こわれたブレーキ

Last-modified: 2021-02-15 (月) 22:49:40

「止まらなくっちゃ…止まらなくっちゃ…もうくたくただよ…。」
こわれたブレーキ

日本版タイトルこわれたブレーキ
英語版タイトルThe Runaway
脚本クリストファー・オードリー?
放送日・1986年10月22日(英国)
・1988年4月29日(オーストラリア)
・1989年5月28日(米国)
・1991年6月11日(日本)
・1998年4月8日(ドイツ)
・2008年1月18日(ハンガリー)
この話の主役トーマス
シーズン第2シーズン
話数第36話
第10話(シーズン内)
機関車紹介トーマスダックエドワードヘンリーテレンスハロルド
登場キャラクターAトーマスアニークララベルテレンスハロルド
登場キャラクターBエドワードヘンリーパーシートビーダック
登場キャラクターCジェームス使い回し映像のみ)
登場キャラクターDバーティー(原語版の言及のみ)
登場人物Aトップハム・ハット卿トーマスの車掌
使い回し映像のみ:信号手?*1
登場人物Bトーマスの機関士トーマスの機関助手トーマスの代理の機関助手?トップハム・ハット卿の付き人?ティッドマス貨物小屋の作業員?エルスブリッジ駅長エルスブリッジ駅の駅員?
登場人物Cダックの機関士ジェームスの機関助手乗客?ファーマー・フィニー
登場人物D無し
登場スポット支線の橋?
ティッドマス第2貨物用機関庫?
修理工場?(言及のみ)
ティッドマス操車場?
テレンスの畑?
ファークァー機関庫?
ティッドマス駅?
ティッドマス貨物駅?
水車?
エルスブリッジ駅
支線の谷間?
アッパー・ブレンダム駅?
対応原作・第30巻『More About Thomas the Tank Engine?
(第2話『The Runaway』)
あらすじ・調子が出なくなったトーマス修理工場?に送られ、そこでブレーキを直して貰ったが、実際はブレーキの利きが悪かった。
ある時、代わりの機関助手が来たが、彼はブレーキの利きが悪い事を忘れていた為、トーマスはブレーキが外れて勝手に走り出してしまう。
メモ・今回、台詞のある機関車はトーマスのみ。
・この話のエドワードは『パーシーとしんごう?』に続いて終始笑わなかった。
ダック、初めてアニークララベルを牽引する。
第1シーズンの『トーマスとバーティーのきょうそう?』と今シーズンの『パーシーとハロルド?』の使い回し映像もあり。
ダックに出会えて喜ぶアニークララベル
パーシー?ジェームス続いて、無人走行するトーマス
・初めて、体調不良になるトーマストーマスの機関助手
クララベル第4シーズンの『トンネルのなかのかいぶつ?』まで台詞無し。
・今回の話はキャラクター→ナレーター→キャラクターと交互に話しており、キャラクターよりナレーションの台詞が多い。
・英語版ではバーティーが言及されている。
ジョージ・カーリン?米国版では話の前奏が流れている。
トーマス乗客?も乗せず、無人で走り出したのに何故か笑顔のヘンリー
第1シーズンの『とりのこされたしゃしょう』に続き、見切り発車して車掌を放置するトーマス*2
第1シーズンの『ジェームスのだっせん?』以来、非常ベルが鳴り響く。
・『あなにおちたトーマス』と『おんぼろエドワード』の使い回し映像がある。
・この話のパーシーは『おんぼろエドワード』に続いて、トビーは初めて終始走っていない。
原作との相違点・TV版ではエドワードトーマスを台車に乗せてから修理工場?へ向かっていたが、原作では台車でなく、エドワードに繋いでトーマスを運んでいる。
・TV版ではトーマスと再会したパーシートビーと共に喜んでおり、原作での時系列はトーマスパーシー喧嘩を売った天罰で石炭に埋もれた?次の日の出来事を描いている為、原作ではトーマスパーシーと再会した時、を睨んでいる。仲直りするのは今回の事件からしばらく立った後である。
・原作ではテレンスの出番は無い。
台詞ナレータートーマスの具合が悪い。作業員は懸命に直そうとしたが駄目だった。」
