ノーザン&マッシヴ装備【のーざんあんどまっしゔそうび】
- 主にジャイアントと関わりの深い装備群、ノーザンフローレス装備シリーズ、マッシヴディスペア装備シリーズ。
※ギガンティックノーブレス防具についても当記事で扱います。
- 2017年「戦士の帰還 リターントゥピシス」ジャイアント改変アップデートで
ノーザンフローレス装備、ギガンティックノーブレス防具が実装。
2019年「ジャイアントと共に!」アップデートでマッシヴディスペア装備が実装された。 - ノーザンフローレス武器と盾は「ノーザン」、ギガンティックノーブレス防具は「ギガンティック」
マッシヴディスペア装備は「マッシヴ」「マッシブ」と略される。本項においてもそれに合わせた略称を用いる。
概要
- ノーザン装備シリーズには両手剣・片手鈍器・盾が、ギガンティック装備シリーズには男女別重鎧4箇所一式が、マッシヴ装備には両手剣・両手鈍器・盾が実装されている。
有り体にいってしまうとケルティック装備・ディヴァイン装備に対応するジャイアント用装備群である。
そのため入手難度もそれらに近いが、性能そのものはジャイアントに特化したものとなっている。
- ケルティック装備・ディヴァイン装備とも優れた装備ではあるが、近接戦闘を得意とするジャイアントの能力を伸ばすものとはいい難かった。
もちろん待望の両手斧・両手鈍器に沸き立ったジャイアントは多かったものの3種族共有、両手剣・ランス・盾はディヴァイン装備のみで入手難度は高く、また最大のセット効果を得ることができなかったこともあり、「近接に優れた種族としてどーなの?」という声が少なからずあった。- 特にケルティックの両手斧・両手鈍器は人間やエルフも装備できたので、むしろジャイアントの没個性化が進んだという見方すら出来る。
とはいえ、実装当時はそれらに明確な使い道があったのはやはりジャイアントではあった*1。
また、ディヴァインの盾は大型盾ではないし、むしろエルフ用の側面が大きかった。
つまり、ケルティック・ディヴァイン装備ともジャイアントを満足させるものではなかった。
- 特にケルティックの両手斧・両手鈍器は人間やエルフも装備できたので、むしろジャイアントの没個性化が進んだという見方すら出来る。
- ドゥカートで購入可能な「ティアドロップジェムストーン」は元々マッシヴ装備用の素材アイテムとして実装された。
しかしあまりにも細すぎる用途に「このアイテムって何に使うの?」と首を傾げるミレシアン達が続出し、その影で人知れず素材集めに奔走するジャイアントたちの姿があった。
その後、エンチャントや特別改造禁止状態の復旧や、エコーストーン昇級やエルグ解放の補助アイテムらの素材としても使えるようになった。
ノーザン装備
- 基本的に両手剣+盾or片手鈍器二刀流を想定した性能になっている。
鎧一式は魔法鎧(重鎧)で自動防御効果を持ち、衝撃吸収効果*2が部位ごとにランダムで付与される。
両手剣は人間も装備でき、ハンマーは全種族装備可能だが、盾と防具はジャイアント専用。 - 全体的にクリスタル状の素材をあしらった洗練されたフォルムをしており、かっこよさにおいては随一。
メモリアルフラワー装備の次に手に入れたい・手に入れやすい入手難度となっている。
- ノーザンフローレスブレード&ノーザンフローレスシールドは制作素材からケルティック装備相当と考えられる。
- 両方同時に装備することでスマッシュ強化と突進強化のセット効果を得られる。セット効果の数値は固定。
このセット効果を同時に得る方法は他にもあるが入手難度は遥かに高く、数値がブレる可能性もあるため、手っ取り早くすぐ使えるという意味では随一。
また、シールドは大型盾に分類するため防御面においても優秀。 - ブレードの方は使徒武器の狂信徒の大剣と性能が近いものの、差別点も少なくない。
ノーザンフローレスブレードはセット効果がある点と、わずかにダメージが高い点で狂信徒の大剣よりも優れているが
狂信徒の大剣の利点は防御が上がる事、沈黙ESが貼れる事、素材が安価な事、インベサイズが半分の4マスで済む事で優れている。
