オリジナル
[朔月虹の白蓮]フーディエ
プロフィール
只人ならざる身と力、そして無垢かつ慈悲ある心を持った、不可思議な女性。まるで詩歌を奏でるように言葉を紡ぐ。
万象の移ろいや自然美を愛するが、反面執着や拘泥を知らず、瑣末なことはまるで覚えていられないという。その在りようは夢幻の如く、恐ろしいほど美しい。
「───お傍におります」
- 綴り(一例): Hú Dié/蝴蝶
- 出身: 少数民族の国
- 性別: 女
- 年齢: ?歳
- 職業: 白翅胡蝶
- 武器: 水翅流転
- 趣味: ユエについていくこと
- 性格: じょうひん
- 一人称: 私
- 実装日: 2020年2月29日
ユニット情報
- レア: ☆5
- 属性: 水
- 武器種: 魔法
- リーチ: 中衛
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
- プロフィール等
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
イラスト・X(旧Twitter)へのリンク
詳細
- 名前の由来
「蝴蝶」 中国語で「蝶」の意。
- 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。少数民族3rd読了後を強く推奨します。)
<池の見える庵にて>
ユウ「はぁ~、今日は疲れたなぁ……。もうそろそろ宿に戻ろう。」
ユウ「……。」
ユウ「あれ!?」
ユウ「俺、さっきまで紹介所にいたよな? メルク、これって一体何が起こって……、」
ユウ「って、メルク? こ、ここはどこー? わたしはだれー?」
?「───こんばんは。」
ユウ「うわっ!」
?「───あ。驚かせてしまいました?」
ユウ「い、いえ! こちらこそ、すみません。」
?「───お気になさらず。あなたはお客様なのですから、どうぞお好きに、くつろいでいってくださいね。」
ユウ「え……、」
?「───こちら、お茶です。よろしければ、お召し上がりください。」
ユウ「あっ、ありがとうございます。お言葉に甘えて、いただきます。」
ユウ(って、俺はどうしてお言葉に甘えておもてなしされてるんだ?)
ユウ(そもそも俺、この人に会ったことあったっけ)
ユウ(この場所は……、見たことがある、気がする。ここは確か……)
ユウ「でふぁびしゃっぱ!?」
?「───まあ、お茶が!」
?「もしかして、冷たすぎたでしょうか? それとも、熱すぎたでしょうか?」
ユウ「いっ、いえ! この上なく適温でした!」
?「───それはよかった!」
ユウ「ところでさっきの液体は食用ですか?」
?「───はい?」
ユウ「何でもないです! 忘れてください!」
?「───はあ。」
?「お茶、零れてしまいましたね。お代わりを……、」
ユウ「お構いなく! 一口で十分な味でした!」
?「───まあ……! そう言っていただけると、嬉しいです。」
?「私、お料理が上手くなかったので。」
ユウ「え。」
?「───ですが、あの方に何でも味を見ていただいたり、助言をいただいたりして、お料理が上手くなったのです。」
ユウ「え?」
?「───え?」
ユウ「協力して料理が上達するって、すごく素敵なことですね!」
?「───うふふ、そうですね!」
?「でも、お茶は十分と言っても物足りなくはないでしょうか。水菓子などをご用意……、」
ユウ「とんでもありません! お気持ちだけで結構です!」
?「───そうですか。」
?「忙しなくて、申し訳ありません。お客様をおもてなしするのは初めてで。」
ユウ「は、はあ。」
ユウ「って、そうだ。あの……、俺って、あなたのお客さんなんですか?」
?「───はい。あなたを是非この庵にお招きしたいと思い、わたしがここへ、あなたをお呼びしました。」
?「お礼を申し上げるために。」
ユウ「お礼? でも、俺はあなたと……、」
?「───お会いしたことはないと、申し上げたほうがよいのでしょうね。」
?「私があなたにお礼を申し上げたいのは、あなたとそのお連れ様が、あるお方を助けてくださったことについてです。」
ユウ「その人って……、」
?「───あ、そうでした。」
?「どうか、その方が一体どなたであるかはお聞きにならないでくださいね。」
?「あなたが夢の中でわたしに会ったと、その方には、知られたくないのです。」
♪蓮華宝土
?「───ここは、わたしとあの方の仮宿でした。」
?「わたしとあの方は、ここで出会い、共に暮らしていたのです。」
?「あの方のことばかり、思い返されますね。それまでもわたしは、人世に在ったはずなのに。あの方のこと以外は、何も思い出せない。」
?「何もかも瑣末なことだからと。」
?「あの方の何が違ったのでしょうね。」
