カードとしてのカオス
カオス | ||
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レアリティ:★★★★ | コスト:10 | 入手先:ダンジョン固有 |
(10固定ダメージ 10HP回復 カードを1枚引く)x2 自身に2毒/5Turnを付与 自身に、自身の1毒につき1聖撃/5Turnを付与 |
毒から聖撃を生み出すカード。
ただし毒は敵ではなく、プレイヤー自身に掛かっているものが参照される。
毒が強いほど付与される聖撃も強力になるが、敵に毒を盛られるのを待つのはさすがに不毛である。カオス自体でも2毒を付与できるが。
できれば自前で服毒する手段を用意しておきたい。ディープバイトやタランチュラ?がおすすめ。低コストで使いやすく、2枚重ねれば一気に10聖撃を出せる。
アスモデウス?で5鉄身との両立も面白い。いずれにせよ毒状態のアフターケアは忘れないように。
このカードは仄暗い墓穴のダンジョン固有ドロップ。
入手し損ねた場合はランダムダンジョンなどでの出現に期待しよう。ピックカードだけでも拾えればクラフトで作れる。
関連カード
- (自身への)毒つながり
- カオス(2毒(自)5T)・ディープバイト(5毒(自)5T)・タランチュラ?(5毒(自)5T)・アスモデウス?(5毒(自)5T)
- 毒コンボつながり
- キマイラ(敵1毒>1毒5T)・アイスロブスター(敵1毒>1凍結5T)・九尾(敵1毒>5損傷10T)・ベルゼバブ?(敵1毒>1弱体5T&1脆弱5T)
カンカンダラ(1毒5T/敵1毒>1毒5T)・ブラックドラゴン(2毒5T/敵1毒>1毒撃2T)・清姫?(3毒5T/敵1毒>1鼓舞2T)・イグ?(5毒5T/敵1毒>1集中5T)
カオス(2毒(自)5T/自1毒>1聖撃5T)・アスモデウス?(5毒(自)5T/自1毒>1鉄身5T) - 聖撃つながり
- 創られた奇跡 レル・レダ(3聖撃1T)・聖晶のペンダント(5聖撃1T)
ラブ・ジーロット(2聖撃5T)・死の冒涜者 ギアン?(2聖撃5T)・太陽の代言者 ラーム?(3聖撃5T)
汚れた聖魔 ルーシー?(自1聖撃>3聖撃1T)・カオス(自1毒>1聖撃5T)・リリス(敵1盲目>1聖撃5T) - クトゥルフ神話関連
- ストーカー・エニグマ?・ディープワン・ネームレスカルト?・イグの司祭?・シアエガ・イグ?・カオス
誘う少女 クルル - 仄暗い墓穴限定ドロップ
- グレイブディガー・カオス
ボス敵としてのカオス
名前 | HP | 使用技 | 常時発動 | ||
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カオス | 488 | 触手 | 1nターン | 2通常ダメージx3 3脆弱2T | 奇策 (2不屈) |
深淵 | 1nターン | 狂乱(敵)5T | |||
カオスタイド | 3nターン | 4固定ダメージx3 5脆弱5Tx3 | |||
強酸液 | 3nターン | 9固定ダメージ 廃棄(敵)2T | |||
真の闇 | 3nターン | 99盲目5T |
仄暗い墓穴15Fボス。10Fボスのグレイブディガーと同じく奇策持ち。
触手はそれ自体は弱い連撃だが、付随する3脆弱、同じく毎ターン繰り出す狂乱のせいで数値以上の火力を発揮する。
3ターン目のカオスタイドが来るとさらに5脆弱x3で15脆弱。加えて同一ターンの廃棄と99盲目、と状態異常の苛烈さがこのボスの一番の特徴である。
また強酸液は一発の威力も高く、狂乱状態だとまず即死するほどのダメージをもらってしまう。
もっともほとんどの状態異常の効果量は5以下である。よって愚直でほぼ解決。
99盲目は普通に抵抗でも張って防げばよい。効果量ゼロなら状態異常を受けても抵抗は消耗しないので、真の闇が来るまでそっくり温存できる。
愚直カードがなく、速攻撃破もできない場合は真っ向勝負となる。
触手はある程度厚い守護ガードさえ絶やさなければ、3脆弱や狂乱の影響下でもノーダメージにできる。カオスタイドもダメージ自体は守護ガードでOK。
問題は全部で7つもの状態異常が来る3nターン目。ここは回数制限のない免疫に頼るのが手っ取り早いだろう。
免疫カードがなければ、廃棄だけは抵抗ではなく鍍金で防ぐのも手。他の異常は浴びてから治療カードで治す方向でも全く問題ない。
強酸液のダメージは障壁(精霊の抜け殻はカオスタイドで全部剥がれるため不可)や鉄身で耐える。狂乱を1ターン目から防ぎ切れるならそれがベストだが。
薬学も張っておくと15脆弱と99盲目から超特大のシールドが展開され、しばらくガード要らずになる。
過去作品でのカオス
ある筋の人々いわく……地球、そして宇宙には、我々の想像も付かないほど大いなるモノたちが存在しているという。
それらのうちのあるモノは、太古に地球を統べていた支配者とされる。またあるモノは宇宙そのものの創造主と言われている。
それらは人類にとってはあまりに高度過ぎ異質過ぎ、逆にそれらの前では人類は極めて矮小なものに過ぎない。ゆえにそれらの思想や行動の全てが、人類には到底理解が追い付かない。
また神が全世界を創ったと信じる人たちにとっては、それを実際に行ったのがこんな異形のモノだとは到底認められないだろう。
よってそれらの一端にわずかでも触れてしまった人間は、ただ一方的に既存の常識を否定され、信仰を裏切られ、精神的支柱にあたるものをことごとくなぎ倒される。
その途方もなく巨大でかつ人の道理が通じない存在、それが「いる」という事実に対し、一切の寄る辺を見失った身で向き合うことを強いられるのである。
そうした者は皆その重圧に耐えられず、著しい恐慌状態に陥る。しまいには発狂し、そのまま不幸な末路を迎えるのだという。
それらのうちのいずれかを実際に神として崇める人間もいるが、彼らはみな一様に正気を(または人の姿すら)失っている。
それらに関する恐るべき事実を知り、受け容れてしまうごとに、その人間は身も心もそれらの側へと近付いていくことになる。それは冒険者たちも例外ではない。
「怪物と戦う者は、その過程で自身も怪物になることのないよう気を付けねばならない。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」(ニーチェ)
このカオスはDDFから登場。この時は強敵とはいえ、難易度6ダンジョンに登場する普通の敵扱いだった。
定形を持たず自在に己の姿を変え、またあらゆる場所に出没する。カードに描かれている姿も無数に存在する形態のひとつに過ぎない。
そのもたらすものは名前の通りカオス=混沌であり、混乱と狂気、破滅を楽しむようにまき散らしては去っていく。
自身を複数同時に出現させることも可能。このため目の前のカオス1体を倒したところで、それに勝利したとは言えない(そもそも人間にそんなことはできない)。
「カオス」名義の敵の出番はこれだけだが、その後高難易度ダンジョン・白痴の王の玉座のラスボスとしてカオスの色違いの敵が出現。
その名は「這い寄る混沌の顕現」……こちらは聞き覚えのある人も多いだろう。いっきものじゃなーい!
ボスとしては必殺技ゼロサニティに代表される、暴力的なCP攻撃でパーティーの正気度を搾り取りに来る。カオスとは顔見せ程度の余興に過ぎなかったのだ。
DDD2ではこちらのカオスとは出会わない……ことを祈ろう。