【…こんな 醜い姿をもうあなたに見せたくなかった……】

Last-modified: 2025-11-30 (日) 12:01:17

ここではRS2(漫画版)の台詞を解説。

RS2(漫画版)

【漫画版ロマンシング サ・ガ 2】の第2巻における【タニア】のセリフ。
【マーメイド】【宿屋】における静寂は、突如として【皇帝】である【フリーファイター男】【オライオン】の耳だけに届いた呼び声によって破られた。
配下である【宮廷魔術士男】【アリエス】【ホーリーオーダー男】【ゲオルグ】が誰も気づかないその声は緊急事態を知らせる悲痛なもの。
 
現場に駆けつけるとそこにいたのは瀕死の状態になっていた【人魚】【タニア】
彼女こそ【踊り子】の正体であり、自らの住処が【スービエ】に攻撃されているという
彼女はこの報告をした後、オライオンの腕の中で死んだ。
この報告を受けたことで場面は一転してオライオンはスービエ討伐の出撃へ動く。
 
【トバ】の港にて討伐へ向かうシーンでは、最初こそオライオンの個人的な動機だったのだが、ゲオルグからの進言によってここで初めてオライオンは部下を率いる指導者という、自分の命が自分ひとりだけのものではない立場と価値を理解し、名実ともに皇帝となる。
そして彼は先帝【ジェラール】から継承した【伝承法】の力で彼とタニアの仇であるスービエを打倒する。
 
原作との大きな違いは主に、スービエが【人魚の海】を荒らしていたこと、そして人魚の一人にタニアという個人名がつき、人間にあこがれるという独自のキャラクターになっていることである。
また、人魚が国家を形成していたことが語られている。
ただのありのままの姿を「醜い」と言っていた件について、何が動機だったのかはわかっていない。人間にあこがれるあまり人魚という姿を醜く感じたのか、あるいは愛する者の前に傷だらけで姿を見せたことによるものか。
オライオンの耳にだけ声が届いた理由も不明であり、彼の直感だったのか、それとも人魚という種族が縁が深い者にテレパシーのようなものを送る能力が備わっているのかは読者の想像にゆだねられている。
 
ちなみにタニアの存在感を引き立たせるためなのか、この時の皇帝パーティは男性オンリー。
本コミカライズでの男性オンリーパーティは、他にはジェラール政権後期のみである。