各種能力値

Last-modified: 2022-09-10 (土) 20:27:52

能力値

キャラメイク時の上限は18±種族修正。
アイテムや呪文などによって能力値を変化させることが可能。上限は25、下限は0。
ステータス異常等によって能力値が0以下になると、そのキャラは死亡する。
武具を装備する際に最低限要求される数値として参照される能力値もある。
特にレンジャーなどはコンポジットボウ系列が要求STR15以上と比較的高い上に、
DEXを上げてSTRを下げるポーションなどがあるのでうっかりSTRが15未満にならないよう注意をする必要がある。

種類概要
ストレングス(STR)近接武器の攻撃力や命中率、キャラの積載量等に関わる
デクスタリティ(DEX)ACの修正、遠距離武器の命中修正に関わる
コンスティテューション(CON)HPの増加率、復活確率等に関わる
インテリジェンス(INT)?主にメイジの呪文の習得数に関わる
ウィズダム(WIS)?主にプリースト系呪文の多寡に関わる
カリスマ(CHA)主に会話や交渉事などに関わる

武器熟練度

武器の扱いや戦闘スタイルにどれだけ習熟しているかを表す。
武器やスタイルに割り振ることができるポイントは、基本的にウォーリア系が2スロット、それ以外のクラスは1スロットのみ。
ウォーリア系の中でも、ファイター系のみがグランドマスター(5スロット)まで熟練度を上げることが出来る(一部例外をのぞく)。
ファイターのマルチクラスの場合はスペシャライゼーション(2スロット)までで止まる。
また、ファイター系以外のクラスであっても、キットによっては更に熟練度をのばすことが可能である。

 
  • クラスごとの熟練ポイント数
    クラス初期ポイントレベルアップ時の獲得数
    ウォーリア系43レベル毎に1
    プリースト系24レベル毎に1
    ローグ系24レベル毎に1
    ウィザード系16レベル毎に1
     
  • 武器の専門化(3版風の言い方も併記)
    熟練レベル消費ポイント命中ボーナスダメージボーナス攻撃回数
    (1ラウンドあたり)
    スピードファクター
    プロフィシェント(習熟)1001
    スペシャライゼーション
    (専門家/開眼)
    2+1+23/2
    マスター(体得)3+3+33/2
    ハイマスター(上級体得)4+3+43/2-1
    グランドマスター5+3+55/2-3
    ※1ポイントでも熟練ポイントをふれば、その武器をペナルティなしで使用できるようになる。なお攻撃回数増加はウォーリア系のみにしか適用されない。攻撃回数に関しての詳細は→ 攻撃回数?
     
  • 戦闘スタイル
    戦闘スタイルはクラスに応じて修得できる技能で、戦い方によってそれぞれ特典を得る。
    スタイルは2スロットまでポイントを振ることができる(二刀流スタイルは3スロットまで)。
    各スタイルの値の詳細 → BGEE Manual/武器熟練度?
    • 両手武器スタイル:両手で扱う近接武器のダメージとクリティカルヒット率が増加。またスピードファクターを減少させるボーナスを得る。
    • 剣と盾スタイル:片手近接武器と盾を装備していると、飛び道具に対してボーナスACを得る。
    • 単独武器スタイル:盾を持たずに単一の片手武器を持っていると、ACボーナスとクリティカルヒット率の上昇ボーナスを得る。
    • 二刀流:両手に片手近接武器を一振りずつ持って戦う。熟練度を上げることで、命中判定ペナルティを軽減する。

