知覚過敏の症状

Last-modified: 2010-12-13 (月) 16:33:58

知覚過敏の症状で特徴的なのは、「キーン」 という鋭い痛みであり、さらにその痛みは一過性で、
冷たい水や摩擦などの外来刺激によって誘発されるということです。

 

冷たい水がしみるので、歯磨きはぬるま湯でうがいをするとか、また、歯ブラシの毛先が当たったり、
口に入れたスプーンが触ってもチクっと痛むことがあります。
子どもや若い人には少なく、中年以降の人に多いのが特徴です。虫歯の場合と違って、痛みを止める
ために歯の神経をすぐに取ることはしません。

 

知覚過敏の場合は、高頻度で歯に「楔(くさび)状欠損」が見られることも特徴の一つです。
何もしていないのにズキズキ歯が痛い場合や、刺激を除去しても痛みが長引く場合は、知覚過敏ではなく
虫歯など、他の病気が原因である可能性もあります。

 

また、知覚過敏には一時的な場合もあります。痛みが軽く、冷水や冷気のみに反応する場合は、
身体の疲労や、感冒あるいは月経時といったことから起こる場合があります。このような場合は一時的な
ものですから、その原因が去れば元に戻ります。月経はともかく、疲労や感冒はその手当てをすることです。