フォーゴトン・レルムとは、ゲームデザイナーのEd Greenwoodによって作成されたDungeons&Dragons(以下D&D)用の世界設定(キャンペーン・セッティング)のことである。この"忘れられた領域"には、数多くの謎と冒険が満ち溢れている。D&Dの版が進むごとに世界の歴史も進んでおり、現在のD&D第5版においては、1479DR年まで歴史が進んでいる。
この世界を舞台にした小説、コンピューターゲームなどが数多く存在し、D&Dキャンペーン・セッティングの中でも大きな知名度を誇る世界である。Icewind DaleやBaldur's Gate等もこの世界を舞台にしたゲームであり、各小説やゲームの歴史の一部は公式の世界設定にも採用されている。
世界
フォーゴトン・レルムの世界は、惑星アイビア=トリル(通常トリルと呼ばれる)にある大陸、"フェイルーン"と呼ばれる大陸を主な舞台にしている。トリルは地球に似た惑星であり、その現実世界も地球に酷似している。しかし地球とは異なり、フォーゴトン・レルムの世界はヒューマンだけが支配しているわけでは無い。惑星トリルは、ヒューマン、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、オークなどの数多くの人間型知的生物や、生命体が共存している世界である。
技術の進歩の面では、地球ほどには進化していない。その点においては、13~14世紀の工業化前の地球と似たレベルである。しかしながら、魔法の存在が社会における日常面に多大な影響を与えている。
いくつかの国家と都市国家が存在しており、それぞれに同盟関係を結んだり、紛争を起こしていたりなどの独自の外交関係が存在している。貿易は船舶または馬車で行われており、製造産業のほとんどは家内制手工業である。
公式リンク
■WotC Forgotten Realms Official
https://dnd.wizards.com/dungeons-and-dragons/what-is-dd/forgotten-realms
■ホビージャパン公式サイト/フォーゴトン・レルム
http://hobbyjapan.co.jp/dd/fr/
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