?「あの方もまた只人だったのに。」
ユウ「あなたとその人は、どうしてここで出会ったんですか?」
?「───何故なのでしょうね。宿星の因果では、ないと思われます。」
?「ですから、奇縁というのかもしれませんね。」
<回想・薄い月光の差す窓・庵>
「わたしは初めに、この不確かな身に雨が打ち付けるのを厭って、ここへ入ったような気がします。」
「雨が上がりました。」
「けれど、雫の垂れる音がしました。軒の下ではなく、庵の中から。」
「あの方は、雨の夜の暗がりで片腕を押さえてうずくまっていました。」
「身じろぎもせず、声も立てなかった。わたしには、その装束や髪から滴り落ちるか細い雫の音しか聞き取れなかった。」
「肌に触れてみると、血の通う只人とは思えないほど冷え切っていて。」
「わたしは、この男(ひと)は儚いなと思いました。」
「それが何だか、愛おしかったので、傍で見つめていたのです。」
「あの方がぐいと右腕を伸ばしました。」
「何か捕まえようとしているようだったのですが、そこには幽かな月光しかなかったのでその手が何も捕まえられずにいるのを、見ていました。」
「───朔月の光は。」
「常に只人の手からすり抜けていくものだと、わたしだけが知っていたから。」
「その手を握ったのです。」
ユウ「……。」
ユウ「でも……、あなたは、今は一人なんですね。」
?「───ええ。」
ユウ「その人とは、もう会っていないんですか?」
?「……。」
?「あなたは、その人はいなくなってしまったのですね、とはお聞きにならないのですね?」
ユウ「あ……、」
?「……。」
?「───こうして自ら、只人の前に姿を現すことは、わたしにとっては、容易にできることではないのです。」
?「───それに。」
?「会いたくないのです。」
?「わたしは、別れも告げずにいなくなった。」
?「臆病だったから。」
ユウ「……。」
ユウ「あなたは、ずっと迷っていたんですね。」
ユウ「でも、同じように、ずっと傍にいて。」
ユウ「俺は……、」
ユウ「その人は、あなたともう一度会えたらきっと、嬉しいと思ってくれるんじゃないかと思います。」
?「───、」
?「分っております。」
?「だから、どうか。」
?「わたしに時をください。心を決めるまでの時間を。」
?「……、」
?「───可笑しなことですね。わたしは既に永遠を戴いたというのに。」
?「あなた様の前に現れることを、恐れていながら。わたしは……、」
?「あなた様の背から離れることを、もっと恐れている。」
<夜・紹介所にて>
ユウ「……。」
メルク「ユウさん、一体どうしたのですよ?」
ユウ「俺があの夢を見た日も、こんな新月の夜だったなと思ってさ。」
メルク「知らない女の人にお礼を言われる夢、なのです?」
ユウ「ああ。」
ユウ「あの人は……、」
ユウ「……。」
メルク「外で何か、光ったのですよ?」
メルク「月の光が窓ガラスに反射したのです?でも、今日は……。」
ユウ「月が涙を流したのかもしれない。」
メルク「みゅ?」
ユウ「だって、月だって泣くかもしれないだろ。」
ユウ「ずっと出会えなかった誰かと誰かが、もう一度出会えた夜ならさ。」
- 人間関係
- 登場ストーリー
- 国別ストーリー:少数民族の国篇 3rd
- その他プロフィール
- フルネーム:
- 家名:
- 現在地:
紹介
衣装 ver
[月桃の白傍翅]フーディエ
プロフィール
桃源郷の御伽噺を残す、ありふれた人世の片隅。花が咲き、月が満ち、人が夢を見るごとく、その女は現れた。
女はただ、隻白兵と謳われる男に寄り添い、尽きぬ月光の下で微笑んだ。それきりの、ささやかな幸福を愛おしむように。
「───人の世に、夢が在るように。わたしが再び、あなた様の前に在れたとしたら」
- 出身: 少数民族の国
- 性別: 女
- 年齢: ?歳
- 職業: 白翅胡蝶
- 武器: 水翅月華
- 趣味: ユエについていくこと
- 性格: じょうひん
- 実装日: 2024年4月1日
ユニット情報
- レア: ☆5
- 属性: 水
- 武器種: 中衛
- リーチ: 中衛
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
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- SD
- プロフィール等
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
イラスト・X(旧Twitter)へのリンク
備考
- ユニットストーリー
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Tag: 少数民族の国