【踊り子】

ここでは肩書き・クラスを解説。

• ロールは【踊り子(ロール)】を参照。
• RS2/RS2Rで正体を隠して踊り子をやっていたキャラクターは【人魚】を参照。

RS1

【バーバラ】の【肩書き】。

MS

バーバラの肩書きは旅の踊り子になる。

RS2R

概要

CV：古城門志帆。

リメイク版である本作で、【帝国鍛冶職人】と共に追加されたクラス。
加入条件は【マーメイドの踊り子】のイベント発生後に【マーメイド】の酒場を訪れ、【リコリス】との会話で仲間にする選択肢を選ぶだけでいい。
イベントそのものは単純なのだが、発生条件が【幻の人魚追跡】の完遂であるという点が最大の特徴。
幻の人魚追跡イベントの進行には注意点が多く、事前攻略情報なしだと女性皇帝で踊りを見てしまいそれでイベント終了と勘違いしたり*1、【人魚薬】の材料集めが途中で頓挫したり、年代ジャンプが発生しやすくなった故に気付けば【嵐と沈没船】が発生してイベントそのものが消滅したり、といった具合。
なお、幻の人魚追跡イベントと違って、マーメイドの踊り子イベントは女性の皇帝で会いにいっても良い。
　
1番手であるリコリスの外見は幻の人魚追跡で登場した【人魚】と瓜二つ。
正確に言えば人魚は髪にグラデーションが掛かっているので完全に一致というわけではないが、CGモデルは流用されており、ボイスも人魚と同じ声優である。
かつての人魚と瓜二つの姿をしているリコリスの正体であるが、ゲーム内で明確な答えは示されていない。
上記の内容に加え、エンディングで人魚と踊り子が同時に登場することがない*2など正体を匂わせる描写はあるものの、一応確定ではないため「駆け落ちした皇帝と人魚の子孫」ではなく「人魚の生まれ変わり」「他人の空似なだけで全く関係ない」と解釈するプレイヤーもいるとか。
　
名前は聞きなじみがないものが多いと思われる上、1番手のリコリスが花の名前をイメージしやすいこともあって勘違いしやすいが、全て熱帯魚で統一されている。
中にはダニオという一見すると別のものを想像してしまうものも含まれるが、熱帯魚として綺麗なものばかりなので調べてみるのも一興だろう。
　
普段のセリフは比較的温和ながらも、仲間に加え入れる際は直前のあどけない挨拶とは打って変わって「戦場を舞い、敵を翻弄してみせますわ」と、凛々しく戦う覚悟を伺わせる口調に変わる。
また、接敵時に「あら、素敵なお客さんね」など、皮肉を効かせたセリフもある。

