妖精ディナシー【ようせい-】
かつてエリンを治めていたトゥアハデダナンの一部は力を失い、長い歳月を経て
「ディナシー」と呼ばれる妖精族に変貌しました。
今は小さい妖精ですが、かつてはエリンを治めていた神族。
そのためか、非常に堂々としたクールな振る舞いを見せています。
ディナシーは「英雄妖精」として、戦闘に特化した力を持っています。
ディナシーの強大な力とともに勝利を目指しましょう。
しかし、プライドの高いディナシーは
あなたをすぐには認めてくれないでしょう。
そんなディナシーのハートを掴んでください。
主人としてではなく戦場の仲間としてディナシーに認められれば
ディナシーは誰より頼れる助言者としてあなたをサポートしてくれるでしょう。
同行キャラクター ディナシー
- 初出は2015年10月28日から11月11日までの期間限定で販売。
先に発売されている妖精フローラと似たタイプの「妖精さん」。こちらはより攻撃をサポートするスキルを所持している。
騎乗可、飛行可、召喚攻撃を持っている。 - 頭に生えたツノと背中のコウモリのような翼、手にした鎌と、どことなく悪魔っぽいイメージがあるが妖精さんである。
- ツートンカラーの髪といい、への字にまがった口といい、ちょっとワルそうな印象があるものの、とてもキュート。また、オープンチャットで「どや*1!」「だるい!」「ぷんぷん!」と発言することで、妖精フローラ同様に愛らしいエモーションを見せてくれる。ツンデレ好きにはたまらない?
- 「英雄妖精」というだけあって、初期状態からかなり高い能力を持っている。習得するスキルがすべて上限に達するのが57レベルと若干遅いが、しっかりと育てばなまなかなミレシアンでは太刀打ち出来ないほど。
基本的な挙動は妖精フローラ同様ちょこちょこ動いて可愛いのだが、見た目に騙されてはいけない。 - Rキー(初期設定)または対象を右クリックして「騎乗する」を選ぶことで運んでもらえるのだが、光る結界に閉じ込められて吊るされるという大変ショッキングな手段を用いる。涼しい顔で17歳ジャイアントでも運んでしまうが、運ばれている側の表情がなんとなく不安になるという声が多く聞かれているとか…。
- バリエーションとしてファンタジアディナシー、バリスタディナシーが登場しているが、すべて性能が同じで期間限定。再販率やペットランダムボックスでの封入率は悪くないので入手機会は少なくない(バリスタディナシーのみ2022年のイベント配布)。
悪魔の呪いスキル
- 召喚と同時に周囲に1秒毎にスリップダメージが与えられるデバフ(DeBuff=悪性の状態異常のこと)を散布する。この呪いによって倒された場合、狭い範囲の敵にも感染する。残念ながらスリップダメージはあまり頼りにできないダメージだが、爆発系モンスターを起爆させずに倒せる効果を持っている。
- また、召喚者に攻撃速度アップ(約13.5%と言われている)と、移動速度アップ(約60%と言われている)を15秒間与える。これらは既存の速度アップ効果に加算されるが、それぞれの限界速度に到達している場合はその効力を得ることはできない。
ディーナ・シーの伝承
- Daoine Sídheと書き、アイルランド語で「小さい人」を意味する。Sidheはケットシーと同じく「妖精」の意味。意味が通るように訳すと「小さな人の姿をした妖精」といった感じ。
- アイルランドの伝承ではケルトの神々であるトゥアハ・デ・ダナーン族が妖精になったものと解釈されている。その由来に関しては様々な説が立てられているが、トゥアハ・デ・ダナーン族の後にエリンに訪れたミレー(ミレシアンのこと)族との戦いに敗れ、地下の世界へと住み移ったものという。ミレー族によって勢力が衰えたトゥアハ・デ・ダナーン族はフィアナ騎士団の英雄となり、やがて妖精化したものと言われている。
つまり、現在のエリンに住まう人々の遠い親戚と言える。- 別の説ではディーナ・シーは英雄妖精と呼ばれ、もともとは人と同じサイズであったが、次第に小さくなっていたという説もある。
- はたまた、罪を犯したが地獄に落ちるほどは悪くない堕天使とも言われ、人よりも先に地上に降り立ったというものもある。マビノギのディナシーがちょっとワルっぽい姿をしているのは、この説を取り入れているからだろうか。
- また、時折荒々しい振る舞いを行い、戦争を好み、ときに人間を困らせることもあるという。なお、このような狂乱状態になったディーナ・シーは牛乳を捧げると静まるという。カルシウム足りてないのかな?
- このように様々な説をそれぞれいいとこ取りしたものがマビノギの妖精ディナシーだと思われる。