「建築基本概要」
投稿日:2007年09月11日
※『エクリプス以降の建築物には対応していません。スカフォまでの内容となります』※
本日のお題は「建築」です。
戦争を行なう中で最も重要な役割の一つである建築。
この「建築を如何にスムーズに行なえるかが勝利に直結する」といっても、決して過言ではありません。
ですがその重要性とは裏腹に、建築という作業自体は何も難しいことなんてないんです。
「戦場にいる誰にでも簡単に出来る作業」なんですね。
今回はそんな建築の基礎知識と、抑えておきたい情報などをあげながら、いざ実戦のときのお役に立てればと思います。
まず最初に建築を行なうに当たって、一番重要な心得を一つご紹介いたします。
「思い立ったら即行動」・・・です。
これからご説明していく建築は本当に、何も難しいことなんてありません。
でも、それをどれだけ多くの方が積極的にこなせるかで、戦場の流れは大きく変わってきます。
なので、戦場では積極的に行動していただきたいのです。
自分が出来そうだと思ったらすぐやってみてください。分からなかったら周囲の方に聞いてください。
不慣れであるならば、慣れるのが一番の近道ですので、是非ともまずは挑戦してみていただきたいです。
では、以下にその少しでも手助けになれるよう、建築の基本情報のご説明から始めます。
まず最初に、戦争中に実際に行なう建築の一連の流れをご説明いたします。
建築を行なうにはまず、「建てたい場所付近でZキーを押してメニューを開き、メニューの中から建築を選択」します。
そうしますと建築物一覧がでるので、その中から「建てたい物を選択」します。
これで建築可能条件を満たしていれば画面に、ここに立つよー的なプレ映像が出ます。
あとはそこで左クリックで決定すれば・・・ゴゴゴゴーって自動的に建築が始まります。
条件を満たしていない場合は建てられないよーっていうマークにプレ映像が真っ赤に表示されるので、分かりやすいです。
なのでその際は、プレ映像が出たまま移動できるので微妙に移動しながら位置を調整してしまえばOKなんですね。
はい・・・実際立てるには、たったのこれだけの動作でいいんですねっ
簡単ですね?簡単すぎて、うっかり手が滑っていろいろ建ててしまいそうですね?
というわけで次に、上記の流れで行なう建築に絡んでくる「建築可能条件」についてご説明します。
少しだけ例外の建築物もありますが、まずは大体の建築物で基本となるいくつかの条件があります。例外は後述しますねっ
1:「建築物ごとに規定されているクリスタルを所持していること」
建築も、戦場の資源たるクリスタルを消費します。
これは自らもクリを掘れれば掘りながら、クリ堀やクリ銀の方などに用途と個数を言えばすぐに集まるかと思います。
2:「自国領域内であること」
戦時中に「左上のミニマップで明るくなっている範囲」が、自国領域なんですね。この範囲内でないといけないというわけです。
この範囲はレーダーにもなっていて、領域内ならミニマップ上で敵味方の動きがおぼろげにわかります。
戦争開始直後は自国領は存在していませんが、初期の建築可能範囲として拠点の周りだけ円形に明るくなっています。
ですのでここからどんどん領域を広げていけば、それだけ建築可能範囲が広がっていくわけですね。
3:「敵国の領域外であること」
これはいい方をかえれば、「相手国の領域内には建築できない」ということですね。
特に最前線では自国領域と他国領域が重なる場所が多く存在することになります。
ですので自国領内であっても、敵国領と被って建てられない場面が多く見受けられるんですね。
基本は上記した三つの条件を満たせば建築することが出来ますが、これとは別に「どうあっても建設不可能な場所」が存在します。
それは何処かというと、「水面上・木や岩等の障害物上・急な斜面・すぐ近くに建築物がある位置・徒歩でいけない範囲」です。
マップの形状によって実はこのような場所でも立てられる場合があったりしますが、それは実際に経験して見ないとなんともいえないでしょうから、ここは経験を積んで学んでいきましょうっ
以上を踏まえていれば、冒頭で述べたとおり「誰にだって建築は可能」なんです。
そして繰り返しですが・・・この建築をスムーズに行なうことが「勝利に直結」します。
