概要
本ページはEnlisted公式が公開している「侵略ミッションの作成方法」を日本語訳したものとなります。
翻訳抜け、誤訳等が生じる場合がありますのでご注意ください。
【Enlisted公式: How to create an Invasion mission】
抄訳
1. エディターを起動する。
エディターはmodsEditor.batをクリックすることで起動する。ゲーム本体に同梱されているため、改めてインストールする必要はない。
通常はEnlisted本体が入っているディレクトリに配置されている。
- modsEditor.batをダブルクリックして起動する。
- [New Scene]をクリックし、使いたいマップを選択する。
- Modname:を入力する画面が開くので、適当な名称を入力する。半角英数字。
2. スポーン地点の作成(基本編)
- 分隊選択画面が表示されるので、F12キーを押して編集画面に移る。
- Spaceキーを押してfree lookモードにする。このモードではWASDキーで自在に移動することができる。
- [Create entity]を選択し、オブジェクト配置モードに移る。*1
- プルダウンメニューから[Mission respawns]を選択し、そのなかから[respawnChooser+respTeam1]を選択する。*2
- 適切な場所をクリックして配置する。配置後はEscまたはTを押して配置モードを終了する。
- ツールバーの[Move(W)]と[Rotate(E)]を利用してスポーンポイントの位置と向きを調整する。
- エンティティを選択した状態でツールバーの[Drop]ボタンを押して地表面/オブジェクト表面に高度を合わせる。*3
- F12キーを押して分隊選択画面に戻り、GOを押してスポーンポイントが正常に動くかどうかを確認する。
3. 占領地点の作成
- [Create entity]を選択し、プルダウンメニューから[Mission objective zones]を選択する。
- 一覧から[defend_zone_chained_box+defend_zone_respawnbase]、または[defend_zone_chained_spere+defend_zone_respawnbase]を選択する。boxは箱状、spereは球状のゾーンのため、拠点形状に応じて適宜選択する。
- ツールバーの[Move(W)]で移動、[Rotate(E)]で回転、[Scale(R)]でサイズ変更を行い、ゾーン範囲を調整する。
- 占領地点のパラメータを以下の通り設定する。
4. 第1拠点用スポーン地点&占領地点の有効化
- ツールバーの[Select by name]をクリックし既存エンティティの検索&選択画面を開く。
- 入力バーにgroup_activatorと入力して検索し、[group_activator]を選択する。
- 選択した状態でツールバーの[Property panel]をクリックしプロパティ設定画面を開く。
- [activator_activateChoice]の右の+をクリックする。
- [ADD OBJECT VALUE]が開くので、プルダウンメニューから[real]を選択する。
- 入力欄にsector_1*17と入力して[Add value]をクリックする。
- sector_1の数値に1を入力して常に選択されるようにする。
5. スポーン地点の追加
ここでは両軍のスポーン地点を設定する。
はじめに、ツールバー右側の[Toolbox]を選択し、各Respawn関係のボタンをクリックして強調表示されるようにしておくとよい。
- [Create entity]で[Mission respawns]を選択し、以下のスポーン地点を適切な場所に配置する。
- respawnChooser+respTeam1 (連合側歩兵)
- respawnChooser+respTeam2 (枢軸側歩兵)
- respawnBaseWithGroupOnCapturePoint (占領地点が切り替わった際に一定時間利用可能な拠点内の防衛側用スポーン地点)
- respawnChooser+respVehicle (戦車)
- respawnChooser+respMotorcycle (オートバイ)
- respAircraftInAir (航空機の空中スポーン)
歩兵スポーン地点の詳細
- respawnChooser+respTeam1/Team2を配置する。
- [Move(R)]で回転させる。赤い線がスポーン時の正面となる。
- パラメータの[groupName]に適切なグループ名(この場合はsector_1)を入力する。
- もう一つのスポーン地点を設置する場合、[respawnBaseGroup]の値を2に設定することで別々のスポーン地点グループとして認識される。同じ値にすればどちらか片方からスポーンする。
戦車スポーン地点の詳細
- respawnChooser+respVehicleを配置する。
- 歩兵と同じように位置・向きを調整する。戦車の場合は方向転換に時間がかかるので丁寧に設定すると良い。
- 以下の通りパラメータを設定する。
- groupName: sector_1
- maxVehicleOnSpawn: 2
- respTime: 120
- team: 1 (または2)
