Semovente M43 Basotto

Basottoとは「ダックスフント」の意味だそうな

車体概要

SMV M41は歩兵支援の自走砲だったが「セモヴェンテ鬼つええ！これから逆らう連合国の戦車みんなぶっ壊していこうぜ！」みたいな感じで対戦車車両目的で使われることが多くなってしまった
そこで本来の目的の歩兵支援のために火力強化して105mm榴弾砲を載せたのがセモヴェンテ da 105/25とも呼ばれるこいつ
見た目tier5のM41とおなじに見えるが大きい砲を載せるために車体などは延長されて作られている
見た目強力そうな火砲を備えて優秀そうに見えるが11両くらいしか作れず影の薄い自走砲になってしまっている

強いところ

・強力な隠蔽率
M41の車体を延長しただけなので相変わらずちっこくて隠蔽が優秀
ちっこい茂みにも隠れて狙撃できる
さらに火力が上がっているため脅威度はかなり高い

・優秀な102mm砲
最終砲Cannone da 102/40は平均360ダメと串カツより高く、これで串カツより高い隠蔽率があるのでやばい
装填も6秒半と早くDPMと単発火力が両立しているため高い隠蔽を活かせれば活躍しやすい

・車体旋回速度が良い
素で46度/sと高い上に各種パーツ等を積めば71～75度/sという変態回転も可能
履帯を撃たれなければ飛び出し撃ちは固定砲塔の中ではやりやすい方だし

弱いところ

・生存性がからっきし弱い
装甲は強化されているものの相変わらず貧弱
砲塔正面装甲なんて象さんというより段ボールみたいなペラ板*1で防盾もないからガチンコ対決は難しい
HPも600と貧弱っていうか最下位だぞ
装甲と合わせて榴弾砲は耐える可能性はある

・機動性が低い
最終エンジンが300馬力で最大速度が35km/h　つまりどう頑張ってもナスより遅い
いくらなんでも遅すぎのためターボチャージャーの搭載は必須クラス
あとエンジンの耐久力が低すぎるためか被弾すると高確率でエンジンが大破する

・105mm砲は開発しなくていい
最終砲として105mm砲があるがこれは地雷…というよりエリート化と野戦改修を遅らせるWGナスの罠
弾種を見れば分かるけど日重への憎しみの煽りで悲しみを背負いっぱなしのHE/HEATしか撃てない榴弾砲だよコレ
DPM高めで射角が6度増える謎効果があるが弾速がクソ遅い＋よくある山なり弾道＋クソ精度のため当たってダメージ出しただけでも奇跡な性能
装甲も回転砲塔もないのに運頼みの榴弾砲を搭載する意味はないから普通に102mm砲のままでいい

・無線機の性能が低い
最終無線機が無線距離415mと地味に低い
あまり気にならないが味方の距離によっては敵車両の位置がわからないということがある

・乗員の育成に向かない
M41同様なぜか車長が砲手も務めて装填手が無線手も務めるブラック戦車*2だし　こんなトンチキ乗員構成はM41とこの2台しかないし
次のSMVシリーズからミノタンロース?まで車長&無線手＋それ以外バラ乗りのスパゲティ?な構成に戻るし
SMVシリーズからは乗り心地も全然違うから車長に速射を取らせたり装填手に状況判断力を取らせるならこの戦車に骨を埋める覚悟が必要になるし

まとめ

小さい車体で隠れつつ強力な一発を撃つSU-100みたいな感じの戦車
あちらより精度も装填も隠蔽も強いため「万能型駆逐戦車」の名に恥じない性能を持っている
足の遅さと隠蔽を活かすため視界強化スキルと拡張パーツがよくあう
トンチキな構成の上にtier7から隠れて撃つ戦い方からガラリと変わるため搭乗員スキルは考えて取るように

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