エラスティック衣装

Last-modified: 2023-02-11 (土) 15:08:00

エラスティック衣装

  • 2021年11月17日~12月15日までの期間限定販売された「エラスティックブリムボックス」が初出。
    それぞれ男性用・女性用と、「~ブリムウェア」と「~チャーミングウェア」があり、固有モーションを持つ「スペシャル」版も実装されている。
    シリーズには帽子、かつら、帽子+かつら、衣装、指飾り、靴が存在する。
    また、同シリーズのかつらには動作に連動して動く髪揺れが初実装されている。
  • エラスティックブリムボックスからは他にも浪漫農場用の設置物が多数追加されており、農場ビルダーにも注目された。

衣装について

  • ニットカーディガンが中心のシックでキュートなデザインとなっており、落ち着いた雰囲気のオシャレな衣装。
    男性用のブリムウェアはマフラーを巻いており、チャーミングウェアはマフラーがないがフードをかぶることができる。
    女性用はニーソックスの有無で、ブリムウェアがニーソックスあり、チャーミングウェアが大胆な生足となっている。
  • この衣装には特筆すべき点として、袖が長いという特徴がある。
    実はマビノギの殆どの体防具・衣装は『袖は長くても手首まで』という造形上の制限があった。しかしこのエラスティック衣装には新技術が用いられ、手首を覆うようになっており、かわいく指先だけが出ている。
    さらに女性用スペシャル衣装は手を完全にカバーする、いわゆる「萌え袖」「ダル袖」状態になっており、新たな次元のオシャレを可能にした。
  • ちなみに同シリーズの帽子はキャスケット帽で、こちらも非常にオシャレな装いとなっていることから人気が高い。

ダイナミックサイズ効果

  • だが、その新技術ゆえに旧来の装備や衣装との相性が悪く、両手装備や足装備は、描画時にどちらかのルールが上書きするという仕様*1が適用されず、干渉(衣装のめり込み)が多発した。
    • また、女性用のスペシャル衣装は通常時は指先が出る袖丈に対し、立ち止まると急に袖が「にゅっ」と伸びるさまはなんとも形容しがたいものがあった。
  • 特に武器との相性は相当悪く、手首までが武装になっているチェーンブレイドやエモーションカードによる装備モーションの変化でポリゴンやテクスチャがめり込んだり歪んで描画されるなど、非常に不自然になってしまう。
    しかもこの不具合は修正が困難とのことで、後にダイナミックサイズ効果なる仕様を実装し、普段は袖が長い状態だが、武器を装備すると袖が短くなるというかたちで解決を図った。
  • しかし、頻繁に袖が長くなったり短くなったりするのもそれはそれで違和感があり、円満解決とはいい難いものだった。そこでDevCATは既存衣装はそのまま残し、新仕様のものと交換可能にするという選択権を提示するという今までにない異例の対応。
    衣装を所持した状態でダンバートン官庁のエヴァンに話しかけることで選択肢が表示され、一方通行ではあるが交換が可能になった。
    • 交換後には「ダイナミックサイズ効果適用」とアイテムプロパティに明記される。これは適用前の衣装が欲しい人に対して適用後のアイテムを渡してしまうなどのトラブルを避けるためであろう配慮も例がない。
  • さらに、エンチャント済み、細工済みの場合は個別対応するという、オンラインゲームの運営としては異例中の異例、特筆するほどの手厚いケアを表明した。
    これまで仕様変更によって装備そのものが別物になってしまったケースは少ないながらもいくつかあり*2、その際にプレイヤー側に選択肢が与えられることはなかった。当たり前だが、開発・運営の都合で仕様が変わるのはオンラインゲームでは当たり前ではある。
  • にもかかわらず、不具合が修正できないから(わざわざコストをかけて)2つの選択肢をプレイヤーに委ねる、というある種の真摯な対応に驚いたミレシアンは少なくない。
    …もちろん、ベストな対応は袖が長いまま不自然さを取り除くことであることは言うまでもないのだが、こればっかりは仕方がない。
  • ちなみに2023年1月18日に限定販売された「ラスカルラビットボックス」のラインナップに入り、実に1年2ヶ月ぶりの再販となった。このボックスから入手できるスペシャル衣装は以前のままとなっており、あくまでも選択肢をプレイヤー側に委ねるという姿勢は変わっていない。

参考リンク
https://mabinogi.nexon.co.jp/notice/infoBoardContent.asp?ix=8574


*1 例えばパイレーツキャプテンシューズを装備すると、ズボンの形状に影響されてものすごく太くなったりする。また、アメストリス国軍制服を装備すると、靴は形状に関係なく衣装に上書きされ、膝丈の靴は衣装の外、脛あたりから描画される。しかしこれらには逆が適用されることもあり、前述のアメストリス国防軍制服とアメストリス軍靴を同時に装備すると衣装のルールを靴が上書きし、脛丈のブーツが衣装の上に表示される。このように、衣装ごとに上書き・干渉のルールが異なっている場合がある。
*2 特に有名なものはSAOコラボで実装されたエンチャント効果。実装直後は非常に強力かつオンリーワンの、それこそ2022年現在でも一線級という当時では完全にオーバースペックだった性能が、何らかの不具合が発生したため、一律エンチャントスクロールで返却された。当然エンチャント付与済みの装備からは一律で効果削除となり、それまでに使用したあらゆるアイテムの補償はされなかった。