岡林勇希(中日)の別称。
2022年のDELTA社のWARがなんG民の印象と比較して極めて高く算出されている状態が由来。
概要
岡林はプロ3年目の2022年に161安打・打率.291を記録し同年のセ・リーグ最多安打*1とB9*2を獲得、かつ中日の高卒3年目以内の最多安打記録を更新した*3。加えて俊足を生かした広い守備範囲と強肩から突出したUZR*4を記録し、GG賞を獲得。走塁面でも24盗塁(6盗塁死、盗塁成功率80%、赤星式盗塁12)と、走攻守全てにおいて優れた成績を残した。
上記の活躍から、セイバーメトリクス大手DELTA社が算出した岡林の野手WARは12球団中2位を記録(1位は村上宗隆。同年のセ・リーグ打撃三冠王)。
しかし本塁打は0本で四球の少なさも目立つため、なんGでは「岡林の貢献度は分かるが、さすがに野手WARが村上に次ぐ高さなのはおかしい」等の意見が噴出する。以上の経緯より、岡林の別称としてWAR林が誕生した。
以降、岡林の成績スレにおいてWARの高さを額面通りに受け取って良いものか*5どうかといったレスバトルが頻繁に発生している。この年の比較対象としてDeNAの佐野恵太*6が挙げられる場合が多い。また、もう一つのセイバーメトリクス大手データスタジアム社が算出した岡林のWARはDELTA社のWARより1.9低い値となっており*7、DELTA社に対する信頼性に疑義を呈しつつ*8岡林はWAR林ではなくDEL林に過ぎないと主張する意見もあった。
とはいえ低い方の値としても岡林が高いWARを叩き出す選手であった事は事実であり、いずれにせよ使用する場合にはなんG民の主観が大いに反映されていることにも留意すべきである。
岡林の2022年成績
試合 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 四球 | 打率 | 長打率 | 野手WAR |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
142 | 161 | 25 | 10 | 0 | 32 | 24 | 6 | 29 | .291 | .373 | 6.7 |
・太字はリーグ3位以内、赤太字はリーグ最多。
関連項目
外部リンク
- 1.02 - Essence of Baseball
DELTA社による各種成績・指標の掲載サイト。
「12球団全野手および投手それぞれのWARトップ5」「各球団内の野手および投手のWARトップ」は会員登録無しで閲覧可能*9。岡林はいずれの項目にも掲載されている。
Tag: 中日