クトゥベリヤ/クラトェリヤ

Last-modified: 2021-10-10 (日) 01:49:42

クトゥベリヤ(Cthb'liya)またはクラトェリヤ(krat'liya)とは軟体動物の人類種である。
人類としては珍しく高度に発達した魔力生物でもあり、魔術を生身で行使することが可能である。その他にもこの人類種ならではの特徴を数多く持っており、その歴史や文化も謎の多い海の民ながら、航海や漁業などを営む人々にとっての縁深き隣人である。

名称

クトゥベリヤ、クラトェリヤ両方とも他種族の人間……陸棲人類からの呼称が定着したものである。クトゥベリヤが『海神の使徒*1』を意味し、クラトェリヤが『畸形な海の民』を意味する。また、もっと雑に「イカ人」と呼ばれることもある。
彼らの名前の意味を明確に差しているのはクトゥベリヤの方だとされるが、一応どちらで呼んでも構わないとされる。

特徴

クトゥベリヤは成育過程において大きく身体を変化させる変態を行う。時期においてその外見や能力や生活様式もガラリと変わるので、その成長段階別に特徴を解説していく。

まずクトゥベリヤは卵生である。形は楕円形でサイズは最大径45㎝程度。外殻は魔力吸収と伝達の納率が高いジェル状物質であり、中の胎児を観察可能な程には透明性がある。
卵は出産してから一年程度で孵化するとされるが、孵化には適切な温度や酸素や魔力を要するなど、環境を整えなくてはならない。
昔はメスが孵化まで管理していたようだが、現在は海底の群集地に建てられた孵卵槽で一括管理されるという。

幼体

成体

老体


*1 この『海神』は彼らの間で伝えられる神であるとされ、その詳細は不明。