RS2(移植版&リマスター版)
携帯アプリ移植版で追加された新要素で【アバロン】の施設発注の1つ。
アバロンに植樹を行い、それに伴う果実収穫と観光による収入増を狙うということで、この施設によるメリットは収入が増えるのみ。
城下町の左側の最も下の道路が延びる形で建設されるが、これは原作版で没になった【図書館】の建設位置である。
最初期の収入の増加は2,000クラウンであるが、戦闘回数を重ねる毎に収入が徐々に増えていくが、自然に増えるわけではなく、戦闘回数の条件を満たした上でアバロンの園を訪れることではじめて収入が増える。
アバロンの園の段階が一定に達すると更にアバロンの園を発展させるために2段階の追加投資を必要とするため、最終段階に至るためには合計3回出費を求められる。
移植版では投資を行うことで木の数が増えていく果樹園の様相で、リマスター版ではあくまで一本の樹木が生長していき、農夫や観光客といったNPCが増えていく観光地の様相を呈している。
現在の収入は現地にいるおじさんに話しかけることで確認可能。もちろん、アバロンの園も含めた合計収入は宮殿内の【参謀】から確認できる。
最終段階まで育ちきると12,800クラウンの収入となり、北バレンヌの他の収入が最大5,800クラウンであることを考えると破格といっていい金のなる木である。
元々原作版において序中盤は資金難に陥りやすく*1、資金難を解消するべく導入された要素と考えられる。
しかしながら、その導入経緯とは裏腹にこの施設を序盤に作った場合、むしろ、余計に資金難に陥りやすくなるという本末転倒な事態を招きがちである。
というのも、初期費用が300,000クラウンなわけだが、300,000クラウン支払って作った序盤の収入増加はわずか2,000~2,600に留まるため、元を取ろうとすると150回程度の戦闘を重ねる必要がある。
しかしながら、順当に戦闘を重ねれば、90回戦闘した時点で追加費用である500,000クラウンを求められるので、この段階では元を取るどころか大赤字である。
中盤を超えてくれば、ようやく元が取れるようになってくるが、肝心の序盤から中盤に掛けてはむしろ、初期・追加費用を回収することすらままならないため、はっきり言って作るメリットはそれほどない。
その一方で、終盤は木が生長する為に必要な戦闘回数がかなり多くなってくる為、序盤に作っておかないと最後まで生長しないという事態に陥りがち。
そして、収入が大きく増えた最終盤になると、結局お金にそんなに困っていないという事態に落ち着いてしまう。
もっとも、リマスター版のトロフィー・実績の中にはアバロンの園を最大まで生長させると入手できる「アバロンの大樹」があるため、トロフィー入手の為には一度は作っておく必要がある。
また、追加投資をする前提として、戦闘回数を満たした上でアバロンの園を訪れておかなければならず定期的に気に掛けておかないとならないのも面倒。
上記の通り単に戦闘回数の条件を満たせば自動で収入が増えるというわけでもない。
一応、建設時と追加投資による成長時には1年カウントが発生する為、原作版と比べると3年分追加で年数経過をさせることができるようになったため、【4000年プレイ】における最大到達年数が【4017年】から【4020年】に増えている。
収入の一覧
| 所在地 | 概要 |
|---|---|
| 【アバロン】 | 【クジンシー】討伐クリアー後に玉座に座る |
| 収入 | 概要 |
| +2000 | 第1段階(30万)戦闘回数15 |
| +2200 | 戦闘回数30 |
| +2400 | |
| +2600 | |
| +4000 | 第2段階(50万)戦闘回数15 |
| +4400 | 戦闘回数60 |
| +4800 | |
| +5200 | 戦闘回数120 |
| +5600 | |
| +8000 | 第3段階(100万)戦闘回数15 |
| +8600 | 戦闘回数120 |
| +9200 | |
| +9800 | |
| +10400 | |
| +11000 | |
| +11600 | |
| +12200 | |
| +12800 |
RS2R
| 所在地 | ||
|---|---|---|
| 北バレンヌ | ||
| 情報 | ||
| 入手 | 庭園 | 天空と大地の書Ⅱ、神酒、大地の精気 生命力回復、結界石、自然銀 |
イベントは「アバロンの園建設」名義になった。
クジンシーさえ撃破すれば開始できた移植版・リマスター版と異なり、勢力下の地域が3か所になることで【都市開発】で建設可能となる。
広大な円形の公園の奥の池に囲まれた中央の部分に大樹が植えられる形で方向性としては観光地の趣が更に強くなっているが、観光が目的というわけでもなく、周辺地域の土壌と地質改良を意図し、長い目で見て利益を得るという公共事業である。