ではこれより、各建築物にスポットを当ててみましょうっ
まずは最重要建築物である「オベリスク」です。よくオベ、とか略されていますね。
クリスタル15個を持っていれば建築可能でして、戦場には同時に25本まで自国のオベを建てることが出来ます。
壊された際のペナルティは最近の検証から最低歩兵2デッド分、最高で歩兵12キル分程度との結果が出ています。
この差は、「自国領の所持領域の割合」という条件で変動していくようです。
さて、これが何故最重要建築物かといいますと・・・この建物こそが「自国領を増やす唯一の建築物」だからです。
立てた場所から円形の範囲を、自軍領域内とすることが出来る効果を持っています。
同時に、上記したように範囲内レーダーも機能して、ミニマップで両軍の動きを確認できるようになります。
冒頭から言い続けてきた「勝利に直結」という言葉は、正にこの「オベリスクによる領域拡大」のためにあるといえます。
実は「戦争で敵国ゲージに与えるダメージ全体の5~7割は、このオベリスクによって獲得した領域による継続ダメージ」だといわれています。
5~7割ですよ?5~7割。これが勝利に直結といわずして何というのでしょうっ(笑
この事実から、いわば「陣取りゲーム」としての意味合いが強いこのゲームの戦争において最も重要視される建築物・・・
それがこの「オベリスク」なのですね。
とはいえ先ほどご説明した崩壊ペナルティでもわかるように、壊されるととっても痛いのも事実です。
ですので・・・領域は負けていると困りますが、「勝っているのならば無理に広げる必要はない」ということも覚えて置いてください。
無理に広げようとした結果すぐ壊されてダメージを多く貰ってしまっては、元も子もないですね?
ちなみにこの領域範囲はミニマップ上でのレーダーにもなると上記しましたが、実はこのオベリスク以外の後述する建物にも、極小範囲をレーダーとしてミニマップ上で照らし出す効果が一応あります。
ある一つの例外を除けばこれはあっても殆ど意味がないので、まぁそんな事実もあるんだな、という程度に思ってください(笑
さて、オベリスクに関していくつか補足を加えておきます。
実際の戦争中ですが、最初に入れば誰もが眼にするのが、拠点最寄のクリスタルで目にする「オベクリ募集@○個」などという文章です。
これは、自分でクリを集めながら他の人からも募集をして、「一刻でも早くオベリスクを前線に向けて建てるための発言」ですね。
その場では、この手の発言があった方に無言でガンガントレードをしていくのが暗黙の了解となっています。
15個を一人で集めるのは結構時間がかかりますが、例えば5人で掘って、全員が3個掘った時点で直接か人を経由かして一人にクリを集めてしまえば、時間を超短縮してオベ建設に必要な数が集まりますねっ
クリ募集の際に「三個から募集」という類の発言も多いのですが、それはこういった理由からなんですね。
さて、では何故これが頻繁であるのか・・・ですが。
考えてみれば至極当然の理由です。
建物を建てられる条件の中には「敵国の領域内ではないこと」があることをあげました。
最初はどちらの領域もない状態から始まり、自軍はもちろん敵軍も当然領域獲得を狙うわけですから・・・・
そう、つまりは。
序盤の領域獲得は、「早い者勝ち」なんです。
ここでうかうかしていたら、どこもかしこも敵領地にされてこちらがオベを建てられなくなってしまうのですね。
特に敵拠点と自軍拠点の間にある範囲の空間は、お互いに大急ぎで取りに来ます。
最低限マップを二分しなければ領域で負けてしまうのですから、まずは敵拠点とぶつかる前線方面に、急ぎオベを構築しなければなりません。
大体のマップでは「敵国拠点との最短直線上になりやすい中央よりも、その東西南北を目指すと最終的な領域獲得が容易い」です。
これは戦争のある種の定石として覚えておいてみてください。
この序盤前線オベ立ては、何しろ全体の5~7割をも占める領域ダメージを担う、最初の一手です。
その後の戦況に大きく影響するので、是非とも皆さんの積極的な実践をお願いしたいところです。
注意点として、立てるときはスピード・範囲などの効率を増やすためにも、必ず「事前報告をして欲しい」というのがあります。
事前に報告をすれば、無駄にオベリスクの範囲が重複して立ってしまうこともなくなるはずですね?
