[星導く天球儀]エリノーラ
プロフィール
アシュレイの姉。魔力がなく魔法が使えないが、槍だけで優れた魔法使いと渡り合うほどの、武術の才能と天性の怪力を持つ。
幼い頃、名家出身なのに魔力がないことで苦しまないようにと養子に出された。自身の境遇を悲観しない一方で、自身を不幸だと考える周囲とのギャップに悩んでいる。
「あなたには、私にできないことができる」
- 綴り(一例):Eleanora
- 出身:魔法の国
- 現在地:
- 性別:女
- 年齢:21
- 職業:槍使い
- 武器:星斗綺槍
- 趣味:天体観測、星占い
- 性格:やさしい
- 一人称:私
- 実装日:2020年4月7日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:炎
- 武器種:
- リーチ:
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
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- SD
- 表情差分
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- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
詳細
- 名前の由来
わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)
メルク「エリノーラさん、どうなのです?」
エリノーラ「……。」
メルク「エリノーラさん……? どうして何も言ってくれないのです?もしかして……、」
メルク「明日の私たちの運勢は、言葉にできないほど悪いのですよ!?」
エリノーラ「いいえ。」
エリノーラ「その逆よ、メルクさん。明日の私たちの運勢は、これ以上ないくらい絶好調。不安なんてどこにもない、素敵な未来が待ってるわ。」
メルク「本当なのです? よ、よかったのですよ~……!」
エリノーラ「不安がらせてしまって、ごめんなさい。言葉を失ってしまうくらい、綺麗な星の並びだったから。」
メルク「気にしないでほしいのですよ。むしろ、エリノーラさんに占ってもらったおかげで明日の出発がずっと楽しみになったのです!」
メルク「エリノーラさんに占ってもらわなかったら、こんなに明日が待ち遠しいとは思わなかったのです。エリノーラさん、ありがとうございます、なのですよ~!」
エリノーラ「ありがとう。私の星占いは、占星術とは違う魔法の裏付けが存在しない曖昧なものだけど……、」
エリノーラ「それでも、わたしは誰かをしあわせな気持ちにできる。そう思うと、すごく嬉しいし、誇らしいわ。」
メルク「占星術、なのです?」
エリノーラ「ええ。魔法の国で、星を使って行う占いと言えば『占星術』という魔法の中の一つを指すことが多いの。」
エリノーラ「私も、エグザグランマ家本家にいる時に少しお勉強したことがあるわ。私には全然使えなかったのだけど……。」
メルク「エリノーラさんには、魔力がないのですよね。」
エリノーラ「ええ。」
メルク「私や主人公さんと同じなのです。」
エリノーラ「ありがとう、メルクさん。私のことを励ましてくれて。」
エリノーラ「けれど、実は私魔力がないことなんて、あんまり気にしていないの。」
メルク「みゅ……、そうなのです?」
エリノーラ「ねえ、メルクさん。どんなに暗い夜空でも、そこには無数の星があって闇夜を彩り、輝いているでしょう。」
エリノーラ「私たちの手では、あの星を掴むことはできないけれど……、」
エリノーラ「たとえば、空の真ん中で輝く旅人星と、その傍の3つの星を結んでみましょう。そうして、あちらの星々とも結んでみるの。」
エリノーラ「そうしたら、何だか魔法使いの帽子みたいに見えてくるでしょう?」
メルク「本当なのです! エリノーラさんは、星座を作るのが上手いのですね~。」
エリノーラ「子供の頃は、よくこうしていたの。」
♪オルゴール
エリノーラ「……魔法が使えなくても、私の心は、この星空を眺めれば満たされたわ。」
エリノーラ「たとえこの手が星に届かず、星海を箒で泳げなくても。私の瞳にはあの輝きが届き、星の導きは占いでなぞることができる。」
エリノーラ「それに、アシュレイが……、私と一緒に瞳を輝かせてくれる弟がいたから。」