- 複数配置する場合の設定も歩兵と同様である。
バイクスポーン地点の詳細
- respawnChooser+respMotorcycleを配置する。
- 歩兵と同じように位置・向きを調整する。
- 以下の通りパラメータを設定する。
- groupName: sector_1
- team: 1 (または2)
- 複数配置する場合の設定も歩兵と同様である。
航空機については後述する。
6. 戦闘範囲の設定
戦闘範囲は単純な四角形だと上手くマップに沿わないため、基本的にはpoly_battle_areaを使用して角になるポイントを設定していく必要がある。
単純なマップの場合は長方形のbox_battle_areaも使えるかもしれない。これを使用する場合はプロパティでチームとグループ名を設定するだけで良い。
poly_battle_areaの使用方法
チーム1(連合)用の戦闘範囲設定
はじめに[Toolbox]からBattleareaを選択して強調表示されるようにしておくとよい。右の更新ボタンをクリックすることで更新される。
- [Create entity]のプルダウンメニューで[Mission battle area]を選択する。
- [poly_battle_area]を適当な場所に設置する。他のエンティティと重ならないわかりやすい場所が良いだろう。
- プロパティで以下の通り設定する。
- [battle_area_polygon_point]を設置する。これは戦闘エリアの角となる。配置する順番は反時計回りでなくてはならない。
- パラメータを以下の通り設定する。
- [battle_area_polygon_point]をもう一つ設置する。これは第2ポイントとなる。
- battle_area_polygon_point_forBattleAreaId: 1_area1
- battle_area_polygon_point_id: point2
- battle_area_polygon_point__nextId: point3
- 以下、同様に繰り返してポイントを設置する。最終ポイントのみ、以下のように設定して閉じる必要がある。
- battle_area_polygon_point__nextId: point1
チーム2(枢軸)用の戦闘範囲設定
- 連合側と同様に設置し、プロパティで以下の通り設定する。連合側の設定と異なる部分は青色で強調表示されている。
- battleAreaId: 1_area2
- battle_area_team: 2
- groupName: sector_1
- [battle_area_polygon_point]を設置する。これは戦闘エリアの角となる。配置する順番は反時計回りでなくてはならない。
- パラメータを以下の通り設定する。
- battle_area_polygon_point_forBattleAreaId: 1_area2
- battle_area_polygon_point_id: point1
- battle_area_polygon_point__nextId: point2
- [battle_area_polygon_point]をもう一つ設置する。これは第2ポイントとなる。
- battle_area_polygon_point_forBattleAreaId: 1_area2
- battle_area_polygon_point_id: point2
- battle_area_polygon_point__nextId: point3
- 以下、同様に繰り返してポイントを設置する。最終ポイントのみ、以下のように設定して閉じる必要がある。
- battle_area_polygon_point__nextId: point1
7: 航空機の設定
航空機の場合、戦闘範囲を設定せずともあまり問題ない。
- [Create entity]のプルダウンメニューから[Mission battle area]を選択する。
- [aircraft_box_battle_area]を設置し、適宜移動・回転・拡大する。航空用マップはかなり広いので大幅に拡張しなければならない。
- [Create entity]のプルダウンメニューから[Misson respawns]を選択する。
- [respawnChooser+respAircraftInAir]を設置する。これは、戦闘機用と攻撃機用の両方を設置する必要がある。一般に攻撃機は上昇能力に劣るため、攻撃機用スポーンは戦闘機用のそれよりも高い高度に設置するとよいだろう。
- 戦闘機用スポーンポイントのプロパティを以下の通り設定する。
- maxVehicleOnSpawn: 1
- respTime: 120
- respawnbaseType: aircraft_fighter
- team: 1/2
- 攻撃機用スポーンポイントのプロパティを以下の通り設定する。
- maxVehicleOnSpawn: 1
- respTime: 120
- respawnbaseType: aircraft_assault
- team: 1/2
- [Create entity]のプルダウンメニューから[Mission supplies]を選択し、[resupply_in_air_zone]を設置する。これはスポーン地点の近くに設置するとよいだろう。