概要
元々は民間用に設計されたサブマシンガンだが、戦争初期にトンプソン銃が不足していた米海兵隊によって採用された。弾倉ラッチ、セレクター、ボルトハンドルのデザインには、民間用の名残が有る。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 1 |
BR | I |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ軽減 (改修前⇒改修後) | |||
---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 |
6.8⇒8.2 | 4.6⇒5.5 | 2.7⇒3.3 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 200 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0 | 0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 11.40 |
---|---|
打撃力*1 | 6.8 ⇒ 8.2 |
銃口初速(m/秒) | 265 |
発射速度(発/分) | 500 ⇒ 570 |
リロード時間 (秒) | 2.4 ⇒ 2.2 |
垂直反動 | 30 ⇒ 27 |
水平反動 | 30 ⇒ 27 |
供給システム*2 | 20発弾倉 |
重量(kg) | 3.8 |
弾倉質量(g) | 21.0 |
射撃方法 | セミオート/オート |
銃剣 | - |
解説
特徴
ゲーム内でも上位に入る8.2という高い単発ダメージ量と2.2秒という素早いリロード速度が特徴的。
【火力】
発射速度は500-570rpmで短機関銃としては並程度。また、威力は6.8-8.2で日本軍の短機関銃よりも高い。このため、総合火力では火力で日本軍のものよりも優れていると言えるだろう。反動も並程度であり使用中に不満を感じることは少ないと思われる。
リロード速度も2.2秒と素早く色々な面で扱い易い。ただし、弾倉が20発とやや少ないことに注意する必要がある。
ノルマンディー戦線ではM3サブマシンガンやショットガンより扱い易く、序盤の装備にしては容易に火力を出すこともできるため、キャンペーンレベル初期に突撃銃分隊を購入していればそれなりの活躍はしてくれるだろう。しかしながら太平洋戦線と比較してノルマンディー戦線は火力がかなりインフレしている事もあり、室内戦などの至近距離であれば問題ないが、この性能での中遠距離以降の戦闘は正直に言って絶望的である。
【適正距離】
200mほど離れただけで与えられるダメージ量が4割ほどまで減少してしまう。総弾数が少な目なこともあり連射速度を活かした弾幕を張るような事も出来ない。よって安定的にダメージを与えられる距離の限界は50mほどになる。
【命中精度】
射撃反動自体は並程度であり制御しやすく、命中精度も悪くない。しかし威力減衰率が悪く射程が短いため、中遠距離以上ではヘッドショット狙い以外での戦闘は控えるべきである。
【総論】
解放される時期に反して単発ダメージ量が高く、そのダメージは短機関銃としてはゲーム内でも上位に入るほどである。そのこともあって最終強化していれば室内戦などの至近距離戦ではかなり脅威になる。
しかしその分威力減衰率が悪く射程が短い、発射速度に対して総弾数が少ないと言ったような近距離以外では使い物にならないような明確な欠点のある性能をしているため、レイジングM50を使うときには相手と中遠距離以降の戦闘をできるだけ行わないような立ち回りを意識しよう。
史実
レイジングM50(Reising Model 50)は、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で開発された短機関銃である。アメリカの参戦後、急激な需要の増加のため供給が滞っていたトンプソン・サブマシンガンの代用品として、アメリカ海兵隊などが準制式装備として採用した。主に太平洋戦線で使用されたものの、信頼性の低さがしばしば指摘され、トンプソンなどが普及する1943年頃までに前線では使われなくなった。一方、安価かつセミオート射撃時の精度に優れるという特徴から、警察向け短機関銃としては一定の成功を収めた。
小ネタ
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