(ここで例の提示)
など、よく戦場で見かけるかと思います。
これはYボタンでショートカットに組み込んでしまえば、ボタン一つですぐに発言できますねっ
後もう一つ補足として、「裏オベ」ですとか「僻地オベ」だとか呼ばれるものがあります。
これは自軍拠点の後方等の、「前線ではない方向の範囲を領域化するためのオベリスク」のことをいいます。
敵との早い者勝ちになるので最優先したい前線オベが立ち終わったら、今度はこちらを埋める作業となるわけですね。
領域は少しでも多く獲得することが大切ですので、これも重要な作業です。
押して押されて攻防の激しい前線領域は、広げすぎれば破壊される危険性も高まり、なかなか自由に行かないものです。
ですがこの後方範囲は広げても折られる危険性は前線より少なく、広げれば広げるだけ旨みがあります。
隙間のないようにびっちり範囲を埋めてしまいましょう。
それに、これらの後方オベは前線ほど敵との競り合いではないので、比較的余裕を持って建てられます。
建築に不慣れでちょっと不安があるうちなどは、この後方オベをたてて建築に慣れてみるのも手ですねっ
一つ注意点というか知っておきたい知識として・・・この後方オベは基本的に可能な限りマップの端まで覆うに立てるとグッド、というのがあります。
何故かといいますと・・・
このオベリスクを中心に円形に覆う範囲。
この覆われた範囲は、それがマップ上に映し出されている範囲ならば「私達が到達できない壁の向こうだろうと、問答無用で領域化してくれる」のですね。
この首都で言えば、1のラインやHのラインなどは私達は壁に阻まれて進入できませんね?
でも、いけるギリギリまで行って壁際にオベを立てると、そこを中心としたオベの範囲は1やHラインの範囲も覆ってくれます。
このとき私達は確かにそこは行けないですけれど、でもしっかりその範囲も領域化されているんですね。
領域獲得の必須知識として、これも覚えておいてみてください。
ただし、ホークウィンド高地やニコナ街道などでは、立てないほうが安全な場所も一部あります。
そのあたりの場合は、現地で聞いてみたりしちゃいましょう。何方かが情報を流してくださっていることもありますので、ログにも注意、ですっ
オベリスクに関しては以上を意識しながら、是非とも挑戦してほしいです。
その行動こそが、自軍勝利に直結するんですっ
だってですよ。何せ、約5~7(略
参考資料として皆さんに是非見ていただきたいものがあります。
ネツァワル王国Wikiというサイトの中にある、オベリスクシミュレーターというものです。
これはミニマップに近い画面でオベ立てのシミュレートを行なえる画期的
なものです。
ネツァワルWikiのURL⇒ 『 http://netzawar.gamedb.info/wiki/ 』です。
マップ毎にシミュレートできますので、効率的な立て方の考察などに是非一度はご活用ください。
自分でやってみてはじめてわかることはやっぱり凄く多いです。なので、是非ともっ
というわけで、お次の建築物です。
次はアロータワーです。ATとよく略されていますね。
クリスタル18個を消費して建てられ、戦場には同時に自分のATは十本まで立てることが出来ます。
壊された際のペナルティは歩兵2デッド分に相当すると言われています。
これは立てた場所から一定範囲内の敵に自動的に矢を仕掛ける建物です。
一発一発は微々たる威力ですが、「要塞化」と題して数基のATをを同じ範囲に集中展開すると、馬鹿にならない効果を発揮します。
これはいわゆる前線での防衛線・・・ここは抜かれたくない、という前線の要所に複数同時に建築するケースが多いです。
実はマップ毎におおよそ、立てるべき理想地点なんかはある程度範囲が決まってる場合もあります。
なのでこれは戦争でミニマップを見ながら考えてみれば、このATを立てるべき要所というのはおのずとわかってくると思います。
このATがあるとないでは前線のやりくりが全然違ってきます。必要だと感じたら積極的にどんどん立てましょうっ
このATは「前線オベ建築直後、すぐに取り掛かりたい建築作業」です。
「オベよりも前に立てて防衛線を築きたい」のがその理由ですね。
ですがオベの項目でも指摘したとおり、出遅れてしまえば相手との領域に被って建てられないケースなども、多く出てきます。
ですので、これもスピード重視でいきましょう。
例えば最初のオベくりぼのラッシュのなかで、自分が3,4本目以降にオベクリを募集している場合。
ここで「クリを15個ではなく18個もらって、場合によってはATも立てる準備をしておいたりする」と、凄く素敵ですっ
最近はファンタジーアースSNS内のDホルコミュニティなどでも、ATについて語られていたりします。
具体的にどう立てると効果的なのか、なども話されていたりしますので、一度覗いてみては如何でしょうか?
