Rendering/TextRenderer

Last-modified: 2025-01-08 (水) 23:59:55


TextRenderer(テキスト レンダラー)

文字を描画する為のコンポーネント


項目

Enabled:
このコンポーネントを有効にするかどうか。

HighPriorityIntegration:
優先的に処理する。

Trueだと、他の手続型(プロシージャル)アセットよりも優先して処理します。
(このコンポーネントでは、他よりも優先して超滑らかに状態変化させる必要性が薄いので、使用する事は無いでしょう。)


OverrideBoundingBox:
バウンディング計算する代わりに、OverridenBoundingBoxの設定を使用する。

時計等の時刻表示で使用する場合等は高頻度で変化するので、毎回計算するよりも手動で設定しておいた方が良いです。
(バウンディング計算は激重なので高頻度で更新されるものは、なるべく手動で設定しておきましょう。)


OverridenBoundingBox:
バウンディングボックスの設定をする。
(OverrideBoundingBoxがTrueの時に使用する。)

手動で設定する場合は、大き過ぎないように注意しましょう。


Profile:
頂点カラーの色空間。

Profileは3種類(カラープロファイルの詳細は公式Wikiをご確認ください。)

0Linear
1sRGB
2sRGBAlpha(非推奨)

Font:
書体。

初期設定は、RootスロットにあるFontChainコンポーネントが指定されます。
様々なフォントデータを一纏めにして、多言語に対応しています。
また、様々なフォントが含まれるのでデータ容量が17MBぐらいします。
(インベントリーにTextを含むアイテムを保存した時に、アイテムの容量表示が17MB以上になる理由は、このFontChainのアセット容量が表示されているからです。)

フォント等を輸入する際には、必ず利用規約等を確認しましょう。


Text:
文字。

ParseRichText:
装飾。
※スロットの名前に装飾タグを使うとResoniteの一部機能が正しく動作しなくなります。

様々な装飾タグが使用できます。
詳細は公式Wiki「Text Formatting」をご覧ください。


NullText:
TextがNullの時の文字。

Size:
大きさ。

HorizontalAlign:
水平位置。
0Left左揃え
1Center中央
2Right右揃え
3Justify両端揃え

VerticalAlign:
垂直位置。
0Top上揃え
1Middle中央
2Bottom下揃え

AlignmentMode:
位置調整モード。
0Geometric中央
1LineBased下基準

Color:
色。

Materials(list):
Textに適用するMaterialのリスト。

TextUnlitMaterialかUI_TextUnlitMaterialの二択。
マテリアルのOutlineThickness設定で縁取りの設定を変更できる。他にも、縁のボカシ設定等もできる。
フォントやマテリアルの設定を工夫することで、ネオンサイン風にしたり電光掲示板風にしたり、様々な演出ができます。


LineHeight:
行の高さ。

Bounded:
自動折返し。

BoundsSize:
折返す幅と高さ。
(BoundedがTrueの時に使用する。)
スペースがあると、優先的にそこで改行される。

xを0にすると、縦書きっぽくできる。


BoundsAlignment:
位置。

MaskPattern:
伏字。
1文字だけ指定する。「*」を入れるとパスワード入力欄っぽくなる。

HorizontalAutoSize:
高さで文字の大きさを自動調整。

VerticalAutoSize:
横幅で文字の大きさを自動調整。

CaretPosition:
キャレット(カーソル)位置。

脱字符号や文字選択等の項目は、文字編集の際に自動的に処理されます。
手動で制御する場合、「-1」で無し。大着するなら、「10000」ぐらいに設定しておけば、自動的に文字列最後尾にカーソルが来る。


SlectionStart:
選択開始位置。

CaretColor:
キャレット(カーソル)の色。

SelectionColor:
選択時の色。

_legacyFontMaterial:
???

_legacyAlign:
???

BakeMesh()
使用しない。

メッシュをベイクする
使用しない。

レンダラーを設定
使用しない。


使用例

  • コンテキストメニューの新規作成からテキストを選択。
    ベーシック(標準)かアウトライン(縁取り有)を選択して、テキストを新規作成する。
    Text横のペンアイコンを押すと文字編集モードになる。


その他

  • 新規作成でテキストを出すと、テキストレンダラー以外にもGrabbableBoxCollider、コライダーの大きさを自動調節するBoundingBoxDriverコンポーネントが自動生成されます。
    アウトライン(縁取り有)テキストを新規作成すると、TextUnlitMaterialも個別に生成される。
  • Text右横のペンアイコンを押すと文字編集モードになります。Textを選択してギズモを出したりすると、ペンアイコンが消えます。
    (ちなみに、セッション設定を編集モードにしてから、さらに開発者モードをONにするとペンアイコンが復活します。)
  • DevツールでTextを選択してギズモを出して、コンテキストメニュー > ギズモオプション > TextRenderer で文字編集モードにできます。
  • 標準のVRキーボードでは、アルファベットしか入力できません。
    ユーザー製の日本語対応キーボードをお気に入り登録すると、日本語入力もできるようになります。(様々な人が作っているので、色々試して使いやすいキーボードを探したり、自分専用のVRキーボードを作るのも楽しいかも。)
  • 自分でキーボード等を作る際には、文字の入力及び消去を制御できるコンポーネント(Common UIカテゴリー)が便利です。
  • UIX用のTextコンポーネントもあります。