糸原健斗(阪神タイガース)の別称。「磯原」表記も見られる。
2017~18年に記録したIsoD(四死球のみで出塁した割合。0.10を超えると一流とされる。)が由来。
概要
「Iso原」誕生の経緯
糸原はルーキーイヤーの2017年序盤、故障離脱した上本博紀(二塁手)及び打撃不振の 北條史也、大和(いずれも遊撃手)に代わってスタメンに定着。7月半ばに故障で離脱するまで66試合に出場した。
最終成績は打率こそ.259と平凡だったが選球眼が非常に優れており、IsoDは0.103を記録。規定打席未到達なもののリーグ6位相当に食い込み、同僚の鳥谷敬(0.097)と肩を並べる高水準であった。
上記の成績から、IsoDと苗字を捩った「Iso原」が誕生した。
翌2018年はほぼ全試合にスタメン出場し、打率を.286と向上させつつもIsoDは前年と同等の0.104と高水準をキープ。四球数(86)>三振数(73)と、Iso原の名に恥じない活躍を見せた。
「Iso原」の終焉
翌年以降は一転してIsoDが悪化の一途を辿る。2019年に0.086と0.10を割ると、2020年以降はリーグ平均すら下回る低水準に落ち込み、かつての「Iso原」は見る影もなくなっている。
補足として、IsoD低下の主要因は選球眼の悪化ではなく、長打力の無さに起因するストライクゾーン勝負の機会増加による部分が大きい。
「Iso原」の復活
しかし監督が矢野燿大から岡田彰布に変わり、守備難の糸原は代打での出場が主となる。すると相手バッテリーの警戒からか5月21日までの21打席でIsoDは驚異の.248を記録している。
最終的に同年は打率.236ながら出塁率は.337を記録。IsoDは2018年以来5年ぶりに0.10を記録した。*1