アライメント

ローフルグッド
 この属性を持つキャラクターは、道徳心のある政府に統治された秩序ある強い社会が、大多数の人々の生活をより良くしていくものであると信じている。人々が法を重んじてお互い助け合う時、社会全体が繁栄する。それ故に、この属性のキャラクターは、できるだけ多くの人が得をして、損害をできるだけ小さくするように努力する。また、この属性のキャラクターは約束を破らない。勤労な農民、心優しく賢い王、厳しいが公正な裁判官などがローフルグッドの人物の例である。
ニュートラルグッド
 この属性を持つキャラクターは力の均衡が重要だと考える。しかし、それは秩序と混沌(カオス)の均衡であって、善の追及を妨げるものではない。世界は広大で様々な生物がおのおのの目標のために努力しているため、善を追及することが、バランスを壊すことはなく、むしろ、バランスを維持していると考えている。組織だった社会を支えることにより善が成されるのであれば、それがやるべきことである。社会構造をひっくり返すことによってのみ、善である事が成されるのであれば、それを行うであろう。社会の構造自体は、何の意味ももたないのである。己の目に邪悪に映るものを滅ぼすため、王命に背いて出撃する男爵などというのがニュートラルグッドの人物の例である。
カオティックグッド
 この属性を持つキャラクターは、親切心や、情といったもので筋が通っている、強い個人主義者である。善や、正義といった美徳をすべて信じているものの、法や規則といったものはほとんど気にしないのである。「取り巻いている人々に強要して、彼らに何をするべきかを伝える」人々にとって彼らは役には立たない。社会に対して十分な同意が得られずともそれが善であるならば、自分の道徳心の赴くままに導こうと行動するのである。辺境開拓者がカオティックグッドの人物の例である。
ローフルニュートラル
 この属性を持つキャラクターは、秩序、組織といったものが至上であると考える。暴君が治めていようが、情の深い民主主義の政治が治めていようが、とにかく強く、十分に秩序ある政治というものを信じている。法というものを作り、それに従うべきであると考えている。裏切り者に容赦ない尋問官や、命令に疑問を挟まない兵士がローフルニュートラルの例である。
トゥルーニュートラル
 この属性を持つキャラクターは、究極的な力の均衡を信じていて、善あるいは悪とみられる行動を拒絶する。この属性のキャラクターは、力が秩序か混沌、善か悪の、どちらか一方に偏ることを極力回避しようとする。そういった全ての勢力がバランスよく争い続けることを監視するのが義務なのである。時には、どちらかの陣営と奇妙な同盟を組む事もある。場合によっては劣勢の陣営と同盟して戦うが、酷いときには敗者から勝者に変わったという理由で今までの味方を攻撃することもある。この属性のドルイドは、男爵領に攻めてくる悪のノール集団を退治するだろうが、ノールが全滅しそうになるとノール側に味方するであろう。トゥルーニュートラルの属性を持つ人物は極めて少ない。
カオティックニュートラル
 この属性を持つキャラクターは、自分の行動も含めて、あらゆるものに秩序はないと考えている。行動の原理がこうなので、その時その時の気まぐれに従って行動してしまう。何かを決定する時に、善や悪といったことは関係してこない。非常に扱いにくいのである。この属性のキャラクターは、とても陽気であり、特にはっきりとしない目的などは、サイコロを一つ振って決めるようなギャンブルをしてしまう。実に頼りなく、はっきりしている事は頼りない事ぐらいである。恐らく演じることが最も難しいアライメントである。精神障害者や気狂いが、カオティックニュートラル的な行動を示す。
ローフルイービル
 この属性を持つキャラクターは、構造や組織といったものは、統治するに値するものの地位を上げるためにあると考えている。主人と従者という、はっきりとした階級つけを好む。その者が得をするような法の下で誰かが傷ついたり困ったりしていても気にはしない。法律を守るのは単に罰を恐れての事である。自分に不利なものでも約束は守るため、話すときは言質を取られないよう気をつけている。ただし法律の枠内で約束を破れると発見した場合はこの限りではない。暴君やよこしまな商人などがローフルイービルの人物の例である。
ニュートラルイービル
 この属性を持つキャラクターは、第一に自分の利益を考える。唯一の関心事は出世することである。手早く簡単に儲けられる方法があるならば、合法だろうが、いかがわしかろうが、明らかに違法だろうが、それを利用する。カオティック・イービルのように、「おまえのものは俺のもの」の様な態度はとらないが、自分の儲けのために友人や仲間を裏切ることに負い目は感じない。基本的に力や金があるものに従うため、極めて買収されやすい。無節操な傭兵、シーフ、裏切り者の密告者は、一般的なニュートラルイービルの人物の例である。
カオティックイービル
 この属性を持つキャラクターは、自分の利益や喜びといった欲望に沿って行動する。強いものが自分のやりたい事をやる権利があり、弱いものは利用されるだけである。この属性のキャラクターが一緒になって行動するのは、協力しようと思って行動しているのではなく、強力な敵と対峙するときである。このようなパーティーが成立するのは、自分の手下達を一喝して従えさせられるぐらいの強いリーダーがいた場合だけである。リーダーというものが純粋な力によるものであるため、あらゆる手段を用いてリーダーの座を奪いたい者にリーダーが弱みを見せると、簡単にリーダーが置き換わってしまう。血に飢えた海賊や知性が低いモンスターが、カオティックイービルの性格の良い例である。