メルク「アシュレイさんが……。」
エリノーラ「昔から、私にとってアシュレイは健気で可愛い、大切な弟だったわ。」
エリノーラ「私が星占いの結果が悪いって落ち込んでいた日なんて、魔法で星の並びを変えて占いの結果を変えてくれたのよ。」
メルク「エグザグランマ家の占星術ではそんなこともできるのですよ?」
エリノーラ「ええ。アシュレイは昔から魔法が得意だったの。」
エリノーラ「家の名は違っても、あの子は自慢の弟よ。あの子は誰よりも、魔法が上手に使えて……、」
エリノーラ「その魔法で、人をしあわせにできるの。」
エリノーラ「……お父さまやお母さまは、私のことでずっと心を痛めていらっしゃったわ。」
エリノーラ「私が魔法を使えないことで辛い思いをしていないか。占星術本家、エグザグランマ家に生まれたことでその苦しみが更に重いものになっていないかと。」
メルク「エリノーラさん……。」
エリノーラ「けれど私は、少しも辛いと思わなかった。魔法を使えるようになりたいとも思わなかったの。」
エリノーラ「私にとって、魔法はあの星空のように手が届かなくて当然のものだったから。」
エリノーラ「そんな私を、アシュレイはきらきら輝く魔法で笑顔にしてくれたの。」
エリノーラ「私はあの時、様変わりした星空を見つめていて。けれでアシュレイは、星空を背にして、私を見上げてはにかんで。」
エリノーラ「『僕は、ねえさんをしあわせにできたかな』って、言ってくれたのよ。」
メルク「……エリノーラさんは、アシュレイさんのことを、とっても大切に思っているのですね。」
エリノーラ「可愛い弟だもの。」
エリノーラ「だからこそ、あの子にも気づいてほしいと思うの。」
メルク「何になのです?」
エリノーラ「その魔法は、ただの名家の肩書なんかじゃない類まれな力だということに。」
エリノーラ「その力は、私をしあわせにする力で……、本当は、私以外のいろんな人をしあわせにできる力だってことに。」
メルク「……。」
メルク「……アシュレイさんから、以前聞いたのですよ。アシュレイさんは、エリノーラさんのことで家の人と喧嘩をして、魔法の国を……、」
エリノーラ「そうね、出て行ってしまったわ。」
エリノーラ「けれどそれは、お父様やお母様のせいではないの。あれはきっと、私があの子に、冷たいことを言ったから。」
エリノーラ「……あの子は私のことになると、少しむきになってしまうようだから。私の言葉も穿って考えてしまうくらいに。」
エリノーラ「……。」
メルク「みゅ?それは……、手紙なのです?」
エリノーラ「少し前、おじさまから……、私を引き取ってくださった方たちから、送られてきたの。アシュレイが私に、手紙をくれたらしくて。」
エリノーラ「アシュレイから手紙をもらうのは初めてだわ。今までは、アシュレイ自身が分家まで会いに来てくれていたから。」
メルク「その手紙……。」
メルク「封が開いていないのです。」
エリノーラ「……。」
メルク「……、」
メルク「大丈夫なのですよ。」
エリノーラ「え?」
メルク「星占いの結果は、これ以上ないくらい絶好調だったのです。」
メルク「私にも、エリノーラさんにも、アシュレイさんにも不安なんてどこにもない、素敵な未来が待っているのですよ!」
メルク「さあ、封を開けてみるのです!きっとアシュレイさんが、旅の間で気づいた素敵なことがたくさん書いてあるはずなのです!」
エリノーラ「メルクさん……。」
エリノーラ「ふふ……ありがとう。私、何を不安に思っていたのかしら。」
エリノーラ「あの子はいつだって、私を……、」アシュレイ「『今度、会いに行くよ。』」
アシュレイ「『ねえさんに、いろんなことを謝りたい。それに、いろんなことを話したい。』」
アシュレイ「……この星空を、ねえさんと並んで見上げて。ねえさんと一緒に、星を繋いで。ねえさんと一緒に、手を繋ぎながら。」
アシュレイ「家の名も、魔力の有無も、何もかも忘れて。ただ、ねえさんをしあわせにしたいって気持ちで魔法を使ったあの頃みたいに。」
アシュレイ「ねえさんは、また笑ってくれるかな。」
アシュレイ「…笑ってほしいよ、ねえさん。」
アシュレイ「笑って、俺を叱ってほしいんだ。」 - 人間関係
- アシュレイ:弟
- 登場ストーリー
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等