【ホーリーオーダー】

RS2

概要

【カンバーランド】王国の聖騎士団、もしくはその団員の肩書きで、同国の王族も属する。
シナリオ【王位継承問題】をクリアするとカンバーランドは帝国の属国となり、帝国に忠誠を誓ったホーリーオーダー団員を仲間にできるようになる。
　
ただし、同シナリオの展開によってホーリーオーダーの立ち位置が変わり、以下のように主に2つの意味で扱われている。
まず、滅亡前のカンバーランド制圧に成功した場合王女【ソフィア】は聖騎士団ホーリーオーダーを結成し、帝国の手伝いをすると発言する。
一方、カンバーランド滅亡ルートとなった場合王家の人間の中で唯一生き残ったソフィアは【フォーファー】に身を隠しレジスタンスとしてホーリーオーダーを結成。
以後そのリーダーは創設者であるソフィアの名を継ぎ、帝国がカンバーランドを救いに来るその日を待ち続けることになる。
つまり、カンバーランド王族が率いる聖騎士団という点は共通するが、前者は正規軍、後者はレジスタンスとしての意味合いを持つ。
なお、【ロマンシング サ・ガ大全集】によると「民の上に立つ者は相応の実力を持たねばならないという考えから、王家の者は男女問わず聖騎士団ホーリーオーダーとして戦う」とのこと。
王位継承問題の展開やソフィアの発案による新体制のホーリーオーダー以前に、カンバーランドには元々この思想に沿った王家が属する聖騎士団ホーリーオーダーが存在していた可能性も高い。
　
各キャラの名前はキリスト教の聖人や聖職者、聖書の登場人物から。
　
【王位継承問題】は比較的序盤で発生するイベントであるため、加入時期としても序盤であることが多い。
【運河要塞】を【シーフギルド】の力を借りずにクリアした場合は、（【フリーファイター】を除き）最初に加入するクラスとなることも。

外見・衣装

男性の場合は王子風の衣装を着ており、女性の場合はアラビア風の衣装を着ている。

能力

同じクラスではあっても性能は性別で別物となっており、【男性】は物理型、【女性】は術士型のパラメータを持つ。
ただ、男女とも【素早さ】が非常に低い上に固定装備で重量4の【聖騎士の盾】を装備しているため、行動速度は最遅クラスとなっている。
基本的に行動順の遅れに関しては端から遅いものと割り切るしかない、【妖精光】で無理やりフォローするのも手だが、術の選択に影響が出る点には留意する必要がある。
　
聖騎士の盾は盾・ガーダーが防具欄に装備するという仕様のせいで使い辛い本作においては「最も使いやすい」盾となっており、性能自体も中々に優秀。
ただし、盾の宿命として両手扱いの武器や術を使う場合や、【ラピッドストリーム】で戦う場合には発動しない点には注意が必要となる。
　
男性は高い【腕力】・【体力】・【LP】に剣を中心とした初期技能を持つ。
特にイベントにも絡んでくる【ゲオルグ】は剣槍斧の3つの技能を持つ上、補正も+5とかなり優秀。
聖騎士の盾を最大限に活かすためにも基本的にはイメージ通りに【剣技】を使うのがベスト、ゲオルグであれば【斧技】や【棍棒技】でも良い。
一方術は水か【地術】を持っている者が多いが、【ピーター】や【ウルバン】は【風術】を持っているため、キャラによって使える術が異なる。
女性と比べると【魔力】は低いがそれでも並程度はある上に【理力】が低いため、術威力として見れば補助程度に術を使うなら十分実用的な数値となっている。
　
女性は全員斧・水・天Lvの資質を持つ。
こちらも魔力がクラストップで補正も+4のソフィアがやはり強力。
8番手の【マリア】は理力の関係でソフィア以上に術威力が高く、【ライブラ】と並んで全体4位の高さとなっている。
クラス全体で見ても高い魔力・低い理力で統一されており、術威力の平均値は【イーリス】には僅差で負けてはいるものの全クラス2位の高さを誇る。
腕力は低いので初期装備の【棍棒】については補助的に使う程度に留め、術を中心に戦いたいところ。
こちらも聖騎士の盾を装備しているが、男性と違って術がメインとなる以上ただの重しと化しやすいのが難点。
所謂ハズレキャラがおらず天術の威力は全クラスで最も安定しているため、初心者でキャラの差を気にせずとも使いやすいのがメリットと言えるか。
ちなみに、体力はかなり低いがLPは男性ほどでないにせよ高く、女性クラスの中では【インペリアルガード】(女)に次ぐ平均値を持っていたりする。
なお、RS2内では唯一キックした際に片目ウィンクをするというあざとさである。誰だ少々とうがたっているとか言ったやつ
　
男性は閃きタイプと技Lvの資質が一致していないものもいる。
例えば、ゲオルグ・【ポール】・【ジェイコブ】・ウルバンの閃きタイプ9はいわゆる槍斧タイプだが、ポール・ウルバンは対応する技Lvの資質を持っていない。
女性に至ってはソフィア・【バルバラ】・【マチルダ】・マリアの閃きタイプ5はいわゆる棍棒技タイプだが、他の閃きタイプ15はあまり技の閃きに向いていない。
　
陣形である【ホーリーウォール】は後列二人が基本的に狙われなくなる防御型の陣形なのだが、SFC版だと前列三人は説明に反して防御力アップの効果がないため単純に後列二人を守るだけの効果に留まっている。
リマスター版では、後列二人はほとんど狙われないがターゲット率が0%ではなくなった。かわりに前列三人に行動後自動防御の効果が追加された。
　
ただ、ホーリーオーダーを前列に置くと、行動順の遅さ故に恩恵を受けにくい。