トップハム・ハット卿「うーん、修理工場?に行かなくてはならんようだなぁ…」
ナレーターエドワードトーマスを工場に連れて行く事になった。トーマスは惨めだった。それからトップハム・ハット卿ダックに言った。」
トップハム・ハット卿トーマスが留守の間、パーシートビーを手伝ってくれんか?」
ナレーターダックは喜んだ。彼はパーシーとは前にあったことがあるし、?トビーともすぐ仲良くなった。トラクター?テレンスダックを喜んで迎えてくれた。」
テレンストーマスの客車達に親切にしてやりなよ、トーマスが居なくて寂しがってるからね。」
ナレーターダックは客車達にはとても優しかった。アニークララベルは感激した。」
アニー「何て、素晴しい人なの!」
クララベルダックと出掛けるのは、とても楽しいわ!」
ナレータートーマスが工場から戻って来た時、アニー達はダックがどんなに素晴らしかったかを話した。トーマスは帰って来たのが嬉しくて、焼きもちを焼くのも忘れていた。トーマスは修理工場でハンドブレーキを固く締めて貰ったつもりだった。ところが実際にはブレーキの効きが具合が悪くてトーマスはプラットホームを行き過ぎてしまう事が何度もあった。トーマスは酷く決まりが悪かった。それで、機関士助手はブレーキにとても気をつける様になった。ところがある日、トーマスの助手が病気になり、代わりの助手がトーマスに乗る事になった。代わりの助手は連結器を硬く締めた。そして、プラットホームで駅長機関士と一緒にヘンリーの客を待っていた。助手トーマスのハンドブレーキの事をすっかり忘れていた。トーマスは早く走りたくてうずうずしていた。」
トーマス「あと少しだ!」
ナレーター「向こうから、ヘンリーがゆっくりと近づいてくる。ところが、その時トーマスのブレーキが突然緩んで、車輪が動き出した。彼は止まろうとしたが、機関士助手も乗っていないのでどうにもならない。機関士助手車掌、そして乗客?がホームに取り残された。」
アニー&クララベル「止まってー!!止まってー!!」
ナレーターアニークララベルが叫ぶ。だが、トーマスは蒸気を吐きながら走り続けるしか無かった。非常ベルが鳴った…!」
《ジリリリリリ!!》
信号手?「その汽車を止めろ!!」
ナレーター「丁度近くに、ヘリコプター?ハロルドが居た。車掌は、ハロルドに頼んで乗せてもらった。これに乗って、トーマスを捕まえようと言う訳だ。ハロルドは空高く舞い上がり、トーマスを追いかけ始めた。トーマスはくたくたに疲れていた。」
トーマス「停まらなくっちゃ…停まらなくっちゃ…もうくたくただよ…。」
ナレーター次の駅?に近づいた時、トーマスハロルドの姿に気がついた。車掌ヘリコプターから降りて来て、ホームで待ち構えていた。トーマスはのろのろとホームに入って行った。車掌トーマスの運転室に飛び乗り、急いでブレーキを締めた。遂にトーマスは止まる事が出来た。トーマス車掌も本当にほっとし、ハロルドにお礼を言った。」
ハロルド「いやいや、どう致しまして。お役に立てて嬉しいよ!*3またいつでもどうぞ!」
トーマスの車掌「ふぅ…もう二度とこんな事を起こさないようにしなくっちゃな。トーマス。」(遠藤武さんのトーマスの車掌の最初で最後の台詞)
ナレータートーマスも『全くその通りだ』と思った。」
英国版CVナレーターリンゴ・スター?
米国版CVナレーターリンゴ・スター?/ジョージ・カーリン?
日本版CVナレーター森本レオ?
トーマス戸田恵子
テレンス川津泰彦
アニー中友子?
クララベル中島千里?
ハロルド佐藤浩之
トップハム・ハット卿宮内幸平?
信号手?里内信夫
トーマスの車掌遠藤武
シリーズ前回パーシーとハロルド?
シリーズ次回うみにおちたパーシー?
原作前回Thomas,Percy and the Coal?
原作次回Better Late Than Never?

*1 但し、新たに台詞が入っている。
*2 前回は列車の遅れを気にして焦ったのが原因、今回はブレーキの故障が原因。
*3 このフレーズは、第3シーズンの『パーシーとこうずい?』で再び使われる。