ゴブリン

カードとしてのゴブリン

このゲームにおける恐らく最も弱いカードのひとつ。
コストがたった1なだけに、出来ることは攻撃回数1回の4ダメのみ。あまりにも芸がなさ過ぎる。
同じコスト1なら連続攻撃が可能で、コンボ性に富んだカマイタチなどの方がまだ採用されるだろう。

とはいえ、それはデッキ構築での話である。これがダンジョンの中だとどうなるか。
例えばアークメイジ?やバルガスにより火力が何十、何百と山積みされている状態で、ピック候補として出てきた場合はまた話が違ってくる。
この場合は火力が補助効果で充分補われているため、各カード本来の攻撃力の1や10くらいの差はあって無いようなものになる。
普段は圧倒的にパワー不足なゴブリンを含め、どのカードでも火力は大体一緒。ならばゴブリンのような低コストカードの方がPPが減らない分むしろ得、という訳だ。

また圧縮のできない鍍金ダンジョンでは、どうしても不要なカードが増えてしまい手札を占有しがちになる。
手札全捨てカードでもあれば簡単に一掃できるが、大抵は1枚1枚手作業で、PPを浪費しながらプレイして捨てていくことになるだろう。
その点ゴブリンのような低コストカードは、捨てる時のPPの消費が少なく後に響きにくい。コスト1には1なりの使い道があるのである。
無論これはあくまで、主力カードだけで戦い抜ける目算がある場合の話。そうでないならピックカードも無下にせず、少しでも戦力となり得るものを選ぶべきだろう。

かつてはランキング優勝者のデッキに入っていたこともあるが、どう見ても破棄を前提に数合わせで入れただけです。本当にありがとうございました。
他のプレイヤーにとっても実質的な禁止カードが減る分、スラングではなく本当にありがたかったりした。
Ver1.1以降は自動破棄されるアイテムカードの実装により、この用途でゴブリンが使われることはなくなった様子。

関連カード

ゴブリン

　ゴブリン・ゴブリンシャーマン

敵としてのゴブリン

毎ターン健気に殴ってくるが、1ダメでは話にならない。初心者でも労せず倒せるだろう。
ただ難易度ハード以降は2ダメになるので、あまり甘く見過ぎないように。

高難易度では生意気にも色々な状態異常を仕掛けてくるようになる。暗中まで食らうと面倒なので早々に片付けたい。

過去作品でのゴブリン

シリーズ皆勤。もちろんどの作品でもすこぶる弱い。
役回りも道行く旅人に襲いかかり、荷物や人命そのものを奪い取るといういつものポジション。
このため彼らの縄張りを横切る際は、必ず護衛を雇うのが旅人たちの常識である。傭兵たちの飯の種でもある。
「例えば俺な！　俺だよ俺俺！」

もっともDDFでは、ゴブリンの集落や祭儀場に出演する関係で最序盤の雑魚役こそ免れた（いずれも難易度1ダンジョンだが、冒険者の街道よりは格上）。
このおかげで「駆け出しの冒険者だと単体でもそこそこ手強く、集団で来ると危険」という程度には戦闘面での評価も上がっている。やったぜゴブリン！

……という栄光の日々が長く続くはずもなく、DDD2では定位置の最下層に戻ってきた。
過去2作で亜種も色々登場してきたが、本作に出られたのはこの無印ゴブリンとゴブリンシャーマンのみ。
出てきそうで出ていないゴブリンキングは……果たして実装される日は来るのか。

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