カリョウヒ

Last-modified: 2023-12-01 (金) 13:54:35

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(かみなり)()()(しょ)(ちょう)]カリョウヒ

 

プロフィール

 雷の化身と恐れられる仙人。自然の気に影響を与える体質で、ひとところに長く留まれば旋風が起こり、雷雲が天を覆いつくす。
 しかしその性格は純粋無垢で、黒王に惚れこんで以来一途に尽くしている。世話をかいがいしく焼いている姿を見たならば、彼女の愛が危ういものだとは想像できないだろう。

 

「おかわいそうに、ヘェイスォさま」

 
  • 綴り(一例):Karyouhi
  • 出身:少数民族の国
  • 性別:女
  • 年齢:450歳
  • 職業:仙術師
  • 武器:天割雷輪
  • 趣味:歌
  • 性格:じゅんすい
  • 一人称:わたくし
  • 実装日:2022年1月31日

ユニット情報

  • レア:☆5
  • 属性:光
  • 武器種:魔法
  • リーチ:中衛
  • スキル
    • 不抗之雷歌

ステータス(外部リンク)

容姿

詳細

  • 名前の由来
    迦陵頻伽(かりょうびんが):仏教における想像上の生物。上半身が人、下半身が鳥で非常に美しい声を持つとされる。
  • 2つ名
    華胥(かしょ):中国に伝わる伝説上の国。蓬莱とかそんなのと同類。
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)

    カリョウヒ「────♪」
    カリョウヒ「永永無窮、寸歩不離……。ある男を慕う華胥鳥がいる。」
    カリョウヒ「昼も夜もないほどに、天に雷雲が立ち込める時も……。華胥鳥は、男の傍を離れない。」
    「イィイ、ハァアアッ!」
    カリョウヒ「あら、もう決着がついてしまった。でも……、」
    カリョウヒ「よかった。ヘェイスォさま、楽しそう。」
    ヘェイスォ「カカカ、ここらの腕自慢どもというだけあって、久しぶりに体が温まったぜ。」
    カリョウヒ「まあ、お顔に泥がはねていますよ。少しじっとしていてくださいまし。わたくしが拭いてさしあげます。」
    ヘェイスォ「お前が、わざわざ手巾(しゅきん)でか?」
    ヘェイスォ「さっきから風が一層強くなってやがるだろう。放っておけば泥の一滴なんぞ、すぐ乾いて落ち……、」
    「っはぁあああああ!?」
    カリョウヒ「つ、つむじ風が、わたくしのヘェイスォさまを巻き上げて……。」
    「ああっ、向こうの林に落ちてしまわれたわ。おかわいそうにヘェイスォさま……。」

     

    カリョウヒ「……沐雨櫛風。男の望む場所が険しくとも、華胥鳥がその翼を貸す。」
    カリョウヒ「ふふ……、でもヘェイスォさまは以前、風の櫛(くし)で髪をすくどころか、林に落ちて、枝で髪をとかれていましたね。」
    ヘェイスォ「……。」
    カリョウヒ「人であった昔と変わらず……、仙の道を歩まれている今も、なんて安らかな寝顔なのでしょう。」
    カリョウヒ「良い夢が見られるよう、もっとお歌をお聞かせ……、」
    カリョウヒ「きゃあっ。」
    「ああっ、ヘェイスォさまがまたつむじ風に……。」
    ヘェイスォ「……。」
    カリョウヒ「よかった、木の枝にひっかかって。今、この華胥鳥めが降ろしてさしあげます。」
    カリョウヒ「……!」
    カリョウヒ「まあ……。雷で枝が焼け落ちてしまうなんて、不運なヘェイスォさま。」
    カリョウヒ「……。この木、こんなに川の際に生えていたの?」
    カリョウヒ「た、大変、ヘェイスォさまが、流されて……。早く後を追いかけなくては。」

     

    クラーリン「……!?」
    「……。」
    カリョウヒ「ヘ、ヘェイスォさまーっ。流された先でもモンスターに跳ね飛ばされてしまうなんて……。」
    カリョウヒ「でもよかった。船の方へ飛んでいかれたもの、もう流されずに済むでしょう。」
    カリョウヒ「きゃっ。ヘェイスォさまが、船荷の隙間に刺さっておられる。今、お助けいたしますね。」
    「荷積みが終わったぞー! もう出て大丈夫だ!」
    「よーし、出港だ! 急ぎの荷物だと聞いているからな、王国まで全速力で行こう!」
    カリョウヒ「そんな、いけません。ヘェイスォさまをまだ……。」
    カリョウヒ「ああっ……。」
    カリョウヒ「……王国で待っていてくださいまし、おかわいそうなヘェイスォさま。」

     

