SideWinder Mouse

Last-modified: 2011-05-12 (木) 16:39:42

製品URL

日本公式
http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/sidewinder_mouse.mspx
海外公式
http://www.microsoft.com/hardware/gaming/ProductDetails.aspx?pid=100

基本スペック

Microsoft SideWinder Mouse
搭載センサーAvago ADNS-6010
DPI2000
スキャンレート7080
最大認識速度(インチ/秒)45
最大加速度(G)20
レポートレート(Hz)500
ボタン数10
ボタン耐久性900万回クリック
インターフェースUSB
サイズ128.8mm (長さ) x 75.7mm (幅) x 42.5mm (高さ)
本体の重さ(g)公称約124g
発売時期2007年10月

特徴

オンザフライDPIスイッチング
ホイール下に配置された3つの解像度変更ボタンで、解像度を瞬時に変更出来る(400/800/2000)。任意の解像度も設定可能。
内蔵LCDディスプレイ
現在の解像度及び、マクロ記録用アイコンを表示出来るLCDディスプレイをマウス本体に搭載。
ケーブルアンカー&アクセサリーボックス
有線でも無線のようにスムーズな操作が出来るようケーブルアンカーが付属。ケーブルアンカーの中にはウェイトやマウスソールを保管出来る。&ref(): File not found: "swm_acbox2.jpg" at page "SideWinder Mouse";
Quick-Launchボタン
WindowsVistaのゲームエクスプローラーにワンタッチでアクセス出来るボタンを内蔵。
プログラム可能なメインボタン
左右ボタン及びスクロールホイール、サイドボタンは任意のキーを割り当てることが出来る。
3種類のマウスソール
標準でマウスソールが3種類付属。ユーザーの好みによって交換することが出来る。
ワイドメタルスクロールホイール
通常の物より幅が広く、より良いクリック感と応答が得られる金属製のスクロールホイールを採用。
重量調節用ウェイト
マウスの重さを調節可能な専用のウェイトが付属。5g:1個、10g:3個(最大3個、計30gまで内蔵出来る)

