E231系

Last-modified: 2024-04-04 (木) 08:01:09

注意事項

参戦が確認されています。詳細は、Wikipediaをご覧ください。

概要

東日本旅客鉄道(JR東日本)の通勤型電車。先行試作車である209系950番台は1998年、量産車は2000年に登場。首都圏の国鉄型車両を置き換えるため導入された。209系以降の「新系列車両」の技術に加え、運行制御システムへの新機軸を採用しており、その後の鉄道車両の開発にも大きな影響を与えた。

番台別解説

0・500・800・3000番台は通勤タイプ、1000番台は近郊タイプである。(画像はWikipediaから)

0番台

総武線

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最初に投入された。103系と201系を置き換えるため導入。
過去には6扉車を連結していた。*1全編成10両編成。

常磐線快速・成田線

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2001年落成の編成で、2002年より運用を開始した。103系を置き換え、常磐緩行線との誤乗防止のためエメラルドグリーンの帯の下に鶯色の帯を追加した。
E531系が導入されることにより、本来の導入本数から削減して投入。基本編成10両編成、付属編成5両編成。上野駅から上野東京ラインと東海道線(品川駅まで)にも乗り入れる。
成田線開業120周年記念ラッピング

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2021年4月30日~10月頃、成田線開業120周年記念企画としてマト139編成の帯色が横須賀・総武快速線などで使用されているE217系の更新車の「スカ色」(クリームブライトブルーのツートンカラー)と酷似した塗装に変更されていた。同編成は2021年5月31日まで記念のヘッドマークを装着し成田線内のみで、6月1日以降はヘッドマークを外して常磐快速線・上野東京ラインでも運用された。
検査に伴う東京総合車両センターへの入場後は他の編成と同じ塗装に戻されている。

武蔵野線

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205系の置き換え用として、総武線用0番台を8両編成にして転用させた車両で、2017年11月1日から順次運用を開始した。全編成10両編成。山手線E231系500番台の転属に伴い、他路線に転属した編成もある。

500番台、600番台、4600番台

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↑山手線時代(11両編成)

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↑総武線への転属後(10両編成)
山手線に2002年に導入され、2005年までにそれまでの205系を置き換えた。常磐線0番台と設計時期が同じだったが変更点が多いため500番台となった。前面デザインは0番台と異なり白色をベースとした独自のものに変更され、前照灯と尾灯の位置が入れ替わっている。周回運転列車の行先表示器は従来の205系では「山手線」の固定表示であったが、E231系では区間ごとに主要駅表示を切り換えて表示する*2ことで旅客サービスの向上を図った。車内案内表示器は液晶ディスプレイ(LCD)を採用。6扉車も連結されたが、2010年からのホームドア設置計画に合わせて、6扉車は新造4扉車の600番台と4600番台に全て置き換えられ廃車された。600番台は編成中7号車に、4600番台は10号車に組み込んだ。これらは両方とも500番台と設計が多少異なる。
2015年からE235系0番台が導入され、500番台は総武線へ順次転属し、2020年に全車撤退した。総武線では、500番台の転属による0番台の玉突き転属が発生した。*3これに先立ちトウ520編成のうち8両が総合車両製作所新津事業所へと配給輸送され、うちサハE231-4620を除く7両は返却された。配給時に抜き取ったサハE231-4620はサハE235-4620へと改造され、E235系に組み込まれた。また、山手線の予備本数削減とサハE235形500番台の登場により、余剰となった4600番台4両は同年9月10日付けで廃車となった。

  • 山手線命名100周年記念 復刻調ラッピング電車
    JR_East_E231-500_series_502F.jpg
    2009年9月7日から12月4日まで、明治製菓全面協力の下、トウ502編成に全面ぶどう色2号を配した電車。また、車体に表記される車両番号書体が国鉄のもの*4に準じていた。
  • みどりの山手線
    2013年1月16日から12月28日まで、車両のカラーが初めて現在の鶯色となった103系登場50周年を記念してトウ545編成に103系をイメージしたラッピング列車が運行された。そして2014年10月11日からは、東京駅開業100周年を記念して、トウ514編成に東京駅の赤レンガを模したラッピングが配されている。このラッピング列車は2015年3月31日まで運行された。