やはりブレードはセット効果の点でジャイアント向きという側面が強い。人間は素直に狂信徒で良いだろう。
- 両方同時に装備することでスマッシュ強化と突進強化のセット効果を得られる。セット効果の数値は固定。
- ノーザンフローレスハンマーはほぼケルティックロイヤルナイトソードのハンマー版。
- ケルティック装備では唯一ケルティックロイヤルナイトソードがセット効果を有しているが、その能力を最大限発揮するには刀剣二刀流、つまり人間であることが絶対条件だった。
ディヴァインシールドがあれば耐久減少軽減・クリティカルヒットダメージアップの効果は得られたものの、バッシュダメージアップの効果だけはどうやっても得られなかった*3。
運用方法もほぼロイヤルナイトソードと同等であるが、ファイナルヒットとケルティックシンボル強化(ファイナルヒットダメージアップ)の存在によって一歩譲る形となっている。 - なお、ロイヤルナイトソードと比較して最小ダメージとバランスがやや下がるものの、最大ダメージとクリティカルヒットがよく伸びるので一発の火力では優れており、ジャイアントらしいパワフルな武器となっている。
- 攻撃速度が普通であるため早い武器よりはバッシュ二連打がシビア。攻撃速度アップやディレイ短縮のセット装備を用いたり、自動戦闘モードでバッシュのキーを連打すると楽かも。
- ジャイアント以外でも装備可能。特に、二刀流手段がないエルフにはケル剣やディヴァインバッソではなくこちらを持つ意義も小さくは無かった。
攻撃速度の問題はあるが、元々1本しか近接武器を持てないし前述の2振りよりも攻撃力が高いという利点がある。もちろんディヴァイン系に比べれば作るのはずっと簡単だ。
残念ながら人間では用途を見出すのが厳しいが…。盾を使った突進を選択肢に入れたいとき位か。*4
- ケルティック装備では唯一ケルティックロイヤルナイトソードがセット効果を有しているが、その能力を最大限発揮するには刀剣二刀流、つまり人間であることが絶対条件だった。
ギガンティックノーブレスアーマー
ギガンティック一式は高い防御性能と衝撃吸収効果を持つが、数値がそこそこブレるので最高性能を求めるとなるとそれなりに敷居は低くない。
- ケルティック装備には防具がないためディヴァイン装備に近い立ち位置だが(そもそもディヴァイン防具は軽鎧で別カテゴリでジャイアントも装備できる)素材入手難度が遥かに低い。
- 衝撃吸収効果を持つ装備はまだ少なく、ランダムボックス品か高難易度コンテンツ「グレンベルナ」のブリアン・エンダーズ装備しかない*5。
昨今は防御関連が見直されており、特にジャイアントは種族特性として守りに長けた種族として注目を浴びていることからギガンティックノーブレスアーマーの価値も相対的に高くなっている。 - ジャイアントは重鎧のペナルティが非常に軽いのも追い風か。
Dexのペナルティは人間は30%、エルフは50%で無視できない差になる武器も結構多いが、ジャイアントは10%なので目を瞑れる範疇だし、そもそもジャイアントが使えるDex利用武器に火力を求めるケースが少ない。
更に、人間やエルフは重鎧を装備するとチェーンマスタリ1でも格闘術のダメージにペナルティが発生するが、ジャイアントには発生しない。重鎧に愛された種族と言えよう。 - ちなみに、近接・遠隔・魔法と3種とも自動防御がついている重鎧は地味に珍しい。確率は15・15・10で、これより後に実装されたものは20・20・5が多く、特に魔法自動防御が10%ついている重鎧はオンリーワンである。
- メモリアルフラワー装備卒業を目指すにあたり、真っ先に手に入れたい装備である。
マッシヴディスペア装備
- 両手剣・両手鈍器・盾の3種。すべてジャイアント専用。
全体的に鉱石をそのまま使っているような荒々しいフォルムが特徴。ワイルドだろぉ?- ちなみにその見た目から、珍しくゆっくりめな点滅アンプルが似合う装備。
鉱石部分に使うと、神秘的な光を放つように見え幻想的な魔法の鉱石を演出出来る。
