5-7代目キャラクターの行動心理。
メンバー
- ロベリア
- リンドウ
- ローゼ
- ヴィスタ
- ミエル
- リップ
- シリウス
- フェニックス
目次
ローゼ:水商売時期
〈匂い〉
仕事モードの時、ローゼはよく飴を舐めている。その理由は2つ、キスをする時に味が甘くなるからと、他人の口臭を揉み消せるからだ。
彼女は水商売をしている割に他人の匂いが嫌いであり、シャンプーや柔軟剤の所謂『家の匂い』で掻き消していることが多い。
彼女が風呂を好むのもそのためであり、風呂CLなんて以ての外だ。
――他人の匂いとは、意外と簡単に身体に付いてしまう。有られもない場所を好きに触らせていれば、ローゼの匂いが日々移り変わるのも納得が行く。
彼女個人の匂いなど疾うに揉み消されてしまっただろうが、家の匂いはつまり彼女の匂いと一緒の筈だ。家の物に染み付いた匂いは、彼女にとって“自分の匂い”であり、安心するものだろう。
では、同じ物を使い、常に家に居るヴィスタの匂いはどうなっただろう?
最初こそヴィスタは、ローゼとは違う匂いを持っていたと思うが、彼女の家で、彼女と同じ物を使い、食べ、過ごしているなら、何れその匂いは“ローゼの匂い”と同じになる。
それはローゼにとって安心する匂いで、ヴィスタにとって大切な匂いだろう。
―因みに、ローゼが愛用する入浴剤には薔薇の匂いが多い。
〈リボンと三つ編み〉
水商売をしている間、ローゼは家以外で三つ編みを解かない。三つ編みを結い止めているリボンは母・リップから貰ったものであり、それで髪を編み込むことこそが素の自分を隠し、守る方法であるためだ。
ローゼ:ディーラー時期
ディーラーになってからというものローゼは、三つ編みを解き、ミエルを父として認めている。
今ではミエルに対し「父さん」呼びで、普通に詮索も使うし*1、他からも公認親子となっている。
知り合いに対しても素であり、毎日飴を舐めることもなくなった。それらを行う必要が無くなったからだ。
この時期、ローゼは前職や年齢を隠している訳ではない。が、知られて良いという訳でも無いため、真面目に教えることは無いだろう。
知り合いはソレら、況してや違法薬物を乱用していたなんて知りもしない。なので、知り合いにとってローゼは「倹約家のツンデレな先輩」なわけだ。こりゃ萌える。
ヴィスタ
〈配慮〉
ヴィスタはあまり不満や辛さを口にしない。
元からそういった性格なのだが、本人は無意識に“言わない”ことでそれを知り得ないようにしたのだ。辛いことを、辛くないと言い聞かせるようにーーそれは自分に対しての無意識の『配慮』だった。
――ヴィスタは御世辞にも頭が良いとは言えない。それは薬物を服用する以前からの話だ。
勉強よりも、人と接するに当たって必ず行う『配慮』が大の得意である。
彼女は相手側から教えてくれなければ分からないような事を無意識に見抜き、相手を不愉快にさせるような言葉を選ばない。
ローゼとの会話だけ見ていればデリカシーに欠けているように見えるが、それはローゼが『気にしていない事』の域だから言えるだけだ。
彼女はローゼのような、感情等が顔に出ないタイプだろうと関係無く、相手の“顔”が読める。ほんの少しの口角の変化、眉の動きなどから感情の起伏を感じている。そこに少しの推測を混ぜれば『まるで思考を読むような会話』が完成する。
〈変わり者〉
ヴィスタが“変わり者”と評されるのには、主に二つの理由がある。
一つ目は、伝え方に難があること。
上部の言葉から本来の意味を見抜けてしまうヴィスタは、その「言葉」の方ではなく「意味」の方に返答するときが多い。
繕われた言葉の本来の意味、つまりは気を遣って話し掛けてきた子が、本当はあの子と遊びたいのになとか思っていた時、ヴィスタは誘われた「言葉」ではなくその「意味」に、わたしに気遣わないでいいよ、遊んできてって言ってしまうのだ。当然、会話が成立しているようには見えない。
二つ目は、