WAR林

Last-modified: 2024-02-06 (火) 20:15:26

岡林勇希(中日)の別称。
2022年のDELTA社のWARなんG民の印象と比較して極めて高く算出されている状態が由来。


概要

岡林はプロ3年目の2022年に161安打・打率.291を記録し同年のセ・リーグ最多安打*1とB9*2を獲得、かつ中日の高卒3年目以内の最多安打記録を更新した*3。加えて俊足を生かした広い守備範囲と強肩から突出したUZR*4を記録し、GG賞を獲得。走塁面でも24盗塁(6盗塁死、盗塁成功率80%、赤星式盗塁12)と、走攻守全てにおいて優れた成績を残した。

上記の活躍から、セイバーメトリクス大手DELTA社が算出した岡林の野手WARは12球団中2位を記録(1位は村上宗隆。同年のセ・リーグ打撃三冠王)。
しかし本塁打は0本で四球の少なさも目立つため、なんGでは「岡林の貢献度は分かるが、さすがに野手WARが村上に次ぐ高さなのはおかしい」等の意見が噴出する。以上の経緯より、岡林の別称としてWAR林が誕生した。

以降、岡林の成績スレにおいてWARの高さを額面通りに受け取って良いものか*5どうかといったレスバトルが頻繁に発生している。この年の比較対象としてDeNAの佐野恵太*6が挙げられる場合が多い。また、もう一つのセイバーメトリクス大手データスタジアム社が算出した岡林のWARはDELTA社のWARより1.9低い値となっており*7、DELTA社に対する信頼性に疑義を呈しつつ*8岡林はWAR林ではなくDEL林に過ぎないと主張する意見もあった。
とはいえ低い方の値としても岡林が高いWARを叩き出す選手であった事は事実であり、いずれにせよ使用する場合にはなんG民の主観が大いに反映されていることにも留意すべきである。


岡林の2022年成績

試合安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球打率長打率野手WAR
142161251003224629.291.3736.7

太字はリーグ3位以内、赤太字はリーグ最多。


関連項目


外部リンク

  • 1.02 - Essence of Baseball
    DELTA社による各種成績・指標の掲載サイト。
    「12球団全野手および投手それぞれのWARトップ5」「各球団内の野手および投手のWARトップ」は会員登録無しで閲覧可能*9。岡林はいずれの項目にも掲載されている。



Tag: 中日


*1 佐野恵太(DeNA)と同数。高卒3年目以内での獲得は1994年のイチロー以来。
*2 20歳9ヶ月での受賞はセ・リーグの外野手史上最年少。
*3 前記録保持者は立浪和義
*4 DELTA社算出で+27.2。
*5 そもそもWAR自体の信憑性にも議論が起こる事はある
*6 同年の最多安打を分け合い、同じくB9を獲得。一方でプレースタイルは「毎年20本前後の本塁打を記録する中長距離打者」「出塁率も高め」「足は中の下程度で盗塁もほぼできない」「メインポジション(2022シーズンにサブで守ったファースト守備は良好という意見が多い)のレフトは守備難」と岡林と対照的である。
*7 WARの算出については細部の計算式が算出者ごとに異なっており、各社の数値に違いが生じるのはよくあることである。もっとも、2022年の岡林ほど差が出るケースは多くはない。
*8 当然のことながら、DELTA社の数値が正当でデータスタジアム社の数値が過小評価という可能性もある。
*9 トップページ中段、「Leaders Board」及び「Season Summary」参照。