Files

その他

  • 寸法等

    Microsoft SideWinder Mouse Microsoft SideWinder Mouse

レビュー

[マウス]入力装置ForPCActionGamer[キーボード]19

348 名前:UnnamedPlayer[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20:12:38 ID:6x6StQwn
SideWinder Mouse入手しました。
これは、「とんがった」マウスですね。
349 名前:348[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20:13:20 ID:6x6StQwn
まず、デカくてゴツい。
このマウスをさわった人が一様に思うであろう。
実はIME3.0よりも全長は短いのに、とても大きく感じる。
理由はいくつかある。
第一に、手のひらに当たる部分が、非常に分厚いこと。
後部の高さは、つまみ持ちゲーマーにとっては問題で、
指先でリコイルコントロール等を行ったりする場合に、
手のひらが接触すると、マウスの可動範囲が極端に狭くなってしまう。
たとえば、IME3.0は後部が低く、持ち方の自由度が高い。
大柄ながら、つまみ持ちユーザにも支持されているのはそのためだ。
対してSideWinder Mouseの後部は、こぶでも出来ているかのように盛り上がっている。
かぶせ持ちをした場合、手のひらに突き刺さるような圧迫感すらある。
このせいで、ホイールやボタン群が非常に遠く感じる。
第二に、幅が広いこと。
特に小指部分が広く、大きなものをつかんでいると言う感触につながる。
ただし、両サイドとも指の収まりはよく、
コーティングの質も高いため、グリップ感はとてもよい。
第三に、とても重いこと。
付属のおもりをつけると、もっとえらいことに。
最近のマウスは、どうしていらん機能をブツブツ…
350 名前:348[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20:15:11 ID:6x6StQwn
気を取り直して、他の性能を見てみる。
自分が一番期待していたのは、ホイール。これがすごい。
金属製の幅広ホイールはあたりがよく、しっかりとした滑り止めもポイントが高い。
回転のノッチは吸い込みがよく、それでいて静か。
そして、クリックも軽く、衝撃による誤クリックもない。
久しぶりに、MSの良設計が帰ってきた感じだ。
サイドボタンは、筐体後部が大きすぎるせいで、若干遠く感じられる。
ボタン自体は、突出量が大きいため押しやすく、
親指のガイド溝からは離れていることもあり、誤クリックが起こりにくい。
メインボタンの感触は普通。短いストロークで軽く、連射もしやすい。
残念なのは、他のボタン群だ。
なにしろ、これほどボタンが多いのに、キー割り当て等に利用できないのだ。
わかりやすく言うと、「カスタマイズ可能な5ボタンマウス」なのである。
マクロ記録開始専用ボタンとか、Windows Vistaのゲームエクスプローラ専用ボタン、
解像度設定用独立3ボタン等、正直、何を考えているのかさっぱりわからない。
それらの操作のたびに、ドットマトリクス液晶に絵や文字が出るのだが、
だからどうしたと言った印象。
センサー性能は可もなく不可もなくといった感じ。
Habuで懲りたのか、センサー位置は極めて先頭に近く、サイドボタンよりも前にある。
このおかげで、リフトオブディスタンスは体感短めに感じるし、
指先の動きが直接カーソルの動きにつながる感じで、軽快に動作する。
200~2000dpiなので、ボタン一つで10倍のスピードになるのもおもしろい。
3種類の滑りが異なるソールが楽しめるのだが、どうも感触が悪い。
どうやら、ソールの形状のせいか、パッドに面で接触していないようだ。
とくに金属製のパッドと相性が悪く、
まるでヤスリがけでもしているかのような音を発する。
351 名前:348[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20:18:07 ID:6x6StQwn
というわけで、分解。
分厚い筐体後部はスカスカであった。
http://gadget.tm.land.to/pukiwiki/?plugin=attach&refer=uploader&openfile=sidewinder.jpg
センサーは、Avago のADNS-6010。
定番のレーザーセンサーで、横向きに取り付けられている
今となっては旧世代のセンサーだが、1[m/s]程度の速度性能があるため、
激しい動きをしないアクションでは問題ないだろう。
メインボタンは、タクトスイッチ。
発表によると、「クリックボタンの耐久性を非常に高く設定しました」とのことだ。
感触も悪くないので、使い込んだユーザーからの評価を待ちたいところ。
ホイールは、IME3.0等に使われているギミックの発展系。
光学センサーや、ノッチの構造は従来通りながら、
スイッチにバネと足がついているなど、支持構造に違いがある。
ガタガタ音を立てない理由はわからなかったが、
金属ホイールの重さも関係しているのかもしれない。
どうせなら、ノッチを作るパーツも金属製にして、耐久性を高めてほしかったところ。
写真ではわかりにくいが、サイドボタンは、オムロン製の小型マイクロスイッチ。
フィルム越しに押下する構造など、少し目新しい構造だが、設計大変そう。
いかにも苦肉の策っぽいGND線も涙を誘う。
ネジが一本足りなかったり、LEDが曲がっていてLED穴に入っていなかったりするのは、
初期ロット故の問題か。
ところで、発売前情報では、
「開発にあたっては、カスタマイズして性能をチューンできることと、
快適に使えることというゲーマーからの2つの大きな要望を満たすことを目標とした。」
とのことだった。
実際手に取ってみると、謎の10ボタンといい、筐体後部の極端なコブといい、今一歩。
どうやら、目標は目標だけで終わってしまったようだ。
とはいえ、新設計のホイールは評価したいところ。次があればいいのだが。
いじょ。
  • 分解写真

    sidewinder_thumb.jpg
  • サイドボタンが上下にある事で押しやすく、手の小さい日本人には非常に嬉しい。 -- 2008-01-19 (土) 13:10:11
  • ADNS-6010は2[m/s]ぐらいいきますよねぇ。今読むと恥ずかしい。。。 -- 分解の人? 2008-05-14 (水) 20:24:49
  • ↑やっぱりESRショックが大きかったですかね…。6010に期待しすぎてがっかりしたというのもありますが。 -- 2008-05-15 (木) 20:47:46