男性

女性

RS2(漫画版)

原作通りゲオルグとソフィアが登場。
前者は【オライオン】のパーティメンバーだが後者は回想シーンでのチョイ役。

RS2R

概要

CV：小林親弘(男)、石見舞菜香(女)
　
ホーリーオーダーをカンバーランドが滅亡し復興させてから仲間にした場合、男は原作同様にピーター(年代ジャンプしたらポール)からスタートとなる。
女も年代ジャンプ以外で滅亡からの復興へのイベント中はソフィアだが、クリアするとアガタ(年代ジャンプしたらモニカ)に変更されるようになった。
　
どうでもいいバグだが、女の方はハゲの人間系敵に対して背後からのエンカウントが発生しないバグがある。
【イーリス】の翼によるものが有名だが、こちらも背中から伸びるヒラヒラがエンカウントを防いでくれるようだ。
また、本作でもあるイベントでホーリーオーダー(女)のウィンクを見る事ができる。もうトウが立っているなんて言わせない。
　
原作からの変更点

• 【聖騎士の盾】は着脱可能
• 剣系技能・槍系技能は、それぞれ【剣】技能・【槍】技能に読み替え
• 斧系技能は、男性(【ゲオルグ】)は【斧】技能、女性は【棍棒】技能に読み替え

