サ終王のりたか(サしゅうおうのりたか、1999年〈平成11年〉4月1日 - )は、日本のYouTuber。北海道出身。本名は村上 偽神(むらかみ やるだばおーと)。血液型はO型。耳垢は乾性。
来歴
1999年4月1日、北海道足寄町にて出生。生後まもなく両親の仕事の都合で東京へ転居し、小学校に上がるまでは東京都で育つ。
その後埼玉県の小学校に入学し、中学卒業まで埼玉で過ごす。中学2年生の時に両親が離婚。母と共に実家のある北海道へ戻り、高校進学を機に札幌で一人暮らしを始める。
2016年にYouTubeにチャンネルを開設する。最初はゲーム実況を行っていたが、2019年より現在のチャンネル名に改名して以降はホラー系の動画を多く投稿している。
チャンネル登録者数が100万人を突破した2020年には、収益化も開始されている。
人物
YouTube上の個人チャンネルでゲーム実況を中心として活動しているほか、自身のTwitterアカウントでもゲームのプレイ風景を配信したり、友人との日常会話を配信したりするなど、主にSNSでの活動が主体となっている。また、過去に投稿した動画では、顔出しでの実況や雑談配信も行ったことがある。
趣味はゲーム全般であり、特に好きなジャンルとしてはアクションRPGを挙げることが多い。
「サ終王のりたか」の由来について、登録者数10万人記念配信で次のように語っている。「のりたか」は高校時代のあだ名であり、偽神という平凡な名前で呼ばれるのを嫌って自分からそう呼ぶように頼んだとのことである。「サ終王」については後述する。
「サ終王」
「サ終王」は高校時代のあだ名の一つである。ソーシャルゲームを始めると、直後にそのゲームのサービス終了が発表されるという事が立て続けに起こったため、いつしかそのような二つ名がついてしまったとのこと。本人はこの呼び名を気に入っているという。
サ終歴
・高校生一年生の夏、ソーシャルゲーム「幻想三国志」が大ブームだったが、当初は特に興味を持っていなかった。しかし友人の勧めから次第に興味を持ち、ダウンロードしてプレイを開始したところ、その一週間後、ブームの絶頂だったのにもかかわらず突如としてサービス終了が告知された。技術上の復旧不可能な問題が発生したことが原因だった。
・高校一年生の冬、当時好きだったバトル漫画「大腿骨戦記」を題材としたソーシャルゲーム「大腿骨戦記 ~勇者の帰還~」がリリースされたため、ダウンロードした。その3日後、制作チームの不祥事が原因で開発が停止され、事実上のサービス終了状態となった。この頃から友人にサ終王と呼ばれるようになった。
・高校二年生の夏、ソーシャルゲーム「ドラゴンプラネット」のリリースが開始された。リリース直後から事前情報通りの大人気となり、瞬く間にユーザー数が増加していき、一ヶ月後にはユーザー数5000万人を突破した。サ終王のりたかもゲームをダウンロードしたが、その翌日サービス終了が発表された。重要な資料の紛失によりサービス継続が困難になったことが原因だとされている。この事件によって「サ終王」の名は全校に広まり、このゲームをプレイしていた同級生からの反感を買うこととなった。これ以降、ソーシャルゲームのプレイは自重するようになった。
・登録者数が100万人を突破した際、記念配信で当時大人気だった「戦国炎舞-KIZNA-」をダウンロードし、プレイした。このゲームは今後10年は絶対にサービス終了しないと言われていたため、この配信を通して「サ終王」を脱却することを目指していた。しかしプレイ開始から2時間後、配信の最中にサービス終了が告知された。SNS上では「戦国炎舞がサ終したのはサ終王のりたかのせいだ」という声が次々に上がり大炎上した。サ終王のりたかはこの件について謝罪し、ソーシャルゲームはもう二度とプレイしないと誓った。
スタンド「バッド・ガイ」
本体:サ終王のりたか
【破壊力 - B/ スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - C / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
サ終王のりたかが生まれつき持っていたスタンド。元々はスタンド使いとしての自覚は無かったが、登録者100万人記念配信を見ていたスタンド使いのジョロリン・ジョルパターにスタンドの像(ビジョン)が出ていることを指摘され、自らがスタンド使いであることを知った。以降はスタンドの像が見えるようになり、自分の意思で操作できるようになった。
白を基調としたロボットを思わせる人型のスタンドであり、頭はスマートフォンのような形になっている。スマホの画面に当たる部分には奇妙な色彩の模様が表示されており、サ終王のりたかが抱く感情によって色が変化する。
分類としては近距離パワー型。特に精密動作性に優れており、敵の攻撃をするりと回避することができる。また、金庫の解錠や暗号の解読などの細かい作業もこなすことができる。
サ終王のりたかのプレイするソシャゲが尽くサ終するのは偶然ではなく、このスタンドの能力によるものである。正確には、このスタンドが持つ「本体が接触した『プロジェクト』の終焉を強制的に決定する」能力を無自覚に行使してしまっていたことが原因である。スタンドの存在に気づいて以降は自分の意思で能力を制御できるようになり、自由にソシャゲをプレイできるようになった。
その後、自身がスタンド使いであることを知るきっかけを作ったジョロリン・ジョルパターに感謝をしたいと思い立ち、彼を自身のチャンネルへ招いた。そこでジョロリンはサ終王のりたかから、彼の抱えていた悩み―――自らの能力のせいで、好きなゲームが次々と終了していくことについて打ち明けられた。
サ終王のりたかはジョロリンに対し、自分が犯してしまった罪を打ち明ける勇気が無かったこと、そして彼が苦しんでいることを知りながらも何もできなかったことについて謝罪した。同時に、彼に対して感謝の言葉を述べた上で、今後も応援してほしいと伝えた。その言葉を受けたジョロリンは感激のあまり号泣してしまい、その様子を見たサ終王は慌てふためくこととなった。
ジョロリンの一件以降、サ終王のりたかは日本のYouTube界隈を取り巻くスタンド使い達の抗争に巻き込まれていくこととなる。