大学芋異物混入事件は、2003年7月、日本のスーパーで販売されていた大学芋のすべてから、謎の物質が検出された騒動。
概要
2003年7月17日、ネット掲示板「2ちゃんねる」に、「ワイ将、大学芋から何かを見つける」というスレッドが立てられた。そこでは大学芋の中に、ドロドロとした、緑色のなにかが混入していたことが書き込まれていた。
その後日本各地で同じ事案が多発し、これを重く見た警察は大規模捜査を敢行した。しかし警察は「何が入っていて、それは結局なんだったのか」を突き止めることができず、2023年現在も未解決のままとなっている。
人類はこの物質を便宜上「U-BAL」と呼称している。
不可解な点
・大学芋の製造元が同じでなかった:全国各地で同様の事例が見られたが、その製造元は個人や企業と多岐にわたり、どのような経路で、どのように異物が混入するに至ったか不明であった。
・混入していた物質は地球に存在し得ないものだった:科学調査により判明したのは、その物質が、宇宙線を発し続けているなにかということだけであった。この物質が何であるかは現在でも研究が続けられている。
・大学芋への混入方法が不明であった:芋の中に「それ」を混入させた形跡が全く見られず、「最初からそこに入っていた」としか言いようがなかった。
推測
現在も「U-BAL」がなんなのかについての研究は進められており、いくつかの事柄が判明している。
・生物の体内で肥大化する:モルモットにU-BALを投与した結果、投与1週間ほどでモルモットの体を突き破った。
・U-BALに銅線をつなぐと電気エネルギーを取り出せる
・U-BALは多量の水に溶け出す
これらの事柄から、U-BALは「宇宙から飛来した外来生物ではないか」などの推測がされているが、細胞など、生物が元来持っている機構がひとつも見られないため、真相は未だ不明。しかし確実なことは、「生物の体を依代にして破壊する」ということである。
世界の事例
この大学芋異物混入事件を皮切りにして、世界でもU-BAL、もしくはそれに準ずるであろう物体が現れた。
また2022年12月7日、アメリカのカリフォルニア州では、U-BALが犬に寄生し、宿主となった犬を中心にして半径2mの爆発を起こした。爆発範囲は地球上に存在しない物質に置き換わっており、U-BALには物質を置換する働きがあると判明した。これは「環境侵食」と呼称された。
この事件を受け、各国政府は警戒態勢を強めた。
関連項目
・U-BAL
・異星起源説
・宇宙線