800番台

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総武線と営団→東京メトロ東西線の相互直通運転用の番台区分で、103系1200番台と301系の置き換えとして2003年に登場。209系1000番台と車体設計は同一だが、台車間距離は800番台のほうが少々広い。前面に、非常用貫通扉を設ける。東葉高速鉄道には乗り入れない。朝夕のラッシュ時間帯のみ、東西線を介して津田沼まで乗り入れる。全編成10両編成。2024年にはミツK3編成の前照灯がLED化された。

1000番台

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2000年に登場したE231系の近郊タイプで、113系と211系を置き換えた。東海道線・上野東京ライン・湘南新宿ライン・伊東線・東北本線(宇都宮線)・高崎線といった幅広い運用を行う。基本編成の4・5号車は2階建てグリーン車。時速120㎞という高速度で踏切が多い区間を走行するので、運転席は衝突した際に運転士と乗客の安全を確保するため、乗務員室を広くとった「クラッシャブルゾーン」を採用した。後継であるE233系3000番台と併結運転が可能である。基本編成10両、付属編成5両。所属は、国府津車両センターと小山車両センターに分かれ、車両設備も多少の差異がある。

3000番台

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八高線・川越線の番台区分。2018年より205系や209系などの置き換えとして、総武線から転属した0番台を改造して投入した。*5全編成4両編成。

900番台←209系950番台

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↑総武線で運用していた頃

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↑武蔵野線に転属した後の姿
先行試作車。登場当初は209系950番台という形式だった。元々は総武線に投入されたが、2020年に武蔵野線に転属した。総武線時代は6扉車を連結していた。

廃車など

0番台を武蔵野線に転属させたり、3000番台に改造したりして発生した余剰中間車が廃車となっている。

『ヤマ初期』とは

1000番台の小山所属の一部はこう呼ばれている。「初期」とついているから初期車*6なのだが、「椅子がかなり固い」「トイレが和式」「ボックスシートが極めて少ない」*7といった理由から、一部の鉄道ファンからは大層敬遠されているようだ。

E231系がベースの鉄道車両

  • 東急5000系
    560px-東急5000系.jpg
  • 相鉄10000系*8
    Sagami-Railway-10000-10703F.jpg
  • 都営10-300形1・2次車
    Toei_Type10-300_10-460.jpg
  • 南海8000系(2代目)
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    E233系時代にE231系ベースの車両を導入したため東急車輌が「これ以上8000作るんやったら製造費ゲロ上げすんぞ」と激おこぷんぷん丸になって52両が製造されただけとなった

カオスバトルでは

YouTube時代より参戦している。

  • 三菱2レベルIGBT-VVVF
  • 三菱3レベルIGBT-VVVF(幽霊インバーター
  • 日立IGBT-VVVF(未更新は墜落インバーター
  • 警笛

コメント

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追記と修正は、長距離を、長時間、ヤマ初期の椅子の固さに耐えてからお願いします。*10


*1 先頭車の前面とドアの上に「6DOORS」ステッカーを貼り付け
*2 例えば、「東京・品川方面 山手線」(外回り)と表示
*3 その玉突き転属は、高崎地区の115系にも及び、115系が211系に置き換えられたほどである
*4 角丸ゴシック
*5 改造は、2017年に秋田総合車両センターで行われた
*6 2003年までに導入
*7 特に最後の理由について、鉄道ファンにとって、ロングシートよりボックスシートのほうが過ごしやすいという。隣を気にせず座れるためと思われる
*8 共通設計であるため、機器更新が長野総合車両センターで行われている
*9 当該動画は削除、これ以外は不明
*10 ちなみに、2022年3月のダイヤ改正以降の東海道線の最長列車は、宇都宮~沼津間である