321系

Last-modified: 2023-10-12 (木) 12:42:38
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西日本旅客鉄道(JR西日本)の通勤型電車。

概要

東海道山陽緩行線の201系・205系*1の置き換えと福知山線脱線事故で廃車となった207系*2の補充として、2005年に登場。コストダウン(←コスト……おい、これってまさか…や車種変更の容易化を目的に、各車の構造は極力共通化されている。
先頭車前面のデザインは207系のイメージを踏襲しつつ、フォグランプの追加や下部の三角形の装飾、前面の濃紺色*3仕上げで、車体下に設置される排障器(スカート)は強度を207系の強化型よりさらに向上した新型を使用している。この部分は普通鋼製となっており、紺色仕上げ面以外の部分は銀色の塗装がなされている。側面先端部分には紺色のグラデーションが入れられている。
全編成7両、制御方式はIGBT素子VVVFインバーター。

運用

207系と共通事項。
東海道山陽緩行線〔JR京都線、JR神戸線〕の普通列車の他、JR宝塚線JR東西線・学研都市線(片町線)では快速や区間快速でも使用。JR京都線、JR神戸線に直通する列車もある。
2016年までは、湖西線の堅田又は近江舞子までの運用もあった。
また、2019年までの尼崎~京橋~久宝寺~奈良間の直通快速、2022年まで、おおさか東線の新大阪~久宝寺~奈良間の直通快速もこの形式だった。後者については、こちらは221系に交代して撤退した。VVVF車が非VVVF車に置き換えられたのか…。
午前5時台に限り、奈良始発の学研都市線の列車が2本設定されている。

余談

321系のIGBT素子VVVFインバーターは、三菱、日立、東芝、東洋電機の4種。これらが編成ごとに混用されており、中には4種全てのVVVF装置を搭載したゲテモノ級編成もある

カオスバトルでは

初出は不明。

作者の扱い

  • 三菱IGBT-VVVF
  • 日立IGBT-VVVF
  • 東芝IGBT-VVVF
  • 東洋IGBT-VVVF
  • ミュージックホーン
  • 警笛
  • ドア閉め

コメント

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*1 当時の205系は体質改善工事を終え、321系の登場後車体色が207系カラーになっていた
*2 当初は2005年中に7両編成16本、翌2006年(平成18年)に同20本の計7両編成36本252両が製造される予定であったが、実際には2005年に7両編成20本、2006年に同19本の計7両編成39本273両が製造された。これは、脱線事故で廃車になった207系の補充に入っていた103系の置き換え、また「ゆとりダイヤ」の実施や207系の帯色変更に伴う運用離脱で必要編成数が増加したためである。参考はこちら
*3 計画時は黒