理想は自軍オベより前に、一直線よりも前後に立てる、ですっ
SNSのURL⇒ 『 http://fesns.com/ 』(FEZと同じID・パスワードでINできますよっ)
あとこのATの副次効果としては、自国AT付近での敵スカウトによる暗殺技「パニッシングストライク」が高い確率で封殺できます。
これはパニをするために姿を現した瞬間にATが狙撃してくれることが多いからです。
通常はスカウトでもATの弓では仰け反りませんが、パニをする際には小ジャンプをしているので、ここに矢がヒットすると転倒してしまうんですね。
ですので前線で疲弊したときはしっかり警戒しつつ、このATまで下がって回復などもいいでしょう。
そのほかにATは「前線の押し引きの目安」にもなります。
自国のATより離れ、ずっと戦線を押して戦闘をすると・・・それは「押し過ぎ」である可能性があります。
敵AT郡に突っ込んで接戦なんて、正にその典型例だと思います。
結果疲弊したこちらの前線戦力が拠点から復活した敵軍や援軍からカウンターを貰い、それまで押していた分以上に一気に押し返される。
そういうことが十分過ぎるほど予測できます。
ですので定期的にミニマップを見て、これ以上押すのは危険だと判断したら、自国AT付近まで下がるのがいいですね。
領域で負けている場合は、召喚なども投入して攻めあがる必要があることはもちろんあります。
ですが「領域が勝っているのに不必要に攻めて結果カウンターを貰ってしまう」なんて状況は、目も当てられませんよね?
攻撃こそ最大の防御・・・なんて、時と場合によりけり、というわけなんですねっ
防御の要であるATをしっかり利用して「堅守」を覚えると、ここでもまた前線のあり方が全然違ってきます。覚えておきましょうっ
では、お次はウォークラフトです。通称は「蔵」とか言われますね。
クリスタルを二十個消費して立てることが出来、戦場には同時に一基のみ存在できます。
壊された際のペナルティは歩兵3デッド分に相当すると言われています。
これは召喚「ジャイアント」に変身する為に必要な建物ですね。
ジャイアントは敵建築物破壊の要である召喚ですので、前線オベ展開がある程度落ち着いたら速めに準備しておきたいところですね。
この蔵に関しては、立てる位置は「マップによって様々」となります。
ジャイアントは長距離射程スキルで建築物を射撃できる召喚ですが、如何せん移動が遅いのですね。
まぁ、巨大な大砲を担いでいるので仕方がないと思いましょう。労わってあげないといけません。
そんなわけでして、そんなジャイアントの足の遅さを少しでもカバーするために、この「蔵の位置」が重要になるワケです。
つまりはどこに建てるのかといえば、「前線を睨むことの可能な、安全っぽい場所」です。
前線は一箇所の場合よりも二箇所などに分かれるマップのほうが多いので、例えば「その両方の前線を睨める位置」。
あとは「戦況によって重視すべき方面の近く」など、建てると効果的な場所は様々です。
とはいえ実はこの蔵に関しても大体マップ毎、そして攻撃側防衛側で建てる位置は大体特定されてきたりします。
ですがこれも立てる際には軍団チャットで「<pos>に蔵建てますがいいですか?」などと伺ってみるのがいいでしょう。
効果的な位置はその時そのときで違うものですしね。
蔵を立てるタイミングとしては、これは前線のオベとATが展開したらその後すぐにでも立ててしまってOKだと思います。
ジャイアントが欲しい時にすぐに召喚できるようにしておけるといいですねっ
さて、更にゲートオブハデス、です。門、と略されることが殆どですね。
クリスタル二十個で建築でき、「戦場には後にも先にも一個、一回のみの建築可能」となります。
壊された際のペナルティは歩兵2デッド分に相当すると言われています。
門だけは他と違い、「壊されたら再建不可能」という特性を持っています。これは要注意ですね?
