RS2/RS2Rの世界
【北バレンヌ】—【南バレンヌ】—【ルドン】—【カンバーランド】—【ステップ地方】—【サバンナ地方】—【サラマット地方】—【北ロンギット】—【南ロンギット】—【コムルーン島】—【メルー】—【ヤウダ王国】—【ナゼール】—【氷海】—【アウストラス】—【トーレンス】
RS2
概要
世界の北西に位置する地方。
半島の先に位置し、南は南は【南バレンヌ】、東は【オレオン海】を介して【カンバーランド】や【ステップ地方】と繋がっている。
【皇帝】が統べる【バレンヌ帝国】の首都【アバロン】はこの地方にあり、物語開始時点では【詩人】が歌うように、バレンヌ帝国は北バレンヌの小国に成り下がっており、オープニングでは既にソーモンがクジンシーの侵攻を受けて陥落しているという状況から始まる。
本作ではフリーシナリオシステムが採用されているが、北バレンヌの物語は事実上のチュートリアルといってよく、ほぼほぼ一本道。
皇帝も初期はレオンで固定であり、ジェラールが皇帝継承になって初めて任意の皇帝継承が解禁される。
最終的にソーモンにいるクジンシーを撃退して北バレンヌを統一し、領土化することで初めて他地域への進出が可能となる。
メインとなるイベントは北バレンヌ統一までだが、その後も時折イベントが発生することがあるのも特徴的。
特に、最終皇帝が登場した後で発生する2つのイベントはどちらも北バレンヌが舞台となる。
帝国の本拠地ということもあってか収入は全地域の中でトップ。
というよりも、ゲーム開始時点のアバロンだけでも収入が4,000もあり、この時点で北バレンヌ以外のどの一地域よりも高収入である。
その直後に【クジンシー】の襲撃で1,000減るが、その前の【ウオッチマンの巣】攻略で400増えているので、一番収入が少ない時でも3,400は確保されている。
最終的な収入はSFC版であれば7,200クラウンだが、リマスター版ではアバロンの園があり、なんと最大20,000クラウンとなる。
街・ダンジョン
RS2R
本作でも地方としての立ち位置は同様。
原作との違いとして、【封印の地】にはかつて【古代人】を苦しめた【ターム】が封印されている設定になっており、その点から北バレンヌは古代人とタームの主戦場であった可能性があり、古代人が住んでいる場所が北バレンヌから最も離れた地域である【トーレンス】であるのも、タームから少しでも遠い場所に居を構えたためかもしれない。
レオンがモンスターを封印することから物語が始まるのは本作でも同様だが、帝国が封印の地という場所をどのように認識していたのかは不明。
最初から石扉が存在するため、明らかに自然に生成された場所でないことは流石に認識されているのだろうが、このような強大なモンスターが封印されていたという伝承が存在するのか、はたまたちょっとした脅威程度のものがかつて封印されたらしいと語られている程度なのか、ただの旧跡に過ぎないのかはゲーム内では一切語られることはない。
かつて七英雄を苦しめたタームが現代でいうところの北バレンヌから発生したのだとすれば、現代において七英雄に対抗する帝国が北バレンヌにあるのも何か因果めいたものを感じずにはいられない。