村神様

Last-modified: 2024-11-02 (土) 19:52:26
  1. 村上宗隆(ヤクルト)の尊称。
  2. 村上頌樹(阪神)の尊称。


1.の概要

村上が中軸として注目されるようになった2019年頃から既に「村上様」と呼ぶファンは存在していたが、この呼称自体はありふれたものであり特筆すべきものではなかった。

しかし2021年に更なる覚醒を見せ、リーグ制覇と日本一に貢献する活躍を果たすと「村神様」に進化。
全盛期となった2022年シーズンは6月からスーパー化し、NPB記録の5打席連続本塁打、22歳にして本塁打50号超えなど次々に記録を達成し無双状態に。
終盤は不振に苦しんだものの、シーズン最終打席で王貞治越えの56本目を放ち、日本人のシーズン本塁打記録を更新
本塁打・打点に加え、打率においても首位打者争いのトップに躍り出て打率.318・56本塁打・134打点で史上最年少・令和初の三冠王*1となってチームを連覇に導き、この年の圧倒的な功績が評価されて満票でMVPに輝いた*2

村上の爆発的な活躍により「村神様」という尊称も瞬く間に拡散し、各種メディアでも当たり前のように用いられ、最終的には2022年のユーキャン新語・流行語大賞年間大賞を受賞するにまで至った


村上本人の反応

こうした周囲の反応について、村上本人はインタビューで以下のように話している。

ヤクルト・村上、“村神様”と呼ばれることに「僕は人間なので(笑)」
https://baseballking.jp/ns/337523


 ニッポン放送ショウアップナイターのシーズンアンバサダーを務めるヤクルト・村上宗隆のスペシャルインタビューが30日の『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ヤクルト戦』の試合前に放送された。

(中略)

 “村神様”と呼ばれることについては「僕は人間なので、人間として見てもらえれば嬉しいですね」と笑顔で話した。


2.の概要

2020年ドラフト5位で阪神タイガースに入団した同姓の村上頌樹(むらかみ しょうき)は2023年4月12日の巨人戦でシーズン初先発し、7回を投げて1人のランナーも出さない完全投球を披露*3
その後も次登板の中日戦では9回2安打無四球完封でプロ初勝利を記録、さらには2023シーズン終了時点で22試合(21先発)10勝6敗、WHIPが0.74でシーズン歴代二位の記録(2リーグ制になってからでは歴代最高の記録)になり、10月1日には防御率1.75でセ・リーグ防御率のタイトルを確定させた
さらに、同年にはセ・リーグ史上初の新人王とMVPのダブル受賞という快挙を成し遂げた*4*5。昨年までは一軍での勝利がなかった投手だったが、プロ3年目にして大ブレイクした。
上述した村上宗隆との差別化も込めて、阪神ファンの中では「阪神の村神様」「虎の村神様*6」「村上(神*7」と呼ばれるようになった。

実は同様の呼び名がついたのは1.の村上宗隆よりも古い。村上頌樹は智弁学園高校時代、3年春(2016年)のセンバツ高校野球で5試合5完投防御率0.38という成績で甲子園優勝投手となっており、この時からVIP板の高校野球実況スレでは「村神」と呼ばれているのが確認できる。

なお村上頌樹本人は「村神様というとあっち(村上宗隆)になる。自分は自分なので、村上頌樹という名前を覚えてもらえるようにやっていきたい」と述べている。

関連項目



Tag: ヤクルト 阪神 尊称


*1 出塁率もリーグ1位のため実際は四冠である。
*2 2013年の楽天・田中将大以来9年ぶりの快挙。
*3 この試合では1-0の8回に代打を送られ降板。その後代わった石井大智が岡本和真に初球をホームランにされてしまい、完全試合はおろか勝ち星すら消滅した。
*4 新人王とMVPのダブル受賞は1980年の木田勇(日本ハム)、1990年野茂英雄(近鉄)に続き3人目。
*5 なおヤクルトの村上宗隆も2021年と2022年のMVPとなっており、3年連続で村上姓の選手がMVPを受賞することとなった。さらにパ・リーグは3年連続でオリックス・山本由伸がMVPを獲得していたため、「3年連続で『セMVP→村上、パMVP→山本』」ということとなった。
*6 プロ初勝利の時に一部のスポーツ新聞関西版が見出しに使っている。
*7 阪神タイガースの一字略称を指す。