この門は召喚「レイス」に変身するために必要な建築物です。
レイスは対歩兵に強大な威力を発揮する召喚なので、押されている前線、押したい前線が出てきたら早めに投入したい召喚でもあります。
この門が建てられる位置は「殆どが拠点前」です。これがなぜかといえば、上記したように「再建が不可能であるから」なのです。
しかも門自体は結構脆いもので、ハイドスカウト数人に狙われると意外とあっけなく、ぽっきり逝っちゃうものなんです。
つまりは・・・「常に監視して敵から守る」ために、人がいる拠点前に立てることが多いのですね。
ただこれは常に監視の目のがあればいいので、必ずしも拠点前でなければならない、というわけではありません。
戦線の具合と監視可能範囲によっては、もっと前線近くに建てることも稀にあります。
立てるタイミングとしては、これも前線オベが建て終わったら他と平行しつつ早い段階で欲しいものですね。
門襲撃を用心するのならば、建てる位置を見定めておいてレイス出撃直前に立てる、というのももちろんありです。
レイスはそれ自体は脆いのでナイトや歩兵の護衛が必須ですが、活動条件のそろったレイスは本当に歩兵にとっては脅威です。
これも門をどこに建てるかを軍団チャットで報告した後、立てるのがグッドですねっ
敵ドラゴンが召喚された場合は真っ先に狙われて、破壊を免れない建築物だったりします。大事に扱ってあげましょう。
さらにお次はブルワーク、です。壁、と略されることが殆どですね。
クリスタル三十個で建築でき、戦場には同時に自軍の壁は三つまで建設できます。
壊された際のペナルティは、約歩兵4デッド分と言われています。
このブルワークは特筆するべき建設条件として、「自国領域内であれば敵軍領域内であっても建設可能」というものがあります。
冒頭に述べました基本条件の外にある、例外建築物の第一弾さんです。
これは要するに「自国領域内でありさえすれば、建てられる地形ならどこでも立てることが可能」・・・というわけですね。
「壁面が真東・真西・真南・真北いずれかへ向く角度(4方向)にしか建てられない」のも特徴です。
この建築物が何の役割を果たすのかといえば・・・言わずもがな、「壁」、です。
主に敵軍の進入経路を塞ぎ、見た目にも明らかに分かる「防衛線」を展開するための建築物です。
これをする際には味方の撤退経路も塞ぐことが意味されるため、立てる際には慎重に注意を促しておかないといけない場合もあります。
崖などにしっかり食い込ませて道を完全に塞いだり、逆にわざと隙間を作って敵の侵攻経路を限定して集中弾幕を仕掛ける、といった使い方などもあります。
その他には稀に、後述する建築物の「スカフォード」と合わせて高い崖を上るための足場としても利用されます。
谷間を結ぶ橋としての役割などを担う場合もあります。
マップによっては必ずといっていいほどこの壁が立つ場所なんかも既にいくつか存在していますね。
その辺りのノウハウは実際に戦場で見ながら経験するのがよろしいかと思います。
これを巧いこと利用すれば前線のライン操作・及び各前線の戦力配分などが今までよりずっと容易に行なえるようになります。
そのほかには、敵キマイラの進軍ルートを封殺する意味でも、よく立てられますね。
用途としての運命上、壊されることも比較的多い建築物です。
ですがこれの効果が発揮されれば、壁を作ってその地点を少数で防衛してそのほかの前線に戦力集中、などの戦術も可能となります。
それによって敵戦力の誘導をして壊されずにすむことも十分あります。
前線戦闘の重要建築物であることは間違いないです。これも利用できるならばどんどん利用していきましょう。
立てるタイミングとしては、建築可能になったら事前に軍団チャットで注意を促しつつ、すぐに立ててしまってOKな場面が殆どです。
さぁ、ついに現状最後の建築物、スカフォードです。通称は「スカフォ」というのが多いですね。
この建築物は「他の建築物とは全く違う建設特性」を持っています。
このスカフォードは以下の条件で建築可能です。
「自軍や敵軍の領域・所持クリスタルに関係なく、一人につき一つだけ、建築可能地形であればどこでも建築可能」
つまり最大建築数=自軍参戦者数、となるわけですね。
例外の極みにある、ユニークな建築物です。
壊された際のペナルティダメージもなく、その代わりにとても脆い代物です。
基本的にはこのスカフォードは「足場」として想定された建築物であり、前述したブルワークと対を成す建築物です。
敵の立てたブルワークを飛び越えるための足場であったり、巧く上れない崖などに足場として設置したり、というのがメイン用途です。
