【ラウプホルツ制圧作戦】

Last-modified: 2025-11-02 (日) 01:34:12

SF2(リマスター版)

年代1261年
テキストギュスターヴはグラン・ヴァレを超え南大陸進出を目論む。
所在地概要
【グラン・タイユ】ギュスターヴ13世のパーティで霧の谷を突破
ヨハンとヴァンアーブルのパーティで兵士たちを倒す
最後に13世・ヨハン・ヴァン・ネーベルスタンでボスを倒す

ギュスターヴ13世は自らの帝国でのんびり構えている性格ではなかった。
興味あらば自分の可能性を試すために何かをしようと外に出たがる。
しかし今回はそれがグラン・ヴァレへの進出だったのだから、他国へ攻め込みに行くわけで穏健派としてはたまったものではない。
ケルヴィンは賊や魔物の駆除といった領内の安定を優先させるべきと主張。
谷を抑える意義はムートンも認めるところだが、ネーベルスタンが実行の困難さを理由に制止する。
 
無事お流れとなるかと安堵したところ、ヴァンアーブルがまさかの耳打ちを始める。
それによりヨハンの知っていた【霧の谷】の抜け道を突破して挟み撃ちにして騒ぎを起こし、その隙に主力部隊で【石橋】を制圧してしまう計画が立案される。
陽気な旅人に扮したヨハンとヴァンが術師隊を率いて正面を担当。
抜け道突破は鋼鉄兵とフリンを率いたギュスターヴ本人が(ケルヴィンの反対を押し切って)担当することに。
主力部隊はネーベルスタンが率い谷の近郊に控えていた。

シナリオ説明では南大陸進出とあるが、正しくは東大陸南方・ラウプホルツ領及びヴァイスラントとなる。


【ギュスターヴ13世】のハン・ノヴァ統治時代の追加シナリオ。
【谷の男爵】が統治する【石橋】を突破するとそのまま【グラン・ヴァレ】を制圧。
そのままラウプホルツを臣従させる事にも成功したが、深い遺恨を残しほんの数年後にはグラン・ヴァレを奪還され、【グラン・タイユ】全体の征服はできなかった。
その後も続いた小競り合いは【メルツィヒの変】にも繋がっていく。
 
このシナリオでは【ワイド奪取】ではまともに戦う力の無かった【フリン】も、強力な固定装備を引っさげて戦う姿を見ることが出来る。
ギュスターヴ編としてはかなり珍しい、本格バトルシナリオに仕上がっている。
ちなみにオリジナルでは【暗殺者ヨハン】の後の自由行動でしか仲間に出来なかったヴァンが仲間になるため装備とロールの回収忘れの恐れが減った。
おそらく救済措置も兼ねた追加シナリオと思われる。
一応【ミーティアの師とその師】でもヴァンは加入するのでなお安心である。
水鏡は是非とも回収したい。


リマスター版のインタビューによれば、PS版の段階でほぼ構想が出来上がっていたシナリオであり、テキストはほぼ河津氏によるもの。
ただ対応するボスエネミーを用意できなかったことから実装が遅れた結果、納期の都合で没になっていたとのこと。
 
つまりこれがPS版の段階で実装されていたら、PWの【第一次南方遠征】【第二次南方遠征】【第三次南方遠征】【第四次南方遠征】【第五次南方遠征】および【グラン・ヴァレ攻防戦】【アドラー川の戦い】【赤天馬】のエピソードや、アルティマニアの「ギュスターヴ13世は特に南方進出を考えていたわけではない」という設定は、軒並み存在しなかったことになる。

メインキャラクター

人物年齢HPLPWPJP
最大回復最大回復
【ギュスターヴ13世】413611780300
【フリン】392592238100
【鋼鉄兵】312811138000
【鋼鉄兵】312811138000
【ヨハン】182336662571
【ヴァンアーブル】1427111302303
【ネーベルスタン】5643810363661

余談

PW設定でもハン・ノヴァ統治時代にラウプホルツ方面への遠征を繰り返している。
本シナリオは「第三次南方遠征」に相当するが、その経過はかなり異なる。