本作では木の成長条件が年代経過のみに依存するため、初期に植えたアバロンの苗木が最終的に大樹へと生長する本作のシステムを活かした施設となっている。
建設場所は【アバロン宮殿】と隣接する区画であり、【術法研究所】とは場所が入れ替わる形となっている。
本作では、原作版と比べ収入が1.5倍になっているケースが多いためか、初期の収入は3,000クラウンでそこから1レベル上がる毎に300クラウンずつ増えていく。
最大のレベル16となると収入は7,500クラウンとなり、原作版の最大が12,800クラウンであったことを考えると収入そのものは大きく減っているが、途中で追加投資が必要ないことや、そもそも資金難に陥りにくいバランスとなっていることも相まって作るメリットは原作版よりもむしろ大きい。
Lv15までは普通に柵の中に収まっているのだが、Lv16(最大)で一気に拡大。最終的には周囲の庭園を飲み込むほどの大樹に生長する。
樹高に関しては、幹の半ばの枝分かれしている部分がだいたいそれ以前の段階における頂点となる。橋の手前あたりで樹全体が視界に収まっていたのが、門より手前にまで退かないと樹の頂点付近を目視できないほどに伸びている。
なおここまで生長してもアバロン宮殿からは一切目視できない。大樹がある方向を含めて窓は光で塗りつぶされてるし、正面バルコニーからは角度的に園が見えなくなっているので。
年代経過で徐々に大きくなる都合上、一気に年代ジャンプするとなかなか細かい変化を確認しづらいのが難点。
余談だが、戦闘回数を調整して年代ジャンプ前後でデータロードを繰り返してLv15と16の境目を確認してみると、経過年月にして1ケタ年しか過ぎていないのにある年を境に幹の横幅がいきなり約5倍に膨らむといったすさまじいというか異常な生長速度を目にすることができる。
もっともこれはプレイヤー視点の話であり、作中ではちゃんと経過年月に応じてじっくり生長していったものと思われるが……。何にせよ、この段階で生長が止まるのはアバロンにとって幸いと言えるかもしれない。
庭園の池には見えているのにたどり着けない宝箱が最初期から存在するが、これは樹が最大レベルまで生長すると根が足場に届き取れるようになる。
中身は【光の壁】の合成術解禁に必要な魔術書である【天空と大地の書Ⅱ】であり、これを入手することが一種の目的といってもいい。
というか、誰がそこに宝箱を置き、ご丁寧に何百年も放置することにしたのだろうか。
ちなみに本作では生長そのものは年代経過で勝手に行われていくが、建設完了後のアナウンスが出現してから、アバロンの園に移動して初めて建設完了となり生長を始めるようになる。
特に周回プレイだと、最終的に光の壁の魔術書が取れるようになるまでは訪れる必要性も薄いので放置しておくと、全くアバロンの園が生長していないということも起こりかねない。
当然ながら【最終皇帝】の代となるともはや生長が見込めないので、この時点で光の壁の宝箱が取れる段階まで生長していないともはや手遅れである。
下記のとおり、最大生長には最低でも2回の年代ジャンプが必要となるので、遅くとも最終皇帝の2つ前の時代までには建設完了を確認しておく必要がある。
レベルは全部で16段階あるのに対し、1世代で2ずつレベルが上がっていき、1回の年代ジャンプにおける最大加算レベルは8であるため、大抵の場合、2回の年代ジャンプでLv.1→Lv.9→Lv.16と最大まで生長しきってしまうことになる。
最大レベルである16以外の偶数レベルについては実際にはそのレベルになることがない上、1世代だけの年代ジャンプを繰り返す事も出来ない為、全ての生長段階を確認しようとするとかなり大変かつ1周回では確認できない。
本作ではこの施設単体についてはトロフィー・実績の条件になっていないものの、アバロンの園も含め全ての施設を最大レベルにすることで「麗しの都アバロン」のトロフィーを獲得できる。
収入一覧
| 所在地 | 概要 |
|---|---|
| 【アバロン】 | 勢力下の地域が3か所 |
| 収入 | 概要 |
| +3,000 | Lv.1(30万) |
| +3,300 | Lv.2 |
| +3,600 | Lv.3 |
| +3,900 | Lv.4 |
| +4,200 | Lv.5 |
| +4,500 | Lv.6 |
| +4,800 | Lv.7 |
| +5,100 | Lv.8 |
| +5,400 | Lv.9 |
| +5,700 | Lv.10 |
| +6,000 | Lv.11 |
| +6,300 | Lv.12 |
| +6,600 | Lv.13 |
| +6,900 | Lv.14 |
| +7,200 | Lv.15 |
| +7,500 | Lv.16(MAX) |