能力

パラメータだけを見てみると理力を除いた【腕力】から【体力】までの5つの能力の合計値は汎用キャラの中で総合トップである。
一番合計値が高い【ダニオ】と【ユリシス】は合計値94で汎用キャラ1位タイ。次点の93が【モーリー】と【プレコ】、そして92がリコリスと【テトラ】といった具合に踊り子だけでベスト5を独占している。
一番合計値が低いのは【ラミレジィ】の90だが、そのラミレジィを上回るのは踊り子以外だと【忍者】の【ナズナ】（合計91）ただ1人。つまり、汎用キャラのパラメータ合計値上位9人のうち8人が踊り子という驚愕の事実である。
　
踊り子の登場により順位そのものは大幅に下げてしまったが、同じく南ロンギット出身の【海女】もパラメータ合計値がかなり高い部類であり、どちらも戦いに無縁な割にパラメータが優秀であるということを考えると、南ロンギットに住む女の子の潜在能力はかなり高いのかもしれない。
パラメータの傾向でいえば【器用さ】と【素早さ】は全員20以上で、テトラは器用さ25、ダニオは素早さ25という全キャラトップタイの値を持つ。
腕力と体力は低めであるが、それでも腕力は概ね15弱、体力も15程度に留まっているので全く当てにならないという程でもない。
　
器用さの高さから小剣や弓に向き、技の閃きも加味するのならダニオとテトラを除く全員が【小剣技】を閃き、ダニオは【弓技】、テトラは【槍技】を全て閃くことができる。
高い素早さを活かして体術を使うというのも悪くなく、適性がないため自力で育て上げる必要こそあるが、スキルレベルさえ上げれば本職は軽く一蹴し、【サラマンダー】と同程度の威力は発揮できる。また専門家溜息案件が一つ増えてしまった…
　
魔力と理力も高めの部類であるため術士としての運用も悪くはない。
【水術】は全員が標準装備で、中には【風術】や【天術】持ちもいるため、クラス内継承を活用すれば3属性を活用でき、【合成術】の適性も高い。
術士として最も高い適性を持つのは魔力と理力が共に20あるプレコだが、理力を気にしないならモーリーも魔力20、リコリス、ユリシスが魔力19である。
クラス内継承だけで【レストレーション】、【太陽風】、【召雷】が使えるのは便利。
冥術や冥術合成術も十分使いこなせ、【理力】*0.7+魔力*0.5の値がプレコ24、モーリー23、ユリシス22と高水準である。(計算後に小数点以下切捨)
　
アビリティの【キャッシュバック】と固有の陣形である【チャームドライブ】もかなり優秀。
キャッシュバックは連携を利用した際に連携ゲージが20%分*3戻ってくる効果で、ゲージを溜める必要こそあるものの、消費量が4/5になる効果に等しいため連携のサイクルを早めることができる。
難易度問わず有用なアビリティであり、取り敢えず連携要員にセットしておけば腐ってしまうこともない。
キャッシュバックはVer.1.1.0でクラスアビリティとしては唯一弱化修正を食らってしまうことになったが、それでも強力なアビリティであることには変わりない。
チャームドライブは素早さを上げつつ、囮役を1人生み出すことができるという本作の戦闘バランスを考えれば使い勝手はトップクラスというこれまた有用。
　
キャラクター性能は全体的にトップクラスに優遇されており、アップデートによる技能成長関連の修正を受けて使い勝手が悪化したクラスも少なくない中、相対的な地位を更に上げている。
クラス内技術継承だけで槍・小剣・弓・水術・風術・天術とステータスと噛み合った技能が揃い、即戦力として加入させやすいのが大きい。
敢えてケチをつけるなら海女よりは大分マシとはいえ、攻撃特化型のクラスには太刀打ちするのは難しく、キャッシュバックそのものも踊り子に利用させるより、もっと攻撃に優れた特化型のキャラクターに使わせた方が有効といったところだろう。
もっとも、それはあくまで突き詰めればという話であり、普通にプレイする分には高難易度であっても十分最終パーティに入れていけるし、いわゆる壊れキャラといった程の性能にもなっていないという事である。

　
耐：体力◆と魔力◆のうち低い方の数値、当クラスの場合は体力◆
体術能力値：[腕力 x 0.7] + [素早さ x 0.5]で[ ] 内は端数切捨、実際は素早さではなく行動速度で算出
冥合成術能力値：[理力 x 0.7] + [魔力 x 0.5]で[ ] 内は端数切捨

リメイク追加クラスのためか、技同士、術同士でLv補正は独立している。
　
キャラクターモデルとしては髪の長さがショートとロング二種（髪の長さは同じだが髪飾りが違う）の3パターン、服の色が「赤と青」「紺と白」「橙と緑」の3パターン。

余談

YouTubeの【サガ公式チャンネル】で公開された「ロマサガ２リメイク開発秘話」での【田付信一】プロデューサーの話によると追加クラス候補の第二案に入れられていた模様で、幻の人魚追跡クリアのメリットが薄かった事で候補の中から唯一採用されたクラスである。

優秀な性能を持ち合わせているというのはそういった難関イベントクリアの報酬という意味合いが強いのかもしれない。
ジェラールでの駆け落ちに成功すればおねショタイベント【王位継承問題】に皇帝として介入することも可能で、その場合は「外の世界にあこがれて田舎から思い切って飛び出したばかりの少女が、すぐに皇帝に即位して他国の重要問題に関わる」というなかなかぶっ飛んだ事になる。

RSU

リベサガ発売直前にリコリスが、発売1周年記念にロリカリアが実装された。
詳細では「ある踊り子に魅了された皇帝が消息不明となったとされる言い伝えもあり、踊り子と恋に落ちた者は災いを被ると噂される。」とある。

ロリカリアのスタイル紹介では自ら人魚と明かしているが、RS2Rとの関連性は現時点では不明。