外見・衣装

原作より大きく変わっている。
特に女性の場合は腰巻きを外したり、カメラアングルから後ろのお尻を見ると黒いスパッツとなる。

• 男
  精悍かつ若々しい印象を与え、ファンタジー世界における戦士あるいは高位の冒険者としての役割を示唆する服装を着用している。
  体格は均整が取れており、過度な筋肉質ではないものの、鎧と衣装の隙間から見える体つきは引き締まった運動能力の高さを推測させるものである。
  ポーズは正面では左手を広げており、何らかの力を発動しようとする、あるいは相手に呼びかけているかのような躍動感を含んでいる。
  色彩設計はターコイズブルー、エメラルドグリーン、オフホワイト、オレンジを基調とし、鮮やかでありながらも落ち着いた、異文化的な神秘性を感じさせるトーンで統一されている。
  また、頻繁に見られるケルティックノットのような装飾紋様は、デザインに連続性と深みを与えており、このキャラクターが属する文化や勢力が歴史と伝統を重んじていることを示している。
  衣装のデザインは、ファンタジーにおける「エルフ」や「森の民」といった自然と密接な関係を持つ種族の要素と、「騎士」や「戦士」の要素を融合させたハイブリッドな美学に基づいている。
  • 頭部と顔立ち：髪型は暗色で、前髪をやや逆立てたようなシャープなスタイルである。顔立ちは直線的で引き締まっており、口元は固く結ばれ、視線は前方をまっすぐに見据える真剣な表情を浮かべている。この表情は、彼の強い意志と使命感を象徴しているものと解釈できる。首元は分厚い布（ストール/スカーフ）によって覆われており、キャラクターの神秘性を際立たせ、顔立ちとの対比を生み出している。
  • 首元とマント：首元から胸元にかけては、オフホワイトの大きなストールが巻かれており、その縁にはターコイズブルーの細いラインが配されている。ストールの上には、エメラルドグリーンを基調としたケルティックノットを思わせる複雑な幾何学模様が施されており、デザインに古代的または神聖な雰囲気を加えている。ストールの中央は、青い大粒の宝石をあしらった円形のブローチで留められており、これが衣装全体における重要なアクセントとなっている。マントは二層構造であり、表面はストールと同じオフホワイトの布地で、裏地には鮮やかなターコイズブルーが使用されている。特に背面には、ストールと同系統の緑色のケルティックノット紋様が大きく描かれており、キャラクターのシンボルとしての役割を果たしている。マントは肩から流れ落ち、右側が長く、左側が短い非対称なデザインである。
  • 胴体と腕部装甲：胴体には、濃い青色と深緑色の装甲が組み合わされている。この装甲は、硬質なプレートアーマーの要素と、動きやすさを考慮した革や布地の要素が混在したハイブリッドなデザインである。特に胸部と腹部の装甲は、有機的で流線形を描いており、無機質な金属感よりも自然や生命力を感じさせる表現となっている。腕部には、上腕から前腕にかけてガントレットが装着されている。ガントレットもまた緑色を基調とし、特に肘周りや手甲部分には青色や白の布、あるいは装飾が組み込まれており、防御力と装飾性を両立させている。
  • 腰部とスカート：腰部からは、青色と白を基調とした複雑な紋様が施された巻きスカート（キルトまたは腰布）が垂れ下がっている。この紋様は、左右対称の曲線と直線を組み合わせたパターンであり、衣装の民族的・文化的な背景を強調する要素である。スカートの下には、濃い色（チャコールまたはダークブラウン）のズボンが確認できるが、これは脚部のアーマーとの視覚的な区切りとなっている。
  • 脛当てとブーツ：脛には、緑色の脛当て（グリーヴ）が装着されている。この脛当ては、中央部分にオレンジまたはテラコッタのようなアクセントカラーのラインが配されており、緑色との補色的な対比により視覚的な魅力を高めている。足元は、膝下までのロングブーツとなっており、こちらも脛当てと同じく緑色をメインに、足首周りに装飾的な布や革の要素が組み込まれている。ブーツのつま先はシャープな形状をしており、全体のスタイリッシュな印象を崩さない。
  • 色彩とモチーフの総合分析：キャラクターの衣装全体を通して、緑色、青色、白の三色が支配的である。緑（エメラルド、オリーブ）は、自然、生命、再生、あるいは魔法的な力を象徴する可能性を示唆する。青（ターコイズ、コバルト）は、水、空、叡智、冷静さを表現し、このキャラクターが精神的な要素や知的な役割も担っていることを示唆する。白（オフホワイト）は、清潔感、純粋さ、あるいは高貴な身分を強調し、特にマントやストールに多用されることで、キャラクターの「光」の側面を表現している。
• 女
  エキゾチックでオリエンタルな雰囲気を持つ、ダンサーあるいは旅人を思わせる衣装を身にまとっている。
  全体的に緑、黄緑、黄色、オレンジといった暖色と中間色が多用されており、特に緑とオレンジの鮮やかなコントラストが目を引く。
  髪は暗めの紫系統で、肌は健康的で明るい色合いである。
  • 髪型：長めの黒紫色（あるいは濃い紫）のストレートヘアで、前髪は目にかからない程度に切りそろえられ、一部が両サイドに流されている。右サイドの髪を耳にかけている様子が見える。
  • 帽子・頭飾り：濃い緑色を基調とした、ターバンと装飾具が一体化したような特徴的なヘッドピースを着用している。頭頂部には丸い宝石のような飾りが施されており、後頭部から薄い黄色（あるいは薄いオレンジ）の透け感のある布地（ヴェール/スカーフ）が垂れている。
  • 顔の印象：柔らかな目元と、穏やかな表情が特徴的である。
  • インナー/ブラウス：黒色でノースリーブの体にフィットしたインナーを着用しており、胸元がV字に開いている。
  • アウター/ベスト：薄い黄色（クリーム色）を基調とし、襟元や前立て、裾などに緑とオレンジ色の複雑な幾何学模様の刺繍や装飾が施されたノースリーブのショート丈の上着（ベストあるいはチョッキ）を重ね着している。
  • ネックレス：首元には、緑色の宝石をあしらったチョーカーと、それよりも長く垂れ下がる数連の細いネックレスを着用している。
  • 腰飾り（ベルト）：オレンジ色の幅広の布地あるいは革製のベルトを腰の高い位置に巻いている。その上から、金色を基調とした細いチェーンのベルトを重ねており、そこから小さなコインのような飾りが垂れ下がっている。
  • 肩布/ケープ：両肩から背中を覆うように、薄い黄色を基調とし、裾がオレンジ色から緑色へとグラデーションしたひし形や花びらのような形状の長い布（ショールあるいはケープ）が垂れ下がっている。布地の端には、フリンジのようなタッセル飾りが確認できる。
  • スパッツ：黒色のショートスパッツを着用している。これは、肌の露出を抑えつつ動きやすさを確保するためのインナーとしての役割を果たしていると考えられるが、このショートスパッツは衣装の大部分を占めるものではなく、主にオーバーパンツの下に着用されるインナーまたは下着として機能している点に注目すべきである。
  • オーバーパンツ（アラビアンパンツ）：ショートスパッツの上から、鮮やかな黄緑色を基調とした、膝下丈のゆったりとした形状のズボン（バルーンパンツやカプリパンツに類似）を着用している。裾は足首の上部で絞られており、複雑な装飾的な切り替えや模様が見られる。
  • 腰布（腰巻き）：中央には、黄色の布地で作られた、前垂れのような短い腰布が巻かれている。両サイドには、薄い黄色とオレンジ色のグラデーションがかった、装飾的な模様が入った長い布（腰布あるいはスカート状の布）が垂れ下がっている。この長い布は、アウターの肩布と同じ意匠である。
  • 腕の装飾：両腕には、黄緑色を基調とした布地で作られた、二の腕から手首にかけての長いアームカバーを着用している。手首部分には、オレンジ色や金色の装飾が施されている。
  • 足の装飾：黄緑色のオーバーパンツの下、ふくらはぎの部分には、緑色の布地を巻き付けたような装飾が見られる。
  • サンダル：黒色と白色の紐や布地を足首まで巻き上げる、グラディエーターサンダルに似たデザインの履物を着用している。ヒールは低めで、歩きやすさを考慮したデザインである。

