時折大樹の幹や根からこの精霊の源が吹き出ることがある。これが時を経ることによって固形、水晶化する。これこそがガーディアンの心臓、コアのクリスタルとなる。
コアクリスタルに関する技術と契約
 星の血液より生み出されたクリスタルは金剛石より強固な為、人はおろかエルフでも加工できず、唯一原石の成形が可能であったのは巨人族のみであった。その彼らは、クリスタルの中にある精霊の意識、人格を成形の過程で引き出す技術を生み出す。この技術によって成形されたクリスタルはその姿を自身本来(=恐らく精霊本来)のものに変化させることが可能となり、この意識に認められ、守護の契約を結ぶことでようやくガーディアンと呼べるものになる。しかしその契約は穏やかなものではなく、実力行使であった場合が殆どだったと言う。

 それは人として始めてガーディアンを従えた英雄王ボーダーの時ですらも例外ではなかった。しかし、このボーダー王が持ち帰ったガーディアンに、アリアバートの魔法研究所が目をつけたことにより、転機は訪れる。
コントロールクリスタルと世界の許容
 アリアバート魔法研究所は結果として、現在の契約の形を作り上げることに成功する。そしてさらに、魔力を生成する人口の水晶、コントロールクリスタルによってガーディアンを人の手によって操作することも可能とした。コントロールクリスタルは、およそ、人の手よって作られたシステムの中でも最高のモノを内包してた。
 しかし、破霊の司祭は本来、こんなことは上手くいくはずがないと述べる。本来ならば精霊が人の手に下ることを世界は許さない。しかし、世界はこれを許容した。その意味するところはただ一つ、デモニカの存在だった。

 世界はデモニカの危険性を認識しており、また人の力のみではデモニカに太刀打ち出来ないという答えもだしていた。故に、人は精霊の力を貸し与えられた。それはつまり、ガーディアンとはデモニカと戦う力であることを示していた

 

 以上が、破霊の司祭が語った内容のほぼ全容である。
級神
 ガーディアンのステータスには○級神といった項目があり、初期の段階では10級神となっている。しかしこの級神がベルアイルにて信仰されている49柱の神々と同じ概念であるかは不明。

ベルアイル

成り立ちと構造
バースドカース

デモニカ

能力
デモニカのベルアイル出現

49柱の神々

継承

等しく与えられた二つの命
継承によって落とす命

魔法関係

真言魔術
エーテル

コメント

NPCからの情報などベルアイルの世界についての情報や訂正などがあればどうぞ

  • カルガレオンの騎士団は4つとのレグルスの話。しかし最初のキャラクター作製の際に表示される騎士団の数は5つ。旧β時にあったファイエン守備隊が消えた弊害か・・・? -- 2006-05-07 (日) 03:05:14

*1 ベルアイルのプロモーションムービーで描かれているものはこの時代の様子だと思われます