[水月夜の白煙]リシ
プロフィール
暗器械の工匠。飄々としているが世話焼きでもあり、大雑把な反面、人付き合いには繊細な面も持ち合わせる。気分屋と言われることも多いが、彼をよく知る者は、概して彼を情深いと評するという。
仕事以外では、気の向くままに趣味を作る趣味人。それでできた縁もあるという。
「心を決めるのに道理なんざ要るかい?」
- フルネーム:-
- 綴り(一例):Rishi
- 出身:少数民族の国
- 現在地:
- 性別:男
- 年齢:44
- 職業:工匠
- 武器:暗器械
- 趣味:月見
- 性格:きまぐれ
- 一人称:俺
- 実装日:2020年2月19日
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
詳細
- 名前の由来
中国語で「日蝕」の意。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。)
紹介所のお姉さん「主人公くん、メルクちゃん。この人が、新しく仲間になってくれるリシさんよ。」
リシ「こんちは~。」
主人公「仲間になってくれてありがとうございます。わざわざ俺たちを指名して仲間になってくれたって、紹介所のお姉さんから聞きました。」
メルク「これからどうぞよろしくお願いします、なのですよ~。」
リシ「おう、世話になるぜ。癒術士の坊主と……、」
「まあ、水が喋ってるわ!」
「何かの依り代かしら?」
メルク「みゅわわっ!?リシさん、渋い声かと思いきやそんなにかわいらしい声もお持ちなのですよ!?」
リシ「持ってるよ。」
主人公「何て明白な嘘なんだ……。」
「うふふ、驚かせてごめんなさい?」
「面白そうな方たちだったから、つい。許してちょうだいな?」
メルク「みゅっ!リシさんの後ろから女の子が!」
リシ「こいつらは俺の工房の娘たちさ。こいつらだけ残していくってわけにもいかねえから、連れてきたんだよ。」
主人公「工房?」
リシ「俺は工匠だ。依頼を受けて望みの物を作る。俺がそうしてやってもいいと思った時に限るがな。」
リシ「まあ、俺のことはそんなに難しく考えなくていい。色々作れる器用なおじさんって思っといてくれ。」
主人公「そ、そんなふわっとした感じでいいんですか?」
リシ「え?いいよ。だってお前らが俺に依頼するってわけでもなし。」
リシ「折角、重い腰上げて辺鄙な山ん中から降りてきたんだ。のんびり知らねえ土地巡り、ってのも悪くねえよな~。」
リシ「あ、そうそう!俺足湯とか気になってんだよ~。坊主、足湯あんのってどこだっけ?」
主人公「……俺、この後村はずれまでモンスターを癒しに行くんですけど、頼って大丈夫ですよね?」
リシ「もう行くのかよ!早くね?」
主人公「……。」
リシ「あっ、うそうそ。金もらった分はちゃんとやるって、マジで。」
主人公「……。」
「あんまり誤解されないでね、癒術士様。リシ様はこれでも大真面目なのよ?」
「リシ様は、人との約束事にはとても真摯なお方だわ。ご依頼の契約にせよ、私事の口約束にせよ。」
「あなた方の身をお守りするというお約束でお金のやりとりをするなんて、決してご冗談ではなされないのよ?」
リシ「そうそう。」
メルク「本当なのです……?」
リシ「ほんとだって。」
主人公(本当かな……)
<洞窟にて>
主人公「本当だった……。」
主人公「すごく頼りになったよ!疑ってたのが逆に申し訳なくなってくるよ!」
メルク「みゅ、みゅう……。意外だったのです。いや、そう言っては失礼なのですが……。」
主人公「ま、まあでも、悪いことじゃないよな。リシさんは確かに、あの子たちの言ってた通り、本当は真面目なところもある……、」
リシ「あ~ぁ、きりきり弓射るとからしくねえ真似しちまったな~。実際に戦うのは俺の本分じゃねえんだけどなぁ。」
リシ「あ、坊主。酒持ってない?」
主人公「……。持ってないです。」
リシ「えぇ~。」
主人公「何で持ってるって思ったんですか?」
リシ「ワンチャンあるかと……、」
メルク「ないのですよ!?」
