バード

Last-modified: 2020-01-18 (土) 15:08:35

バード技能の獲得

キャラクターは、バード技能を1レベル習得するごとに、呪歌または終律リストから1つ選び、それを獲得します。
呪歌または終律の中には、それを得るために必要な最低技能レベル(5)が設定されているものもあります。そうした呪歌または終律は、バード技能がそのレベルになければ獲得できません。
また、バード技能を1レベル習得するごとに、言語リストから1つ読文のみを獲得します。

演奏判定について

奏力の決定

「奏力」は、バード技能によって特殊効果を発揮するときの、基礎的な能力となる数値です。
演奏判定の基準値であり、また、ダメージや回復効果を発生させるときには追加となります。

【演奏判定】
奏力 = 2d6 + バード技能レベル + 精神力ボーナス

演奏判定の移動制限

呪歌や終律を使用する場合、キャラクターの移動は「制限移動」でなければいけません。

楽器や歌唱について

呪歌や終律を使用するには、必ず楽器が必要になります。
楽器については、GMの許可のもとで、プレイヤーが任意に決定できます。
ただし、特別にゲーム内で設定されているものを除き、楽器は基本「用法:2H」の道具となります。
キャラクターは手番ごとに楽器を切り替えられますが、武器の持ち替えに相当し、主動作の前に限られます。
楽器は原則、旋律を奏でられるものに限られます。旋律を奏でられないもの(単純な太鼓など)は演奏判定にー4のペナルティ修正が発生します。
かつ、旋律を奏でられないものによる演奏判定時は、奏者が必ず歌唱を行わなければいけません。
上記において歌唱できない場合、呪歌および終律を使用することはできません。
旋律を奏でられる楽器については、呪歌に歌唱は必須ではありません。
しかし、一部の呪歌には歌唱が必須のものがあり、演奏中に歌唱できないもの(一般的な管楽器など)は、それに該当する呪歌を使用できません。
終律は、すべて歌唱を必要としません。

楽素について

呪歌を演奏した際、その呪歌と達成値に応じて楽素が生成されます。
生成された楽素を蓄積させ、消費させることによって終律を行うことができます。
楽素には「高揚(↑)」「鎮静(↓)」「魅惑(♡)」の3種類があります。
自動失敗しない限りは楽素が蓄積され、同手番内に呪歌の効果が消滅したとしても、演奏自体は行ったため、蓄積されます。

呪歌の使用

呪歌は主動作にて、演奏判定を行うことによって奏でられます。

射程、効果範囲、対象

呪歌は奏者を中心に「バード技能レベル×10m」の半径に影響します。ただし、最大射程は50m半径までです。
呪歌の多くは、範囲内すべてのキャラクターを対象とします。
抵抗判定が行われる場合、奏者の演奏判定と受動側の精神抵抗力判定で、達成値の比べあいが発生します。
受動側の聴覚が働きにくい場合、精神抵抗力判定にボーナス修正が発生します。
完全に聴覚を失っている場合は、「抵抗:必中」であっても効果を及ぼしません。

効果時間

呪歌の効果は一部の例外を除き、1ラウンドの間だけ継続し、次の奏者の手番開始時に消滅します。
手番内に主動作が複数行え、呪歌を複数回演奏した場合は、すべての判定を行いますが、効果が影響するのは最新のもののみです。

効果範囲の重なり

呪歌の効果範囲が重なった場合は、達成値の比べあいをして、より高い達成値のものが優先されます。

呪歌の特性

呪歌による効果は魔法ではなく、【センス・マジック】などの魔力を探知する魔法には反応しません。
戦闘特技《ワード・ブレイク》での解除は可能です。

終律の使用

終律は主動作にて、演奏判定を行うことによって奏でられます。
楽素を消費することによってのみ演奏することができます。

射程、効果範囲、対象

終律は、呪歌と同じ射程を持ちます。
終律には「最大対象数」が設定され、奏者は射程内のキャラクターから任意に対象<部位>を決定します。
誤射は発生しませんが、対象を認識(一般には目視)できなければいけません。
終律を使用した際、抵抗判定が行われ、奏者の演奏判定と受動側の精神抵抗力判定で、達成値の比べあいが発生します。
受動側の聴覚が働きにくい場合、精神抵抗力判定にボーナス修正が発生します。
完全に聴覚を失っている場合でも、終律は効果を発生させます。

効果時間

終律は全て「効果:一瞬」です。

効果範囲の重なり

呪歌の効果範囲が重なった場合は、達成値の比べあいをして、その達成値を上回らなければ効果を発生できません。

終律の特性

多くの終律は、魔法ダメージを発生させます。属性は終律によってさまざまであり、「精神効果属性」に耐性のあるキャラクターにも効果を及ぼすことができます。

ペットについて

編集者が疲れたので、今度書きます。