能力

陣形【ホーリーウォール】の効果が前列3人の物理防御と術法防御アップ、後衛2人の遠距離攻撃アップ＆直接狙われないという本来想定していたであろう挙動になった。
後衛2人に【アビリティ】【ハイドスタンス】がついている陣形と考えて差し支えない。
　
固定装備の概念がなくなった本作では【聖騎士の盾】を外したり別の盾・ガーダーの使用もできる。術使用時に盾が発動するように変更されたのも追い風。
　
男性は全員腕力20以上で前衛向き。閃き面はクラス内技能継承の恩恵が大きく、【ポール】あたりの使い勝手が向上した。
8人目の【クリストフ】まで代替わりさせれば、クラス内技術継承で剣・斧・槍・体術・水術・地術・風術・天術と多彩な補正を得られる。
閃きを割り切るか、閃く必要がない時期になればマルチな活躍をさせることもできるだろう。
【ベネディクト】に大剣の閃きを期待するなら、皇帝として起用している期間に済ませるのがよい。
優秀な前衛クラスではあるが、最終的にはアビリティ【ダメージコンバーター】が空気になりやすく、後半～終盤の物理アタッカーの席は【インペリアルガード】（男）あたりに譲ることになりやすい。
　
女性は全員魔力21以上で後衛向き。アビリティ【回復術の心得】を持つため回復役に向く。
世代交代によるクラス内継承で棍棒・水術・天術の技能レベル補正を受けられる。
アビリティの恩恵を最大限に受けられる【レストレーション】や、有効打の広がる【サイクロンスクィーズ】を使うために、風術も習得・育成しておくといいだろう。
全クラスでも上位の高魔力クラスなのだが、魔力が影響する水術や水系合成術は後半で型落ち気味になるため少々惜しい。
そのままだと【ギャラクシィ】が切り札になるが、早期から加入させられるクラスなのでいっそ水術を捨てて火術を育てていくという手もある。
天・火・風の構成であれば、大ダメージの天火合成術とアビリティで底上げされた【レストレーション】を揃えられる。
　
男女ともに素早さは相変わらず低いので、【龍陣】など行動順固定の陣形を活用したり、行動速度の遅さを活かして後手回復役を務めるなどで活躍できる。
　
耐：体力◆と魔力◆のうち低い方の数値、当クラスの場合、男性は魔力◆が多く、女性は体力◆
体術能力値：[腕力 x 0.7] + [素早さ x 0.5]で[ ] 内は端数切捨、実際は素早さではなく行動速度で算出
冥合成術能力値：[理力 x 0.7] + [魔力 x 0.5]で[ ] 内は端数切捨

あんべよしろうによる設定画

X（Twitter）：y_ambe

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Pixiv：807283

関連項目？

【外見の議論・考察】/RS2R/ホーリーオーダー

IS

男性

女性

ISEC

RSU

男はゲオルグ(2種類)とクリストフ。
女はソフィア(3種類)、アガタ、マチルダ、マリア(2種類)が実装されている。