- ちなみにその見た目から、珍しくゆっくりめな点滅アンプルが似合う装備。
- 素材はハードモード上級ダンジョンとシードフィナハからと難易度自体は高くはないが経路が細い。その割に個数がそこそこ必要なので敷居はやや高い。
位置づけとしてはケルティックと同等・ディヴァイン未満の入手難度。しかし性能はそれに迫るほどの高いポテンシャルを持っている。
- マッシヴディスペアハンマーはスタンビード強化10が固定でついており、性能がブレるヒルウェン工学制作でも重要プロパティがブレない点が大きい。
これ以降のジャイアントフルスイング対応両手武器はナイトブリンガー装備かペルシウス装備となり、敷居が一気に跳ね上がる。- ……実は武器性能そのものはケルティックロイヤルウォーリアハンマー/アックスと大差なく、制作時のブレを加味すると改造式の差を含んでもギリギリ上回れるかどうか。なんならケルティックシンボル強化によって逆転されることさえある。
- 独自の能力としてはスタンピード強化があり、驀進攻撃のダメージを10%アップする効果がある。スタンピードは非常に強力なスキルだがダメージソースとしてはややパンチ力に欠け、これを目当てに……となるにはいささか苦しい。
そのため知名度はイマイチであまり使われていない不遇な武器。
やはりこの武器の真価はフルスイングに在りか。
- マッシヴディスペアブレイド&マッシヴディスペアシールドは同時に装備することでファイナルストライク強化・突進強化・スマッシュ強化・耐久値減少緩和の効果が得られる。
- 普通2打の両手剣・セット効果からディヴァインブレイドの位置づけ。一方、ファイナルストライク強化・突進強化の効果もつく優秀さ。
その割に制作難度はディヴァインブレイドと比較して圧倒的に低く、剣+盾スタイルのジャイアントにとって事実上『守りの最強装備』といっていい*6*7。 - ジャイアントの「ファイナル」技であるファイナルストライク強化はディヴァインブレイドにない明確なアドバンテージで、細工やエコーストーンの覚醒効果による強化を視野に入れるとディヴァインシンボルの強化ぶんを差し引いても補って余りある。
次のステージを見据えるのであれば、これらの入手は十分に視野に入る。 - ちなみにディヴァインブレイドと比べた時の最大の弱点は単純な武器スペックではなく、孤独ESを貼れないこと。つまり、ピアシングLv確保の敷居が高いのである。
- 普通2打の両手剣・セット効果からディヴァインブレイドの位置づけ。一方、ファイナルストライク強化・突進強化の効果もつく優秀さ。
余談
- ノーザンフローレスは、英語で"Northern Flawless"。意味は「北方の完璧な」といったところだろうか。
ノーザンは勿論のこと、フローレスもFから始まることから、どことなく寒い地域の単語を思わせる。寒さの厳しいピシス地方に住まうジャイアントには相応しい名前と言えよう。 - ギガンティックノーブレスはアルファベットで書くと"Gigantic Noblesse"。ギガンティックはまあ大方の予想通り「巨大」だが
ノーブレスはというと、そもそも英語ではなくフランス語であるらしい。「高貴」とか「貴族」といった意味があり、「巨大な貴族」という感じだろうか。- 実際に、ただの金属製の甲冑というわけではなく、気品ある意匠を施してあるようだ。
説明文にも「強靭さと誇りを兼ね備えたジャイアントのみが身にまとう事ができる」とある。
ギガンティックが強靭、ノーブレスが誇りとそれぞれリンクしているものと見られる。
- 実際に、ただの金属製の甲冑というわけではなく、気品ある意匠を施してあるようだ。
- マッシヴディスペアは英語で"Massive Despair"。ディスペアは「絶望」という意味。
マッシヴも日本語で言うと「巨大」が近いが、ギガンティックとはニュアンスが少し異なるものと見られる。「とても重い」という意味も含まれているようだ。
「巨大な絶望」「非常に重い絶望」というような意味だろうか。マッシヴ装備の巨大で重そうな、かつ力強いデザインとマッチしている。