ブルワークの段落で紹介したように、稀に自軍のブルワークと合わせて、より高い崖を上るための足場としても活用されます。
とはいえ・・・実は上記の足場としての用途以外に、以下の用途として使われる場合が多いです。
・「前線での即席の弾幕遮蔽物」
そのままですね。これに身を隠しながら敵前線に攻撃するための簡易遮蔽物としての利用方法です。
・「どこでも建てられることを利用した、オベリスク範囲外での簡易レーダーとしての役割」
これが一番多い利用方法です。特に開戦直後に前線維持に走ってくれる方はオベの範囲の外で敵と遭遇します。
そこでこれを立てれば、周囲の敵味方の状況がミニマップを通して全軍に伝わる、というわけですねっ
戦場でも時折、「前線の方スカフォ立てて状況見せてください」なんていう軍チャも流れていたりします。
・「親切な足場と見せかけて実は崖のぼりスポットを埋め、敵の移動を阻害する」
これはなんとも狡猾な作戦です(笑
崖のぼりはギリギリの場所から飛ぶことが殆どですが、その跳躍地点・着地地点にこれを立てることで崖のぼりの邪魔をするというわけです。
正直敵にやってもすぐ壊されますが、間違って自軍にやることがあると取り返しが付かなくなったりします。気をつけましょう(笑
大体以上のような用途例が多いです。
非常に脆いため狙われれば一瞬で壊れる代物ですが、制限・ペナルティがなく建てられるのでその使用用途は様々に考えられますねっ
・・・さて、以上が現在戦争中に建てられる建築物のすべてとなります。
これ以外にあとは、攻撃側として戦争を開始する際にのみたてられる「キープ」の建設が宣戦布告可能なフィールドでは行なえます。
こちらの消費するものは何もなく建築できます。
ただし、防衛側の拠点から一定距離以上離れていることと、フィールド内で同国民4人以上から承諾を得ることが条件です。
これもマップごとに建てる位置などは大体決まってきたりします。
基本は「前線までの距離を考慮しながら、クリスタルのそばに建てる」といったところでしょうか。
これに関しては慣れないうちは手を出す必要はないかと思います。
ただ戦争を起こすために建てるとしても、無闇やたらに隣接国家の本土に建てて攻めすぎるのも、考え物です。
本土に攻められることも多い私達だからこそ、本土攻めはあんまり・・・というのはご理解いただけるかもしれませんね?
なるべくならば中央大陸にて暴れまわりたいものです。
敵本土ではこちらは外部からの援軍は期待できませんから、人数負けする可能性も中央大陸よりありますし、ね。
さて・・・超長くなりましたが、以上が本日の御話のすべて、となります。
今回記載した内容はあくまでも建築のおおよその基本となる情報であり、補足・例外・その他実用知識などもいろいろ存在します。
文章中でも触れたようにマップ毎である程度定石化している建築地点なども多く存在しています。
ですのでそれによっては基本とは反する建て方がされることもあることでしょう。
ですが、それらは今回お話した基本が分かっていて、そこで初めて光るものだと思います。
ですのでまずはこうした基本をしっかり会得して、その上で様々なことに挑戦していただきたいな、と思います。
建築物についての考察や詳しい情報などは、Wikiを参照すればすぐに分かります。
FEZ総合WikiのURL⇒ 『 http://fewiki.com/ 』
FEZに必要な情報の網羅された、参考書みたいなページです。
他国のものもあり、そこではより深い考察なども書かれています。総合Wikiからリンクがあるので、見てみましょうっ
IEなどのウェブブラウザのお気に入りに入れてしまえば、いつでも見れますねっ
最後に再びとなりますが、これら建築に携わることが「勝利に直結」します。
是非ともこれからの戦争で経験し、実践し、自軍を勝利に導いてください。
今回のお話が、皆様の清く正しい(?)建設ライフの少しもの参考になれば幸いです。
(最後の挨拶)
(あとがきみたいな考察)
・長いです。その一言に尽きます。
「もう新しい建築物なんかいらないっ」って私はこれを書いていて思いました(笑
建築はオベこそ熟練者の皆さんが積極的に建てることも多いですが、まだまだ全容としては使いきれていない感が否めないものも多いです。
私も最初はオベを立てるのにちょっぴり緊張したものですが、やっぱり建てる決心をさせてくれたのは基本知識を知ることでした。
建築の重要性を伝えるためにも、これも定期的に開催していきましょう。
この草案の副題は、「めざせ!一級建築士!!(基礎編)」です。
すみません、嘘です。
筆者:アガタさん