【シルマール】

SF2

概要

【ナ国】の首都【グリューゲル】出身の術士。
　
幼少期の【ギュスターヴ13世】の家庭教師としてフィニー王国に仕えたことから、彼の成長に深く関わる事となる。
ギュスターヴがアニマを持たないことを見抜けず、彼が王位継承の儀に失敗した際は教師を辞すが、その後も追放される彼を【南大陸】に逃がすなど、彼の庇護者、導師として関係を深める。
後にギュスターヴが自身を追放した故郷【フィニー王国】を攻める際には、「アニマを持たない彼がどこまでやれるのか見てみたい」との思いを口にする。
　
稀代の大術士でありながら驕ることのない穏やかな人柄。
しかし、自身の興味を優先して職を辞した国の後継者問題に介入したり、当事者や本来の所有権者にも重要情報を伏せる過度の秘密主義など、あの世界の術者らしい側面も随所に見られる。
　
直接の弟子には【ヴァンアーブル】がいるが、一時期行動を共にしていた作中屈指の毒舌家【ナルセス】にも「先生」と呼ばれている。
また、血気盛んな時期に蛮勇を諫められた【ネーベルスタン】も大成した後も「先生」と呼び慕っており、仕えていたワイドを騙し取ったギュスターヴに彼が協力したのもシルマールの説得による*1。
　
バトルキャラとしては、固定装備の【シルマールリオン】と、体術とアニマを合わせた独自の武術【樹気掌】【石の拳】の存在が特徴的。
シルマールリオンは樹と石の複合アニマを持ち、ツールでありながら耐久無限。
また、本作で一部のキャラのみが体術を使えるシステムとなっているのは、該当者のみ体術用の隠し武器【カイザーナックル】を所持しているためであるが、シルマールに関しては体術用武器が【ゴッドハンド】という独自のものとなっている。
そして、樹気掌と石の拳はゴッドハンドの固有技であり、かつこれらの要求アニマはシルマールリオンで確保されるため、彼独自のマジカル体術は表と裏の固定装備によって実現されているのである。
ちなみに小林原画ではガッシリした手と広い肩幅を持つ逞しい男性として描かれており、ゲーム上のグラフィックとだいぶ雰囲気が異なる。リアルではモンクタイプ。
　
オリジナルでは1245年（49才）までの登場だが、リマスター版では最晩年のイベントが追加され、齢100才にしてアニマが離れる様子も描かれることとなった。更に98才という高齢で自らの拳を振るって戦う姿も見ることができ、壮年の姿が描かれたヴァンアーブルと違い没するまで一切見た目が変わらない。
後年の出来事を踏まえると、表向きは死亡した形で身を隠し、後世において当人が生存していた痕跡を見つけ、そこから歴史を覆す史実を発見したのであろう。
　
名はフランス語の「ciel（空）」と「mer（海）」を組み合わせたもので、弘法大師こと空海が元ネタ。
リマスター版に関するインタビューでの河津氏の評も、便利な人・あの世界の超能力者・水の上を走っても全然驚かない・困ったときのシルマール先生、といったもの。
彼があまりの高齢で戦闘に加わる件についても、年代を早めればミーティアが1桁の年齢になってしまうため。彼はたぶんアニマを操って長生きしているという。
享年100歳という部分でも、その効力が100歳までというのは確かである。その上でもPW設定では彼より長生きした男が居るのも驚き。
さらにPW設定では、【故郷を離れて】で船着場の見張り兵を眠らせた術は、【スリープ】などではなくツールもクヴェルも用いずに放った術であるとのこと*2。完全に人間離れした力量の持ち主である。

能力値

成長率

修得術

年表

IS

ISEC

RSU

サガ魂限定のSS[ギュスターヴを知って]、SF2発売記念2025のSS[アニマの導きのままに]が実装。
[ギュスターヴを知って]は【樹気掌】、【スポイルウェイヴ】、樹気掌の強化版である原作未登場技【樹気渾身撃】が使用可能。
[アニマの導きのままに]は、3つの技が全て補助技で構成されているという珍しい仕様。