リシ「マジかよ~。帰りの仕事する気なくなったわ。」
リシ「しょうがねえな~、水くんでくるか……。」
主人公「……。」
メルク「で、でも!リシさんは何だかんだ言いつつ、私たちをしっかり守ってくれたのですよ!」
メルク「というか、本当にリシさんにやる気がないのであれば、そもそも私たちの仲間になりたいとは言わないはずなのですよ!」
主人公「そ、それもそうか……。」
主人公「あれ?そういえばリシさんって……、」
リシ「にしても、お前マジですげーのな。」
主人公「え?すごいって、何がですか?」
リシ「癒術だよ、癒術。」
リシ「いっぺん聞いた時は童の作り話かと思ったが、現実なんだな。長く生きてきたが、こんな業を見るのは初めてだ。」
メルク「リシさんは、癒術や癒されたモンスターのことはあまり知らないのですね。」
リシ「工房から離れると仕事にならねえ以上、そう山から降りるこたないんだ。俺の工房の近くには、癒術士がまだ来ていないんだろう。」
主人公「……でも、リシさんは俺たちの仲間になりたいって言ってくれて、工房から離れて、王国まで来てくれたんですよね。」
主人公「それって、一体どうしてなんですか?」
リシ「そうしてみたいって気になったからさね。」
主人公「え?」
リシ「お前らだって、人が人に手を差し伸べる時何かご大層な因果がなけりゃならねえと思うわけじゃねいだろう?」
リシ「そういうことさ。」
主人公「……。」
リシ「ま、強いて言うならあれだ。手紙を見てな。」
主人公「手紙?」
リシ「一人、知り合いがいるんだ。」
リシ「付き合いはそう長くないんだが、まあ前に色々あってな。ぼちぼち付き合ってるんだ。そいつがお前らのことを書いていたんだよ。」
メルク「そうだったのですね~。」
リシ「こいつがなかなか面白い奴でな。かわいがりようがあるっつーか、からかいようがあるんだよ。」
リシ「この前なんか、あいつがろくに博打もやったことねえって言うから賽子を使って賭けをしたんだが……、」
リシ「俺がイカサマしてたって気づいてすげーキレててさぁ!」
リシ「あの好きな目を出せる賽子、結構いい出来だったってのにな~。」
主人公「自分で作ったんですか?」
リシ「匠の技でな。」
主人公「巧みなイカサマじゃなくて?」
リシ「匠の技だよ。」
主人公「……ちなみに、その話はどの辺が面白いんですか?」
リシ「超キレてたところ……、」
主人公「それはごく普通の反応ですからね!?」
リシ「まあまあ、人の話はよく聞けよ。」
リシ「実はな、俺が出会った頃には、そいつは少しも怒らねえ奴だったんだ。」
リシ「それがいつの間にか、黙って恨めしそうな目もするようになったんだぜ。だから殊更、愉快痛快っつーか……、」
リシ「意外だったのさ。こいつも、そいつが寄越してきたんだぜ?」
メルク「杯なのです?」
リシ「ある時、俺があいつに餞をくれてやったら言い値でいいから謝礼を払いたいとか言ってきてな。こっちは餞だって言ってんのに。」
主人公「『言い値』なのに、お金じゃなかったんですね。」
リシ「ああ。」
リシ「あいつは多分、言い値で払うって言った時は言葉通り金を出すつもりだったんだろうな。それが、金より杯がいいって気になったのさ。」
リシ「あいつも変わったんだろ。色々あって。」
メルク、主人公「……。」
リシ「今日は朔月か。水じゃちっとも酔えねえが、悪い気分じゃない。」
リシ「煙になって空へ昇らなくても、こうして手元で、月がよく見えるってのは。」
リシ「あいつもいい趣向を寄越したもんだ。」
主人公「あの、リシさん。」
主人公「リシさんはもしかして、その人が俺たちのことを書いたから、俺たちに手を貸そうって思ってくれたんですか?」
主人公「……、その人からの手紙って、何が書いてあったんですか?」
リシ「あいつと、お前らの旅のことさ。」
リシ「桃源郷へ行ったってな。」
- 人間関係
- 登場ストーリー
少数民族3rd
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等