名声

名声はパーティーに対する社会的な評価を表しており1~20までの20段階で表示される。
ゲーム開始時の名声はゲーム開始時にパーティーの1人目として選んだキャラクターのアライメントによって決まり、ローフルグッドならば12、カオティックイービルならば8、中間のアライメントでは9~11となる。
クエストで上がることはなく、神殿で寄附をしても上がらないので、ゲーム中に上げる手段はおそらく存在しない。
一定値を下回るとパラディンとレンジャーは資格を喪ってしまう。
街の人間や迷宮に捕まっている村人を傷つけると低下する。見えない所に範囲攻撃を打ち込むと捕まっている村人がいて名声が下がることがある。
ドラゴンズ・アイの5階にはハイ・バプティストに洗脳されて襲ってくる村人がいるが、これを傷つけても下がってしまう。
スクリプトをオンにしていると敵表示で襲いかかってくる村人にも攻撃してしまうので注意。
ツールを使って名声をいじると名声16以上でCha同様にショップの売値が下がっていく。このあたりはBGと共通仕様。
名声20、Cha20だと一部のショップでは購入価格が売却価格を下回り、売買を繰り返すだけで資金が貯まるようになる。
そんなことにならないよう、名声は上がらないようになっているのだろう。

ACとTHAC0

ACとはArmor Classの略で、防御値を示します。(低い値ほど良く、通常はAC10)

THAC0とは、To Hit Armor Class 0の略で「AC0の敵に命中させる」値を示します。(こちらも低い値ほど良い)
D&Dでは、命中判定はTHAC0と20面ダイスを用います。

THAC0-AC≦d20
なら命中です。
例えば3レベルのファイターのTHAC0は18です。彼がAC5のゴブリンに攻撃した場合、命中値は18-5=13です。
20面ダイスを振り、13以上の数値が出れば攻撃が当たり、ダメージを与えられる、ということです。
基本THAC0はクラスによって決まり、それに能力値、武器、魔法などによる修正値が加わります。
レベル1のキャラのTHAC0は20で、以降、下の表に従いレベルが上がるごとに基本THAC0は下がっていきます。

クラス上昇する値/レベル
ウォーリアー1/1
プリースト2/3
ローグ1/2
ウィザード1/3

基本THAC0はウォーリアー、プリースト、ローグ、ウィザードでそれぞれ0,6,10,13まで下がる。
(防具により基本THAC0を下げることは可能)

セービングスロー

耐性

1ラウンドあたりの攻撃回数

  • 近接武器…1回
  • 遠距離武器
    • クロスボウ、スリング…1回
    • ボウ…2回
    • ダーツ…3回
  • ウォーリアーの攻撃回数ボーナス
    ウォーリアー系のクラスは7,13レベルでそれぞれ攻撃回数が1/2回ずつ上昇する。
  • 武器熟練度による攻撃回数増加
    スペシャライゼーション(2スロット)で1/2回、グランドマスター(5スロット)で1回、攻撃回数が増す。
  • 攻撃回数の上限
    最大攻撃回数の上限は1ラウンドにつき5回まで。それ以上上げたい場合はヘイスト(+1回)やインプルーヴドヘイスト(2倍)に頼るしかない。
    例:ファイター/シーフ(ユーズ・エニィ・アイテム)がスカーレット・ニンジャ-トウ+3?ベルム+2?の二刀流にしても残念ながら5回以上にはならない。
    (通常攻撃回数1回+ウォーリアー追加攻撃回数1(=1/2+1/2)回+シミタースペシャライゼーション1/2回+スカーレット?1回+ベルム?1回+二刀流1回+ガントレット?1/2回で計6回になって欲しいのだが。)
  • ヘイストとワールウィンドの併用
    併用しても意味ない。1ラウンドあたり10回まで。それ以上にはならない。
  • 二刀流でのワールウィンド
    右右右右左、右右右右左の順で武器を振るらしい。
     

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