FFCCのシリーズ第二弾。
前作の反省からシングルプレイモードも充実させ、アクション面で大幅な改良が加えられた。
そのため聖剣伝説より聖剣伝説しているとかゲーム面での評価も高いよう思うのだが、
それとは別に個人的にはテキストやキャラの味が非常に楽しくて良いと思う。
DSのタッチ機能を存分に生かしたバトル・ギミック解きも目玉なのだが、
バトル時は場合によっては非常に忙しい操作を要求されるため、だんだんタッチペンでタッチするのが面倒になってくる。
バトル時ではタッチさえできれば細かいタッチ位置までは要求されないことが多いので、
ギミックを解くとき以外はペンではなく指でのタッチに切り替えてしまってもいいかも。
- バトル中にタッチを必要とするのは魔石の選択ぐらい。
説明書を読めばわかるがタッチペンではなく親指でタッチすることを推奨している。
終始ほのぼのした雰囲気で進行するのがFFCCシリーズの特徴だが、
このゲームはシングルモードだと途中からやたらシリアスになる。
エンディングも本当にハッピーエンドと言っていいのかよくわからない展開になっていて、
ちょっとスッキリしないものがある。
- まあ、一応主人公たちにとっては幸福な結末だっただろうし、
無理矢理っぽいがハッピーエンドってことで良いんじゃね?
一方マルチモードでは悪役がなんだか善い人になっていたり、
王様がお気楽キャラになっていたりとキャラ崩壊が著しい。
その理由はシングルモードを一通りクリアするとわかるだろう。
装備を変更するとキャラクターの外見も変化するため、コーディネートが楽しい。
だが一部装備の見栄えが悪すぎるのが残念すぎる。ナイトヘルム系の格好悪さは異常。
- 中にはセーラー服やメイド服などスタッフの暴走を感じさせるものも存在する。
- しずくによってカンストまでパラメータを上げることができ、追加素材によって装備に好きなアビリティを付けられる。
- よって、アイテム集めを頑張れば好きなコーディネートでラスボスを倒すことも可能である(種族、性別による制限はある)。
人によって好ききらい好みが分かれるところ。
特に前作とクリスタルの機能が全く違い、そんなに優れたものだったのかと拍子抜け。
ユーリィたちの自宅の扉前で、開いたドアにぶっ飛ばされるイベントが、シングルとマルチで1つずつある。
シングルで魔法の力を使ったラトフにスティルツキンがとばされるのはわかるが、
マルチでミースにプレイキャラがぶっ飛ばされるのはどうわけだろう?
ミースはそんな全力でドアを開けたのか?
ジャンプした際、稀に地面をすり抜けてフィールドの下へ落下してしまう現象が起こる。
レベナ・テ・ラ市内やラストバトルの舞台等、本来なら落下ゾーンが存在しない場所でも発生する。