反コロナ共闘委員会

Last-modified: 2022-11-16 (水) 19:55:51
反コロナ共闘委員会.png
ロゴ

反コロナ共闘委員会とは、あらゆる団体が団体として市民運動を展開できるようにと、元国民主権党党員の塚口洋佑を中心に結成された反コロナ・反ワクチンを掲げる運動。
委員会に所属するメンバーやその支持者はそろって政府陰謀論を信じ込んでおり、Qアノンとまでいかないものの、典型的な害ある陰謀論者と言える。
活動初期の2021年8月ごろまでは大勢の参加者がいたものの、2022年に入ってからその活動を急激に縮小させ、現在は街宣などが主な活動となりつつある。
神真都Qについては全ての主張を認めてはいないものの、概ね仲間として認めているようで、そのような組織の性格から、穏健派の人物や団体からは完全に切り捨てられている。
STOPコロワクNET?と呼ばれる団体が活動しているが、こちらは実質反コロナ共闘委員会の関西支部のような立ち位置を持っている。

概要

2021年4月3日に結成、8月15日に新宿駅付近で第一回デモ行進を行い本格的に活動開始。
一回目のデモには150人規模の参加者が集まり、その中にはつばさの党代表の黒川敦彦、日本保守党所属の石濱哲信などもいた。
9月18日にはWorldwide Demonstrations?(WWD)と協力して「世界同日デモ」に参加し、広島、愛知、大阪など含む計10都市にてデモ行進を開催した。
特に第78回目活動のWWDコラボによる大阪街宣活動は、関西での活動が最後になることもあり、スピーカー4機全てをスタンドに乗せ街宣するという街宣を行った。
しかし、2022年を迎えたころから、かつてのデモ行進と同等の参加者・支持者数が得ることはなくなり、必然的に少数で活動できる街宣活動や講演会に力を入れることになる。
2022年5月21日の第116回活動における広島のデモ行進では、WWDとの協力を得た開催であるにも関わらず、第一回以上の参加者を上回ることもなかった。

政党党員の参加

共闘というだけあって、この団体が関わっている反ワクチン団体はかなり多い。
設立者を含む委員会メンバーの一部は元国民主権党党員であり、また第一回のデモ行進ではつばさの党?日本保守党?、第84回の新宿西口地下広場にして行われた街宣では「新党日本のこころ」の党員沢口ゆうじが参加している。

主義主張

彼らの見解としては、国際的に発生したパンデミックはただの風邪を利用した国民への抑圧行為であると主張しており、実際にコロナウイルスは存在していないという。
ただの風邪であるため、マスクは必要なく、ワクチンを打つことは政府の思惑通りであるためしてはならないと主張している。
また2001年発生のアメリカ同時多発テロ事件については「自作自演である」と表明しており、人工地震についても肯定的である。
ただしQアノン系陰謀論、フラットアース、ゴム人間といった某Q会もご用達の陰謀論については流石に否定の立場にあるようで、端的に表すなら「少しリアリティを求めたQ」といったところだろう。
そういった考えから医療従事者や政府に対する敵対色はかなり強く、抗議活動などにおいても、厚生労働省前で抗議したり、東京や広島を中心にデモ行進をしたりしており、2021年12月4日には日本の子供と未来を考える会?なども参加して、東京オーストラリア大使館抗議活動に参加していた。

騒動

  • 世界同日デモに関するトラブル
    2021年11月20日、WWD日本委員会が同日の夕方に開催される予定だった第22回活動にて、WWDの画像を無断で使用していることについて「著作権侵害であり、街宣は無許可である」と注意喚起。
    これに対し、委員会側は「日本支部が本部へ根回しをしていた」とし、画像は他国の協力的な組織に貰った、街宣の許可も得たとツイートしたが、これについて日本支部のメンバーに一人である字幕大王は「結局ポスターは無断使用であり、一般的社会的常識(原文ママ)もない人間に許可を出すわけにはいかない」とややキレ気味で反論を返した。
    どんぐりの背比べである。
  • 告知動画の著作権侵害
    埼玉県で開催される世界同日デモの告知動画に「鬼滅の刃」より煉獄杏寿郎の画像を表示させていたことで著作権侵害となり削除された。
    なお、埼玉県でのデモ活動は2022年1月19日の第41回活動でちゃんと開催されている。

所属団体

繋がりがある団体

  • つばさの党?
  • 日本保守党?

関係者

  • 委員会メンバー
塚口洋佑
設立者。元国民主権党党員であるが、根城とする陰謀論者界隈からとてつもなく嫌われている。
いわねさとし
通称「いわねグループ」の実質的リーダー。フラメンコギターの教室を開いていた。脱退済み。
岸壁の母
「広島街宣活動」を指揮するメンバー。
けん
現役の鍼灸師。国民主権党のクラスターデモで幾度かスピーチを行った経験がある。
目覚めてる市民/自頭2.0
Qアノンまではいかないがかなりの陰謀論者。政治界隈迷言集に自身のツイートを取り上げられた経歴がある。
セイヤ
自称「社会を元気にする司会者」。委員会公式HPで記載されている一言だけを見れば一般人。
長通幸大
茨城県つくば市で活動する数学講師。最初はまともな思考を持っていたようだが、上久保靖彦氏*1や高橋泰氏*2(いずれもパンデミック期にコロナウイルスの発症を軽視していた医学者)の言葉を鵜呑みにして「目覚めて」しまった。
パラジ
元国民主権党党員。Twitterを中心に活動している。
ひつき
パンク系ロックを中心とするミュージシャン。政府陰謀論者としての側面を持ちつつも、流石にフラットアースについては否定派である。
  • サポートメンバー
遠藤茂樹
素性不明のメンバー。政府陰謀論者であり、ワクチンについてを「殺人注射」と形容している。
なお
元々は二重マスクをするほどまで厳重な対策をしていたが、インターネットの情報で運悪く「目覚めて」しまうといった誤情報による被害者の典型例を踏んだ。
NAOTO
パンデミックについて茶番と位置付けており、最も典型的な反コロナ派。
児山秀幸
神奈川県鎌倉市でゲストハウスを運営している。インターネット上の色々な情報をとって判断した結果無事に「目覚めた」のだという。
Tag: 反コロナ 反ワクチン 市民団体

*1 京都大学大学院の教授。2020年から2021年にかけて新型コロナウイルスの収束について目途がことごとく外れ、「PCR検査によって実質患者がいる」などとも発信している。
*2 国際医療福祉大学大学院の教授。「コロナウイルスの重症化は微少である」と定義している。