阪神5700系

Last-modified: 2023-10-24 (火) 22:39:04

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目次

概要

阪神5700系とは、阪神電気鉄道が2015年に導入した各駅停車用の通勤形電車。「ジェット・シルバー5700」の愛称がある。

阪神5700系とは?

8月24日より、ステンレス車体の普通用車両5700系の営業運転を開始。5700系は、人へのやさしさ(安全・快適な車内空間の提供、バリアフリーの充実)、地球へのやさしさ(環境への配慮)を追求し、お客様へのサービス設備の一層の充実と新技術を積極的に採用。

安全・快適な車内空間の提供

  • 万一の事故や急ブレーキ時に、お客様と車内設備又はお客様同士の衝突を防止するため、吊手や握り棒を増設するとともに、座席の中間・端部に仕切板を設置。
  • 座席を片持ち式のバケットシートとするとともに、車両間貫通扉を全面ガラス化し、車内の開放感を向上。
  • マイコン制御方式の冷暖房装置を搭載し、人体の体感温度を考慮したきめ細かな制御により、快適な車内環境を提供。
  • 空調機器運転時の客室内の保冷・保温のため、お客様自身の操作による扉開閉ボタンを設置。

バリアフリーの充実

  • 出入口上部に、32インチハーフサイズの液晶式の車内案内表示器を設置しました。停車駅・乗車案内などの情報を、イラストや大きな文字を用いて分かりやすく表示します。また、4か国語表示。
  • フルカラーLED式の車外行先表示器を設置。
  • 従来の「高」「低」に加え、さらに低い吊手を設置。
  • お客様が、よりご利用しやすくなるよう、荷棚高さを約20㎜低くした。
  • 優先座席付近の座席、吊手を緑色に統一し、スペースを明確化した。

環境への配慮・省エネルギー

  • 永久磁石同期電動機を用いたVVVFインバータ制御(電力回生ブレーキ付き)の主回路システムの採用により、既存の普通用車両(5001形抵抗制御車)と比較して、消費エネルギーを約60%削減する。
  • 客室照明、前照灯、尾灯・標識灯などすべての照明器具をLED化し、消費電力量を削減する。
  • ステンレス製鋼体を採用し、軽量化を図るとともに車体外板を無塗装化することで環境に配慮した。

運用

2015年に5701編成が落成し、同年8月より営業運転を開始した。運転開始当初は1日4往復の固定運用で、運転時刻もウェブサイトや乗降扉を手動扱いとする駅のホームに掲示されていた。同年12月1日以降は日ごとに異なる運用となったが、2016年10月はブルーリボン賞受賞により土休日ダイヤに限り固定運用で営業運転を実施した。

以降も増備が続いており、2019年12月には5711編成が、2020年2月には5713編成が、それぞれ運行を開始した。この2編成に限っては、5500系?の武庫川線転用に伴う不足分として投入されている。2021年度以降は、引き続き、阪神最後の青胴車となる5001形の置き換えを目的とした増備が行われた。*1

ちなみに

『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の20周年記念企画として、初期に行われていた『電車リレー対決』の復刻版「TOKIOvs阪神電車 リレー対決」が2015年11月8日に放送され、打出駅にて本系式とTOKIOの5人が50メートル×5人のリレー方式で250m競走を行った。*2
尼崎競艇場においては、同車両の登場以降「阪神電車 ジェットシルバー5700杯」という冠レースが組まれている。

扱い

初出は青梅酸辣のカオスバトル11。*3カオスバトルmini17では、ドアブザーを使用したが、響春男の攻撃で全滅した。カオスバトルmini18では、西武9000系爆音抵抗制御で全滅したが、復活して倒し、優勝した。

  • 東芝IGBT-VVVF&PMSM
  • ドアブザー

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*1 2022年6月現在、11編成44両が在籍。
*2 5500系を用いて行われた1998年以来、17年ぶりの対決となった。
*3 その時は乱入者として参戦した。