岡山・倉敷新型コロナウイルス感染対策市民審議会

Last-modified: 2022-05-21 (土) 00:52:52
岡山・倉敷新型コロナウイルス感染対策市民審議会
岡山・倉敷新型コロナウイルス対策市民審議会のマーク

岡山・倉敷新型コロナウイルス感染対策市民審議会は、2021年に結成された岡山県での新型コロナウイルス感染対策について抗議する市民団体である。
Facebookを中心に140人ほどのメンバーが参加しており、現在まで子供へのワクチン接種について抗議し続けている。
他の反ワクチン系組織と比べればニコミ会?と同列で相対的にマシな方ではあるが、やはり新型コロナウイルスにを軽視しているような様子が伺える。
現在「子どもたちへの新型コロナワクチン接種の停止を求める署名」を展開している。

目的

岡山・倉敷新型コロナウイルス感染対策市民審議会は以下の4つを目的としている。

  1. 自ら選択できない子どもたちへのワクチン接種事業を停止し、大人が子どもを守る社会
  2. 新型コロナ感染症における国内の実質的な健康被害の再評価と、新型コロナワクチンの必要性について再検証がなされる冷静な国家・行政
  3. 誰からも接種を進める表現がなく、接種証明書による待遇の違いもなく、接種の判断は真に完全に個人の自由となる社会、憲法で定められた基本的人権が守られる社会
  4. 新型コロナ感染症による重症化のリスクと、新型コロナワクチン接種後の重態のリスクを適切に比較できるよう、国の開かれた資料提供とメディアの公平な報道がなされる社会、また個々人が責任をもって主体的に情報収集する社会

子供へのワクチン接種停止

審議会は現在まで行政や教育委員会などへ「子供へのワクチン接種」を停止させるよう訴えている。
よれば、新型コロナワクチンはmRNAワクチンという遺伝子改変技術を用いた前例のない製薬であり、最新の治験のデータもなく、安全性もとれていないとして、そのような医薬品を子供に接種させることは「人道的ではない」のだという。
また、若者への接種の停止を求める理由として審議会側は、

  • 若者の重症化リスクは低く、現在まで新型コロナウイルスによって亡くなった若者はいない
  • インフルエンザワクチン接種後の死亡件数よりも新型コロナワクチン接種後の死亡件数が多いため、従来のワクチンよりも致死性が高い

としている。

意見広告

審議会は2021年9月3日から読売新聞の朝刊などで「本当に必要ですか?子どもへのワクチン」という題名の意見広告を掲載している。

意見広告
内容の書き出し


本当に必要ですか?こどもへのワクチン
開始2日で1万人の署名。なぜ賛同者が増えているのか?
8月25日の厚生労働省の発表(国内)によると、因果関係は不明ですが新型ワクチン接種後の死亡報告が1093件になっています。(16歳男性の死亡が1件含まれる)
過去のインフルエンザワクチンの死亡報告件数は、およそ5600万回接種で5件(令和元年10月から2年4月)です。
従来のワクチンよりも死亡リスクが高いことが専門家の間でも懸念されています。
10代の子どもたちが新型コロナウイルスで重傷化する割合はとても低く、2021年8月25日までになくなった未成年は1人もいません。
その状況で死亡リスクが従来のワクチンより高いと想定される新型コロナワクチンを、未成年へ接種する必要が本当にあるのでしょうか?

反論

  • 意見広告
    まず「因果関係が不明な」新型コロナワクチン接種後の死亡件数を新型ワクチンの接種によって死亡したと断定していることがおかしい。
    「因果関係が不明」というのは死体解剖ができないことで持病の悪化かコロナでの死亡か、新型コロナワクチンの影響かなどは分からないという意味であり、この言葉自体は何ら間違っていない。
    しかし、だからこそ「持病の悪化やコロナでの死亡」の件数も含むであろう死亡件数を全て「新型コロナワクチンによる死亡」と断定しているような意見はどう考えても不適切なのである。
  • 目的
    重大な矛盾点が存在している。
    「自ら選択できない子どもたち」のために「子どもへのワクチン接種を停止させる」ことを目的としているのであれば、「自らワクチン接種を選択している子どもたちのワクチン接種も停止させる」ことになるのだ。
    これは3番目に記載されている「接種の判断は真に完全に個人の自由」に全く対している。
  • 子供へのワクチンの必要性
    子供を始めとした若年層に新型コロナウイルスが感染したとしても、重傷化のリスクは比較的少ないというのは確かに間違っていない。
    しかし、若年層でも重傷化したケースは存在しており、「絶対に若年層は重傷化しない」ということはないのである。
    さらに2021年下旬からオミクロン型という感染力の強い個体が現れた。
    オミクロン型は従来の新型コロナウイルスと比べても重傷化のリスクはかなり少ないが、もちろん絶対に重傷化しないわけではない。
    さらに重傷化しないというのは即ち表面化しないということであり、知らぬ間にクラスターを発生させている場合もあるのだ。
  • mRNAワクチン
    mRNAワクチンは遺伝子を改変したりするような危険性は持ち合わせていない。
    遺伝子を改変する危険性という主張は疑似科学のそれであり、Qアノンや陰謀論者などで囁かれている噂である。

Tag: 反ワクチン 市民団体