    <紹介所にて>
    ♪君の物語
    カリョウヒ「しかし王国の港に、追いかけた男の姿はなかった。狗頭生角……、荷箱の中に紛れたか。船荷と共に、商人によって運ばれた後だった。」
    カリョウヒ「ああ、ヘェイスォさま……。どこへ運ばれてしまったのでしょう?」
    ユウ「なるほど、人探しをするための協力者を探しているとは聞いていたんですけど……、」
    メルク「そんないきさつがあるとは思わなかったのですよ……。大変だったのですね。」
    ユウ「というかヘェイスォさん、あまりにも不運すぎませんか。つむじ風に巻き上げられたり雷に打たれかけたり。」
    カリョウヒ「ええ……。おいたわしや、ヘェイスォさま。」
    ユウ「ん?でもそんな目にあっても大怪我しなかったのなら、逆に運がいいような気も……。」
    カリョウヒ「うふふ。ヘェイスォさまは、そこらの人間などよりお強い体をお持ちですから。」
    ユウ「そ、そうなんですね……?」
    メルク「なんにしても、そんなにたくさん不運な目にあっているのを見たら、早く安否を確認したい気持ちになると思うのです。」
    メルク「良ければ、私たちにもヘェイスォさん探しを手伝わせてほしいのですよ!」
    ユウ「ちょうど俺たちも旅の仲間を探していたので……。それに商売をしている人の中には知り合いもいますから、少しは力になれるかもしれません。」
    カリョウヒ「ありがとうございます。こうして人手を増やせば、早くお会いできるはず……。」
    カリョウヒ「あなた方も困ったことがあれば言ってくださいね。ヘェイスォさまを探す手が止まらないよう、いつでも力添えしましょう。」
    ユウ「あ……、ありがとうございます? お互い、助け合えたらと思います……。」
    メルク「た、頼りにさせてもらうのです~。」
    メルク「ではさっそくなのですが、探すためにもう少しヘェイスォさんのことを聞きたいのですよ。どんな方なのです?」
    カリョウヒ「うふふ、それはもう……素敵な方です。野を駆け回る獣のように光る眼をお持ちで、はしゃぐと、口をぐっと釣り上げて笑われるのですよ。」
    メルク「ふむふむ、笑顔が素敵な男性なのですね。」
    カリョウヒ「あの笑顔は、魅力のあまりつい歌を作ってしまうほどです。たとえば……。」
    カリョウヒ「────兵荒馬乱、破顔大笑。稲光で、傾いた城が照らされる。」
    カリョウヒ「黒王は眼前に立つ者と一戦交える毎に、遮るものなき笑い声を野辺に響かせる。」
    ユウ「雷が光って城が傾いてるって……、ちょ、ちょっと物々しい雰囲気の歌ですね。」
    メルク「す、全ての意味はつかめなかったのですが、目の前にいる方と戦うたびに、笑う……のですよ。」
    メルク「みゅみゅ、つまり……。戦うのが好きなタイプなのです?」
    カリョウヒ「ええ。戦っている時のヘェイスォさまは心の底から楽しそうで、見ているわたくしも嬉しくなります。」
    メルク「なるほどなのですよ~……? で、ではそれも特徴として覚えておくのです。」
    カリョウヒ「他にも……。ヘェイスォさまは、風流でもいらっしゃいます。」
    カリョウヒ「わたくしの歌声を、声が美しいといわれる伝説の華胥鳥にも劣らないと、そうおっしゃってくださいました。」
    メルク「たしかに、カリョウヒさんの歌声はとっても綺麗なのですよ!」
    ユウ「それに、そんなやり取りができるなんてお二人は仲が良いんですね。」
    カリョウヒ「うふふ、長く共にいますから。」
    カリョウヒ「でも、おかわいそうなヘェイスォさま。こんなに素晴らしい方なのに……、」
    カリョウヒ「その人柄が世に知られることもなく、今もきっと覚めぬ眠りにつかれたままでしょうね。」
    メルク「ちょ、ちょっと待ってくださいなのです。覚めぬ眠りに……って、どういうことなのですよ?」
    カリョウヒ「ヘェイスォさまは、仙となる才なきままに、仙人となられた方。それゆえに、66年に1度しか目覚められないのです。」
    カリョウヒ「ああ、ヘェイスォさまは。おいたわしや、おいたわしや。」
    ユウ「ええっ、66年もずっと眠りっぱなしって……。」
    メルク(……衝撃的なのですよ)
    ユウ(でもたしか……、仙人になることは、長い寿命や力は得られてもデメリットもあるって聞いた気がする)
    メルク(……仙人になる才能がない場合は、そのデメリットがとても大きくなると、私も聞いたことがあるのです)
    メルク「……きっと、よほどの事情があって仙人になられたのですね。」
    カリョウヒ「ええ。ヘェイスォさまは只人でしたから、あのままではいずれわたくしを置いていってしまわれる。」
    カリョウヒ「ゆえに、どうしても仙人になっていただきたかったのです。」
    ユウ、メルク「ん……?」
    カリョウヒ「そこで、わたくしならヘェイスォさまに仙の才がなくとも仙にできますとおすすめしたところ……、」
    カリョウヒ「ヘェイスォさまもより強く、より長く戦いの日々を続けたがっておられたので、頷いてくださったのです。」
    カリョウヒ「でも……。そのように、才がないことははじめからわかっておられたとはいえ……。ああ、おかわいそうなヘェイスォさま。」
    ユウ、メルク「……。」
    「きゃっ!」
    「な、なに? この雷と風……。嵐でも来るのかしら、しっかり戸締りしておかなくちゃ。」
    カリョウヒ「あら……。天気が悪くなっては、ヘェイスォさまを探しにくくなってしまいます。そろそろ行きましょうか。」
    ユウ「えっ、あの、はい……!」
    ユウ(まさか……。ヘェイスォさんがつむじ風で吹き飛ばされたのも……)
    メルク(さ、さすがにそれは! カリョウヒさんのせいじゃない……はずなのです)
    カリョウヒ「ああ、おいたわしやヘェイスォさま。異国の地であっても、退屈な夢を見ないよう……。」
    カリョウヒ「この華胥鳥めがすぐにお傍へ飛んでいき、あなたのお好きな歌を聞かせてさしあげますね。」

  • 人間関係
  • 登場ストーリー
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等

紹介

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