風属性

寸評

回復や抑制で粘りながら時間を掛けて戦う、なぶり殺しが得意な属性。
初～中期のころは使いやすいが、後期へと向かうに従い行き詰ってゆく。
確定入手で硬いレオーネ、入手しやすくて器用なアウネルラの２人を育てることで手軽にガルコンの世界を楽しめる。
さらにロセットやヴィッラが加わって安定性が増すと、王道を歩むような自信に満たされることだろう。

　そして、ナゼか風属性だけ一時的にモブ戦での防御補正が均一でなく、徐々に強まる放物線状になる時期がある。
　戦闘開始時に敵の残り体力が減っているほど防御補正が強まり、敵が硬くなる模様。
　なので、殲滅が勝利条件の５対５戦では終始あまい防御補正のまま戦える。
　風の仲間を突出させた育て方をすると発生するようだが、詳細は不明。
　総火力に対する判定のようで、他の属性が混ざった編成でも強い風仲間だけが異常なダメージを出せる。
　育成が均一に近づくと、この妙な補正は消え、通常に戻ってしまう。

しかし、５対５戦で今まで強みだと感じていた部分への対策法が出てくるにつれ、信頼は失望へと変わってゆく。
また、大型ボスに対しては全キャラ屈指の高い性能を持つような仲間がおらず、限界が見え始める。
入手の難しい仲間たちの強さにクセがあり、対人・モブ・大型ボスといった全方面への対応力＝汎用性に乏しい。
さらに、魂霊の実装者が全属性で最低の３人なことや、全体攻撃を持つ者がその未実装組のアルベルのみなこともあり、役割的に見劣る弱キャラの割合いが高い。
前衛役は生存や攻撃に手一杯で、後衛を直接サポートせず、殲滅力・抑制力も足りていない。
後衛役は前衛サポートに力を割いていて、メインアタッカーを務められるほどに高火力な者が居ない。
こうした状況から、選択肢が増えていく中で属性ボーナス等を見直していく内に、自然と他の属性へと主軸が移されてしまいやすい。

強い時期・楽しい時期も確かにあるが、長く愛用するには相応の覚悟をして欲しい。