概要
はにわ氏の「バケモン混沌のダンジョン 罵愚の探検隊」シリーズに登場する攻撃方法の一種。
Chapter-3 part1で、カクレオンは本当に強いのかどうか試そうとしたまろうこんが
当のカクレオンから「ワタシも ほうでんします」と言われたことに対抗して
カクこうげきなら
オイラも できるよ!)
と発言したのが初出。
すでに「ときのほうこう」を覚えており、敵を一掃することには困らないまろうこんだが、
さらにその上を行く攻撃手段を持っているということなのだろうか。
Chapter-S1 part1では、ペラップが仕事としてビッパにおつかいを頼んだのだが、
その内容が
カクが いくつ うられてるか
みてきてくれ♪
カクこうげきしちゃうかも
しれないから……そのときは ゴメンね……。
むにゃむにゃ……。
というものであり、
これによってギルドぐるみでカクを購入・保有していることが明らかとなってしまった。
その後Chapter-S1 part2では、ビッパが
はあはあ……カクグミは たしか
えんがんのいわばに あったよな。
と、「カクグミ」なるものの存在を仄めかし、
また、カクレオンも
かくこうが 1だんかいあがる
と、「かくこう」なるステータスが存在することを匂わせた。
さらにChapter-S1 part4では、Mカブリが
オマエが カクロケットずつき
という発言をしたことで「カクロケットずつき」という技が存在することも判明。
ポケモンシリーズには攻撃技の分類として、「こうげき」のステータスでダメージ計算される「物理技」と
「とくこう」のステータスでダメージ計算される「特殊技」があるのだが、
バケモン混沌のダンジョンには「かくこう」のステータスでダメージ計算される「核技」というのも存在するようだ。
上記の「カクロケットずつき」もこちらに分類されるであろう。
また、「かくこう」は「カクグミ」を食べることで上がるものと思われる。
Chapter-5 part3では、序盤のシーンで、おそらく画面外にいたであろうたるおの提案により
ペラップが
……うーん そこまで
いうなら おやかたさまに かくを
プレゼントしてみようかな。
と発言した。
たるおの提案が危ないものだったのか、あるいはペラップが超解釈したのかは謎だが、
この後ギルド保有のカクが増えてしまったことは想像に難くない。
Chapter-6 part6では、ペラップが、今後の遠征について説明している最中に突然
かくミサイルばり
と発言。
2つ目の核技の判明である。
Chapter-S2 part2では、ププリンが
あんなに たくさん
もってきた かくが ないようです
と発言。
些細なことで爆発したり、ま族でゲスかったりする両親の影響なのか、
幼い頃からカクに手を出していたようである。
Chapter-S2 part3では、ジュペッタが宇宙空間でKGBしながら
オマエを やっつけに きたんだ!
かく つかうぞ
と言い放った。
割とシャレにならない発言のように聞こえるが、
これは自分が怖がっていないことを示そうと虚勢を張っただけであるため、
ジュペッタが実際にカクを持っている可能性は低いと思われる。
Chapter-10 part2では、ペラップがこんこんズに頼み事をしている場面でまろうこんが
……それで カクのおくりもの1ケ
ペラップさんに おとどけします♪
と発言。どうやらカクの運搬の手伝いらしい。
その後こんこんズがカクレオンのお店に行って話をしているとドクローズが現れ、ルリリが
あ! カクのおみせ
と発言。これにより、カクレオンの店でカクを販売していることが判明した。さむいよお
さらにまリルがみずのフロートニキさえあればこんこんズをひとひねりにできると言った後、ヨノワールが
みずのフロート?
それはまた きちょうな かくですね……。
と反応した。このことから、みずのフロートとは水素爆弾*1を指していると考えられる。
さらにその後のルリリの発言によると、そのみずのフロートが海岸で華麗に復活しリニューアルオープンされたとのこと。
まリルも急いで海岸に向かっていることを「どうだ! すごいだろ!」と自慢していたが、
まろうこんには余裕であしらわれてしまう。
これに困惑したのか、まリルもなぜか途中から掲示板の依頼の仕事をこなしに行ってしまった。
その後ヨノワールが
みずのフロートを つかえば……
せかいは ほろんで
しまうのです!
と遺言を残しているので、やはりカクは相当危険なものなのだろう。
part5では、ドクローズとカクレオンとの会話の中で、まリルが
ボクたち かくで
くらいばめんでも いっきに
あかるくしちゃうエネルギーのもちぬしだ
と発言。
確かにカクを使えば暗い場面も明るくできるだろうが、
それだけでは済まされない被害が出ることは以前のパートのヨノワールの遺言からも明らかである。
そして、part6でついにカクが作動してしまった。
ハッピーズにみずのフロートを奪われ、うろたえるドクローズ。
そこにまろうこんがスピード感ある動きで現れる。
約束したはずだとまろうこんから(P)100,000を要求されたまリルは、「ごしょく」と誤魔化そうとするが、
当然許されるわけもなく、キレたまろうこんがかくを使ってしまった。
これにより、トレジャータウンはかいめつし、ドクローズ・ヨノワール・たるおが消滅。
生き残ったソーナンスカイオーガがガタガタと震えるほどの恐怖だったようだ。そして□ND
part7では、まろうこんが
あれは カクのそうさ』
あるく:✜ボタン
はしる:Ⓑ+✜ボタン
はなす/しらべる:Ⓐボタン
パートナーとはなす:Ⓡボタン
メニューをひらく:Ⓧボタン
と、操作説明をしたため、バケダン世界のカクは遠隔操作可能なことが判明した。
Chapter-11 part1では、ペラップが
かくじっけんが
あったら れんらくいれるから ヨロシクな!
また、part3でも、
みんなは かくじっけんが ドッコドコ!
かもしれません!
と発言していた。
これがpart1でいう連絡なのかどうかは分からないが、
いずれにせよギルド内部でカク実験が行われていることが判明してしまった。
劇中でカクとして登場したみずのフロートだが、実はChapter-3 part1で既に名前が出ていた。
ビッパによるトレジャータウンの施設の紹介をしれっと乗っ取ったまろうこんが、自分で滅ぼしておいて
「ちんけなところだな。ここは。」と締めくくった後、ビッパが
なかなか くわしいでゲスね
まちがいなく これは みずのフロートです。
と返答。
どうやら、この時点で既にカクは起動していたらしい。
実際、このときの風景はChapter-10 part6にてカクが起動したときのそれとよく似ていた……。
以上の通り、バケモン混沌のダンジョンにはカクこうげき可能なポケモンが存在していたり、
カクが普通に店売りされていたりする様子も見られるので、
世界が核の炎に包まれた某シリーズに近い、世紀末一歩手前という状態なのかもしれない。