TextRenderer(テキスト レンダラー)
文字を描画する為のコンポーネント
項目
- Enabled:
- このコンポーネントを有効にするかどうか。
- HighPriorityIntegration:
- 優先的に処理する。
Trueだと、他の手続型(プロシージャル)アセットよりも優先して処理します。
(このコンポーネントでは、他よりも優先して超滑らかに状態変化させる必要性が薄いので、使用する事は無いでしょう。)
- OverrideBoundingBox:
- バウンディング計算する代わりに、OverridenBoundingBoxの設定を使用する。
時計等の時刻表示で使用する場合等は高頻度で変化するので、毎回計算するよりも手動で設定しておいた方が良いです。
(バウンディング計算は激重なので高頻度で更新されるものは、なるべく手動で設定しておきましょう。)
- OverridenBoundingBox:
- バウンディングボックスの設定をする。
(OverrideBoundingBoxがTrueの時に使用する。)手動で設定する場合は、大き過ぎないように注意しましょう。
- Profile:
- 頂点カラーの色空間。
Profileは3種類(カラープロファイルの詳細は公式Wikiをご確認ください。)
0 Linear 1 sRGB 2 sRGBAlpha (非推奨)
- Font:
- 書体。
初期設定は、RootスロットにあるFontChainコンポーネントが指定されます。
様々なフォントデータを一纏めにして、多言語に対応しています。
また、様々なフォントが含まれるのでデータ容量が17MBぐらいします。
(インベントリーにTextを含むアイテムを保存した時に、アイテムの容量表示が17MB以上になる理由は、このFontChainのアセット容量が表示されているからです。)フォント等を輸入する際には、必ず利用規約等を確認しましょう。
- Text:
- 文字。
- ParseRichText:
- 装飾。
※スロットの名前に装飾タグを使うとResoniteの一部機能が正しく動作しなくなります。様々な装飾タグが使用できます。
詳細は公式Wiki「Text Formatting」をご覧ください。
- NullText:
- TextがNullの時の文字。
- Size:
- 大きさ。
- HorizontalAlign:
- 水平位置。
0 Left 左揃え 1 Center 中央 2 Right 右揃え 3 Justify 両端揃え
- VerticalAlign:
- 垂直位置。
0 Top 上揃え 1 Middle 中央 2 Bottom 下揃え
- AlignmentMode:
- 位置調整モード。
0 Geometric 中央 1 LineBased 下基準
- Color:
- 色。
- Materials(list):
- Textに適用するMaterialのリスト。
TextUnlitMaterialかUI_TextUnlitMaterialの二択。
マテリアルのOutlineThickness設定で縁取りの設定を変更できる。他にも、縁のボカシ設定等もできる。
フォントやマテリアルの設定を工夫することで、ネオンサイン風にしたり電光掲示板風にしたり、様々な演出ができます。
- LineHeight:
- 行の高さ。
- Bounded:
- 自動折返し。
- BoundsSize:
- 折返す幅と高さ。
(BoundedがTrueの時に使用する。)
スペースがあると、優先的にそこで改行される。xを0にすると、縦書きっぽくできる。
- BoundsAlignment:
- 位置。
- MaskPattern:
- 伏字。
1文字だけ指定する。「*」を入れるとパスワード入力欄っぽくなる。
- HorizontalAutoSize:
- 高さで文字の大きさを自動調整。
- VerticalAutoSize:
- 横幅で文字の大きさを自動調整。
- CaretPosition:
- キャレット(カーソル)位置。
脱字符号や文字選択等の項目は、文字編集の際に自動的に処理されます。
手動で制御する場合、「-1」で無し。大着するなら、「10000」ぐらいに設定しておけば、自動的に文字列最後尾にカーソルが来る。
- SlectionStart:
- 選択開始位置。
- CaretColor:
- キャレット(カーソル)の色。
- SelectionColor:
- 選択時の色。
- _legacyFontMaterial:
- ???
- _legacyAlign:
- ???
- BakeMesh()
- 使用しない。
- メッシュをベイクする
- 使用しない。
- レンダラーを設定
- 使用しない。
使用例
- コンテキストメニューの新規作成からテキストを選択。
ベーシック(標準)かアウトライン(縁取り有)を選択して、テキストを新規作成する。
Text横のペンアイコンを押すと文字編集モードになる。
その他
- 新規作成でテキストを出すと、テキストレンダラー以外にもGrabbable、BoxCollider、コライダーの大きさを自動調節するBoundingBoxDriverコンポーネントが自動生成されます。
アウトライン(縁取り有)テキストを新規作成すると、TextUnlitMaterialも個別に生成される。 - Text右横のペンアイコンを押すと文字編集モードになります。Textを選択してギズモを出したりすると、ペンアイコンが消えます。
(ちなみに、セッション設定を編集モードにしてから、さらに開発者モードをONにするとペンアイコンが復活します。) - DevツールでTextを選択してギズモを出して、コンテキストメニュー > ギズモオプション > TextRenderer で文字編集モードにできます。
- 標準のVRキーボードでは、アルファベットしか入力できません。
ユーザー製の日本語対応キーボードをお気に入り登録すると、日本語入力もできるようになります。(様々な人が作っているので、色々試して使いやすいキーボードを探したり、自分専用のVRキーボードを作るのも楽しいかも。) - 自分でキーボード等を作る際には、文字の入力及び消去を制御できるコンポーネント(Common UIカテゴリー)が便利です。
- UIX用のTextコンポーネントもあります。