【ジェラール】

RS2

概要

【バレンヌ帝国】の第2皇子。
父に【皇帝】の【レオン】を、兄に皇太子の【ヴィクトール】を持つ。
勇猛果敢で剣術に優れる父や兄と違い、戦いは苦手であり、動物や読書を愛する優しい性格。
兄であるヴィクトールからは「その学問の才能を内政に活かすべき」と評されていたが、父であるレオンは彼を鍛えるべくモンスター狩りに同行させていた。

序盤における主人公と言って良い立場であり、皇帝がレオンの際も物語はジェラール視点で進行する場面が多い。

序盤のストーリーでは、七英雄であるクジンシーがアバロンに襲撃した際に、兄であるヴィクトールを失う。
その後、弔い合戦と称し父と共にクジンシーの撃破に向かうがクジンシーの必殺技を受けた父であるレオンは致命傷を負う。
父の死の間際に伝承法について聞いたジェラールは胡散臭い話だと感じながらも父の意志を受け継ぐことを決意し、伝承法により父の能力と意思を受け継ぐ。

父の力を受け継いだ彼は不幸にかこつけアバロンを襲撃したゴブリンを鎮圧、その後父と兄の仇であるクジンシーを討伐し、【北バレンヌ】を平定し、父の思いをなすべく【南バレンヌ】へ進出することになる。

その後のストーリーはプレイヤー次第であるが、ジェラールの冒険も長く続く本作の物語でいえば序盤の一片に過ぎない。
大抵の場合、側近の言うとおり運河要塞を攻略した際か、そのまま南進を進め【ルドン】の【宝石鉱山確保】をなした際に彼の冒険は終わりを迎え、後の皇帝に意志を託すことになる。
そういう意味で言えばジェラールの行動圏はおおよそ南バレンヌとルドンくらいで終わってしまうことになる。

もっとも、戦闘回数を調整し、年代ジャンプしないようにすれば世界のほぼ全てを訪れることが可能だし、七英雄のノエル又はロックブーケについては彼で討伐することも可能である。
ただ、ある程度進めると年代ジャンプが発生するというのは不可避であるためジェラールで父の悲願を達成するということは不可能。

なお、ジェラールが皇帝継承してからは皇帝継承による皇帝の変更が解禁されるため、ゴブリン制圧やクジンシー討伐の最中で死亡してしまったとしても、新たな皇帝継承を行いゲームは進行することになる。
縛りプレイ等で特定キャラを皇帝にするプレイの場合、この特性上、アバロンに侵攻してきたゴブリンに殺されることが多い。

そういう意味で言えばジェラールが加入した時点でフリーシナリオは開始しているわけだが、一応、クジンシー撃破まではジェラールが皇帝である場合固有のセリフがある（といっても多少変わる程度だが）。

クジンシーを撃破するまでの彼は白衣のような姿であるが、あまりにも戦闘向きと思えない見た目から、パジャマと揶揄されることがある。
クジンシー撃破後は金色の鎧を着た姿になる。パラメータは何も変わらないが、皇帝として板についてきた、という描写といえようか。
ただ、年表で登場した際には、どちらであっても白衣姿となる。

能力

閃き

戦闘は苦手という言葉に嘘偽りはなく、初期技能はなんと全て0という他のキャラにはない特徴を持つ。
技だけでなく術も何も修得していない状態で始まるため、初期は本当に弱い。
HPもパーティ内でぶっちぎりの最低であり、陣形を乱された状態で戦闘に突入し、攻撃が掠ったら即気絶するくらいには弱く、はっきり言って戦力としては全く期待できない。

閃きタイプはいわゆる術士タイプであり、レオンと違い技をある程度覚えることは可能だが、それでもレオン皇帝時にははっきり言って数合わせくらいの役割しか担えない。
イベントでファイアボールを覚えれば他のキャラには出来ない役回りの担当が出来るくらいだろう。

ただ、戦闘は苦手という割に能力値そのものは実は悪くない。
腕力は帝国軽装歩兵相当にはあり、器用さに至っては帝国猟兵相当。魔力は父には劣るがそれでも高めの水準。
素早さは父よりもだいぶ高いため早めの行動が出来る。体力は低いものの、LPは結構高めであり、体力以外は戦闘が苦手とは思えない水準の能力を持っている。

その為、レオンの力を受け継いだ後はレオンに負けず劣らない活躍が期待できる。

鎧版(没)

内部データとして存在するものの、ゲーム上ではこのデータは用いられない。
唯一、通常のジェラールの見た目が鎧版に切り替わるという形で用いられているだけである。

閃き(没)

IS

英傑