村神様

Last-modified: 2026-04-28 (火) 19:52:47

村上宗隆(ヤクルト→ホワイトソックス)の尊称。

概要

村上が中軸として注目されるようになった2019年頃から既に「村上様」と呼ぶファンは存在していたが、この呼称自体はありふれたものであり特筆すべきものではなかった。

しかし2021年に更なる覚醒を見せ、リーグ制覇と日本一に貢献する活躍を果たすと「村神様」に進化。
全盛期となった2022年シーズンは6月からスーパー化し、ヤクルトの交流戦含む全11球団連続カード勝ち越し等の快進撃を牽引。特筆すべきは満塁時の成績*1で「満塁なら敬遠すべき*2」というレベルであった。
7月31日の阪神戦(甲子園)・8月2日の中日戦(神宮)に跨ぐ形でプロ野球史上初*3の5打席連続本塁打を放ち、9月2日の中日戦(神宮)では史上最年少でシーズン50本塁打も達成している。
55本を打ってからは不振に苦しんだものの、シーズン最終打席で王貞治越えの56本目を放ち、日本人のシーズン本塁打記録を更新
本塁打・打点に加え、打率においても首位打者争いのトップを維持し打率.318・56本塁打・134打点で史上最年少・令和初の三冠王*4となってチームを連覇に導き、この年の圧倒的な功績が評価されて満票でMVP*5に輝いた。

村上の爆発的な活躍により「村神様」という尊称も瞬く間に拡散し、各種メディアでも当たり前のように用いられ、最終的には2022年のユーキャン新語・流行語大賞年間大賞を受賞するにまで至った

2023年のWBCでは準決勝のサヨナラヒットや決勝の同点ホームランなどの活躍の度にTwitterのトレンドランキングで上位にあがり、世間にも浸透しているようである。

村上本人の反応

こうした周囲の反応について、村上本人はインタビューで以下のように話している。

ヤクルト・村上、“村神様”と呼ばれることに「僕は人間なので(笑)」
https://baseballking.jp/ns/337523


 ニッポン放送ショウアップナイターのシーズンアンバサダーを務めるヤクルト・村上宗隆のスペシャルインタビューが30日の『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ヤクルト戦』の試合前に放送された。

(中略)

 “村神様”と呼ばれることについては「僕は人間なので、人間として見てもらえれば嬉しいですね」と笑顔で話した。


虎の村神様

2020年ドラフト5位で阪神タイガースに入団した同姓の村上頌樹(むらかみ しょうき)は2023年4月12日の巨人戦でシーズン初先発し、7回を投げて1人のランナーも出さない完全投球*6を披露。

その後も次登板の中日戦では9回2安打無四球完封でプロ初勝利を記録、さらには2023シーズン終了時点で22試合(21先発)10勝6敗、WHIPが0.74でシーズン歴代二位*7になり、10月1日には防御率1.75で最優秀防御率のタイトルを確定させた。
さらに、同年にはセ・リーグ史上初の新人王とMVPのダブル受賞*8という快挙を成し遂げた*9。昨年までは一軍での勝利がなかった投手が、プロ3年目で大ブレイクを果たした。
上述した村上宗隆との差別化も込めて、阪神ファンの中では「投げる方の村神様」「虎の村神様*10」「村上(神*11」と呼ばれるようになった。

藤川球児政権になった2025年にも最多勝、最多奪三振、最高勝率の三冠*12を達成し、再び阪神のリーグ優勝に大きく貢献。前年の7勝から大きく成績を上げ名実ともに阪神タイガースのエースとなった。

実は同様の呼び名がついたのはヤクルトの村上よりも古い。村上頌樹は智弁学園高校時代、3年春(2016年)のセンバツ高校野球で5試合5完投防御率0.38という成績で甲子園優勝投手*13となっており、この時からVIP板の高校野球実況スレでは「村神」と呼ばれているのが確認できる*14

なお村上頌樹本人は「自分は自分なので、村上頌樹という名前を覚えてもらえるようにやっていきたい」と述べている。

関連項目


Tag: ヤクルト 阪神 尊称


*1 6月末時点で打率.545(11-6)・20打点・満塁弾4本
*2 OPSが2.00超、当然のように長打率も1.00を超えているため、指標上は洒落抜きで1打点与えてでも敬遠した方が被害が少ない。
*3 マイナーでは1902年にコルシカーナ・オイルシティーズに所属していたボブ・マッコーリーが1試合で8打数連続ホームランを放ったという記録があるものの、明確に四球を挟まずに5打席連続はプロ野球史上初であるのは事実である
*4 出塁率もリーグ1位のため実際は四冠である。
*5 2013年の楽天・田中将大以来9年ぶりの快挙。
*6 この試合では1-0の8回に代打を送られ降板。その後代わった石井大智が岡本和真に初球をホームランにされてしまい、完全試合はおろか勝ち星すら消滅した。
*7 2リーグ制では歴代最高
*8 新人王とMVPのダブル受賞は1980年の木田勇(日本ハム)、1990年野茂英雄(近鉄)に続き3人目。
*9 なおヤクルトの村上宗隆も2021年と2022年のMVPとなっており、3年連続で村上姓の選手がMVPを受賞した。
*10 プロ初勝利の時に一部のスポーツ新聞関西版が見出しに使っている。
*11 阪神タイガースの一字略称を指す。かつて存在した阪急(現オリックス、一字略称は「急」)との区別が由来。
*12 最多勝はDeNA・東克樹とのタイ記録。厳密には投手にとっての三冠は最多勝・最多奪三振・最優秀防御率であり、2000年代前半までは投手三冠といえば最多勝・最優秀防御率・最高勝率を指すことが一般的であった。この年の最優秀防御率は同じく阪神の才木浩人が獲得した。
*13 決勝戦は自らのタイムリーでサヨナラ勝利
*14 大学4年時にドラフト1位指名候補に入っていたが、2020年ドラフト前に右腕を故障したことで阪神以外の11球団が指名を回避、阪神も一度リストから消した後に5位で指名している。