門倉と朋来のこわい話

Last-modified: 2021-06-20 (日) 11:22:46

りくとバチくそに嫌われてて草
悔しいからめちゃめちゃに愛そうかな?(バッドエンド)

すっかり下校が遅くなって、もう月が出る時刻になってしまって慌てて廊下を駆け抜ける門倉くんを誰もいない突き当たりで待ち受けて「会計くん、遅くまで大変だね」って呼び止めようかな??ニコニコしながら「俺のこと避けてるの?」って聞いてみようかな?俺のこと好きになってくれるかな?どう?

振り切って帰った次の日、千紘に話したら「…?りくとって誰のことだ、それ」って言われればいいのに 門倉くんにだけ見えてたハリケーンってことにしたら2人だけの話が始まらないかな????

朋来さんに関して一番の頼みの綱である深野さんにそれ言われたら絶望しかないだろうな……
震え声で「何言ってんすか」って言おうとするけど恐怖心が勝って喉詰まって言えなくて、いよいよ気分悪くなって鞄引っ掴んで早退する
足早に帰路につこうと下駄箱に手掛けた瞬間「もう帰るの?」って
なぜか玄関先にいる朋来さんに声掛けられるところまでは妄想した


皆とワッキャイしてるように見えるあの朋来が本当は居ないかも?でも薄暗い日の放課後に話しかけてくるこの人は俺には確かに居るようにみえる…?て混乱し始め体調崩しかけたとき、中庭ですれ違った大津田先輩が「君、最近…誰か困った人に絡まれてる?」ってまっすぐ見つめられて尋ねられるよね

「困った人…ー」「この間、下駄箱のところでさ…誰と話してるかは分からなかったけども。君、怯えているように見えたから」って言われて、現実だったことが怖いような、この現象の中でひとりじゃないことにホッとしたような気持ちが襲ってきて少し涙で視界が霞むよね ありがとう大津田君

誰もいなくなった廊下の遠く向こうでこっちを見てる姿や、夕方の昇降口で向かってくるのを待ってるりくとの姿が見えるたび、猫みたいにふらりとなんでもないような顔で現れて、特に何を話すでもなく一緒に帰ってくれるようになった大津田君に救われる門倉君。大津田君がいるとりくとは話しかけてこない

そんな日々が少しずつ続いて、安心し始めた頃、図書館で本を探しながら本棚の波の合間をうろうろしていたら、「探してるのってこれじゃない?」って声に振り向くとにっこりしてるけど目が笑ってない朋来が立ってるよね。
「見つけるのが上手いんだ、俺」

「隠すのも得意だよ」

大津田先輩と帰りが一緒になる日がなくなって、でも丁度最近あいつも出てこないからいいんだけど、でも前は昼休みには中庭のベンチに必ずいたのに見かけないし、…明日先輩たちに、ちょっと聞いてみようかな、でも俺がそんなことしたら珍しがられるか…いや気合い気合い!!そんな意気込みで投稿した朝

この時期に珍しく、上の学年に転校生がやってきたらしいと噂を聞いた。その日、深野さんが廊下ですれ違いざまに俺を見つけて声をかけてきた。「門倉。あの転校生、お前の知り合いじゃね?」「え?」
「お前が前に言ってた奴だよ、名前が同じだった。…りくとだろ?」

という夢オチ 起きてすぐ大津田先輩に会いに行って無言で握手した門倉くんでした
それ以来、彼はりくとに全く懐いてくれない でもチョコレートありがとう 嬉しい やさしいね…


その後の門倉とりくと(りくと誕生日絵)

https://poipiku.com/2987012/4651299.html

2021年5月31日 りくとツイートよりまとめ